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春日部共栄監督らに謹慎処分、センバツでベンチ不可

日本学生野球協会は1日、都内で審査室会議を開いた。春日部共栄(埼玉)の本多利治監督(61)は「監督の暴力(部内)および報告義務違反」で1月12日から5月11日までの4カ月間、松山聖陵(愛媛)の荷川取秀明監督(37)も同理由で1月26日から3月25日までの2カ月間、それぞれ謹慎処分となった。

また、龍谷大平安(京都)の野球部顧問も部内暴力で昨年12月14日から今年3月13日までの3カ月間の謹慎処分に。2月18日の登録締め切り時が謹慎期間にあたるため、3人とも選抜高校野球(3月23日開幕、甲子園)でベンチに入ることはできない。

また、帝京五(愛媛)の監督(51)は暴力やハラスメント行為が上申され、昨年12月19日から今年4月18日まで4カ月の謹慎に。高校では部員の盗撮行為も2件、処分対象となった(校名は非公表)。大学では、岐阜経済大で未成年部員44人の飲酒が発覚し、昨年12月12日から今年3月11日まで3カ月の対外試合禁止処分となった。

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松山聖陵監督の処分案 2・1審査室会議に上申へ

第90回選抜高校野球大会の開会式(2018年3月23日撮影)

日本高野連は30日、大阪市内で審議委員会を開き、松山聖陵(愛媛)の男性監督(37)が1年生部員の頭を小突くような行為をしていた件について、同監督に対する処分案を2月1日に開かれる日本学生野球協会審査室会議に上申することを決めた。処分案の内容は明らかにしなかった。

松山聖陵は第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)への出場が決まっているが、出場には支障はない見通し。

センバツ出場校が発表された25日の夜に、映像が動画投稿サイトで公開され、同校は県高野連に報告していた。渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えている」と話していた。

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松山聖陵監督の「指導」 部員が撮影しサイトで公開

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)への出場が決まった松山聖陵(愛媛)の男性監督(37)が1年生部員の頭を小突くような映像が動画投稿サイトで公開されていることが28日、明らかになった。出場校が発表された25日の夜に投稿され、26日に把握した同校はすぐに県高野連に口頭で報告。この日、報告文書を提出した。

昨年9月ごろ松山市内の野球部寮で別の選手が隠れて撮影。野球部関係者は「野球に関してではなく、宿舎での生活に関して規律違反があったことを指導した」と説明し「映像を見ていただいて、判断は高野連にお任せする」と語った。同監督は同校の調査に「厳しい指導を反省する。今後は説諭する指導をしたい」と話しているという。

渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えている」と話した。監督は野球部の指導を続けるという。

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ロッテドラ1藤原は2、2位東妻は24/背番号

ZOZOマリンスタジアムの施設見学で、グッズ売場を見るドラフト1位の藤原(撮影・柴田隆二)

ロッテは4日、ドラフト会議で指名した新入団選手人選手の背番号を以下の通り発表した。

<ドラフト1位>大阪桐蔭・藤原恭大外野手【2】

<同2位>日体大・東妻勇輔投手【24】

<同3位>早大・小島和哉投手【43】

<同4位>明桜・山口航輝外野手【51】

<同5位>亜大・中村稔弥投手【48】

<同6位>習志野・古谷拓郎投手【65】

<同7位>ホンダ・松田進内野手【50】

<同8位>松山聖陵・土居豪人投手【69】

<育成1位>徳島インディゴソックス・鎌田光津希投手【121】

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ロッテ8位土居豪人「子どもたちの目標の投手に」

ロッテからドラフト8位指名された松山聖陵・土居豪人投手(18)が21日、愛媛・松山市内のホテルで契約金2000万円、年俸440万円(金額は推定)で契約した。

長身から投げ下ろす最速148キロの直球を中心に組み立てる投球が魅力。「今日はとても緊張しましたが、無事に契約することができてホッとしています。まずはトレーニングをしっかりと行い、プロで通用する身体をつくっていきたいと思います。将来は子どもたちから目標とされるような投手になりたいです」と話し、ロッテで一番好きなお菓子にはトッポを挙げた。

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ロッテ8位土居「しっかりと体づくり」指名あいさつ

ロッテのドラフト8位、松山聖陵・土居豪人投手(右)が指名挨拶を受けた。左は黒木担当スカウト

ロッテからドラフト8位指名された松山聖陵・土居豪人投手(18)が1日、愛媛・松山市内の同校で永野チーフスカウト、黒木担当スカウトから指名あいさつを受けた。

長身から投げ下ろす最速148キロの直球を中心に組み立てる投球が魅力。潜在能力の高さが期待されている。土居は「まずはしっかりと体づくりをしてチームから信頼され、どんな状況の中でもマウンドを任され、その期待に応えられるような投手になりたいです」と意気込んだ。

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新田、完敗でまたも夏の甲子園初出場ならず/愛媛

準優勝の新田・田井主将(左)と藤井は悔しそうな表情(撮影・近間康隆)

<高校野球愛媛大会:済美8-2新田>◇27日◇決勝◇坊っちゃんスタジアム

 新田の悲願の初出場は、またしても阻まれた。

 3回まで6奪三振と好調だったエース田井惣士主将(3年)が4回に先制を許すと、5回に満塁本塁打、6回には3ランを浴びて降板。打線も、6回に3番川崎大悠二塁手(3年)の2点右前打で反撃するのがやっとだった。

 2度出場しているセンバツでは、90年の準優勝で強烈な印象を残した。しかし、夏は2年前にアドゥワ誠(現広島)がエースだった松山聖陵に決勝で競り負けるなど、ここ15年で4度目の準優勝と、いまだ甲子園の出場経験がない。田井主将は「最後の最後に勝ちきれる強さを、後輩には身につけてほしい」と託した。

済美戦に先発した新田・田井投手(撮影・近間康隆)

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夏の高校野球地方大会ガイド/展望、組み合わせなど

<第100回全国高校野球選手権地方大会>

 第100回全国高校野球選手権の地方大会。全国56地区の展望などを随時掲載。

北北海道=開催中

【大会期間=6月23~7月20日】

【春季大会優勝=札幌第一】

【昨夏代表=滝川西】

【展望】

旭川勢が中心となりそう。昨秋北海道大会準Vの旭川実は4番吉田将伍外野手(3年)が中心の強力打線が持ち味。旭川大高は最速146キロのエース沼田翔平投手(3年)がけん引する。2年ぶりの甲子園を狙うクラークや春の道大会8強の士別翔雲が続く。

南北海道=開催中

【大会期間=6月23~7月21日】

【春季大会優勝=札幌第一】

【昨夏代表=北海】

【展望】

春季北海道大会優勝の札幌第一が好調で、主砲の柴田颯内野手(3年)を軸とした打線に加え課題の投手陣も厚みが増した。5年ぶり優勝を狙う北照、センバツ出場の駒大苫小牧、夏3連覇中の北海もおり混戦は間違いない。

青森=参加59校

【大会期間=7月9~21日】

【春季大会優勝=八戸学院光星】

【昨夏代表=青森山田】

【シード校=八戸学院光星、弘前東、弘前工、青森、百石、青森山田、三本木、大湊】

【展望】

春の県大会で優勝し、東北大会で2勝の八戸学院光星が本命。県準優勝で同じく東北大会で2勝した弘前東が続き、初出場を狙う。昨夏王者の青森山田、八戸工大一、弘前学院聖愛や春県3位の弘前工や同4位の青森も可能性はある。

岩手=参加66校

【大会期間=7月6~19日】

【春季大会優勝=花巻東】

【昨夏代表=盛岡大付】

【シード校=花巻東、専大北上、盛岡中央、盛岡三、福岡、一関学院、花巻北、水沢】

【展望】

今春のセンバツ8強の花巻東が頭1つ抜けている。春県準優勝の専大北上、同8強の一関学院が続く。盛岡大付はノーシードから夏3連覇を狙う。最速153キロ右腕・佐々木朗希(2年)擁する大船渡は初戦で第4シードの盛岡三と激突し、注目が集まる。

秋田=参加44校

【大会期間=7月11~21日】

【春季大会優勝=金足農】

【昨夏代表=明桜】

【シード校=金足農、由利工、明桜、大曲、大曲工、大館鳳鳴、能代松陽、大館桂桜】

【展望】

最速147キロのエース吉田輝星投手(3年)を擁し、19年ぶりに春を制した金足農が本命。昨夏の県決勝で右肩を亜脱臼した明桜の山口航輝投手(3年)は4番で本塁打を量産。昨秋王者の能代松陽、今春のセンバツに21世紀枠で出場した由利工が続く。

山形=参加48校

【抽選日=6月28日】

【大会期間=7月12~25日】

【春季大会優勝=羽黒】

【昨夏代表=日大山形】

【シード校=羽黒、山形中央、山形城北、創学館、酒田南、日大山形、東海大山形、酒田光陵】

【展望】

3季連続甲子園を狙う日大山形が最有力。春は県8強で終わったが、地力はある。春の県大会で優勝し、東北大会でも1勝を挙げた羽黒が続く。春県準優勝の山形中央、同3位の山形城北、鶴岡東、部員間暴力で春を辞退した酒田南も力がある。

宮城

【大会期間=7月14~28日】

【春季大会優勝=東北】

【昨夏代表=仙台育英】

【シード校=東北、古川学園、利府、石巻、東陵、柴田、角田、仙台二】

【展望】

春の県大会を制した東北が本命。その後の東北大会は1番杉沢龍内野手(3年)が4本塁打を放ち、準優勝に導いた。半年間の対外試合禁止処分が解けた仙台育英はノーシードから2年連続出場を狙う。古川学園、利府、石巻、仙台三にも力はある。

福島=参加78校

【大会期間=7月7~22日】

【春季大会優勝=聖光学院】

【昨夏代表=聖光学院】

【シード校=聖光学院、福島商、光南、磐城、学法石川、湯本、小高産業技術、いわき光洋】

【展望】

聖光学院の夏12連覇に死角はない。センバツ出場後に右肘を再手術したエース衛藤慎也(3年)が春の東北大会で復帰し、万全の状態だ。私立勢では学法石川、日大東北、公立勢では磐城、光南、いわき光洋が打倒聖光に燃える。

茨城=参加98校

【大会期間=7月7~25日】

【春季大会優勝=常総学院】

【昨夏代表=土浦日大】

【シード校=常総学院、明秀学園日立、霞ケ浦、水戸商、日立一、藤代、土浦日大、取手一、日立北、水城、鹿島学園、取手松陽、つくば秀英、つくば国際大土浦、土浦湖北、石岡一】

【展望】

今センバツ16強を経験したプロ注目右腕細川拓哉投手(3年)、増田陸遊撃手(3年)擁する明秀学園日立が有力。春季関東大会4強の常総学院も、2年ぶりの甲子園出場へ燃える。通算本塁打56本の小林俊輔外野手(3年)率いる水戸商にも注目。

栃木=参加59校

【大会期間=7月6~22日】

【春季大会優勝=作新学院】

【昨夏代表=作新学院】

【シード校=国学院栃木、小山南、佐野日大、作新学院、宇都宮南、青藍泰斗、白鴎大足利、文星芸大付】

【展望】

7連覇中の作新学院が優勝候補。高山陽成投手(3年)ら3投手と攻撃力で頂を狙う。センバツ出場の国学院栃木、春の県大会準Vの青藍泰斗も投打にバランス取れており、目が離せない。佐野日大、白鷗大足利に公立勢では小山南、宇都宮南に期待。

群馬=参加64校

【大会期間=7月7~25日】

【春季大会優勝=高崎健康福祉大高崎】

【昨夏代表=前橋育英】

【シード校=高崎健康福祉大高崎、関東学園大付、前橋育英、市太田、桐生第一、藤岡中央、富岡、前橋商】

【展望】

高崎健康福祉大高崎がV筆頭候補。山下航汰外野手(3年)らを擁して、4戦39得点で春の関東大会を制覇した。2年連続で夏を制した前橋育英、秋春と県大会決勝進出した関東学園大付も実力は十分。公立勢では藤岡中央、前橋、前橋商の躍進に期待。

北埼玉=参加74校

【大会期間=7月8~24日】

【春季大会優勝=浦和学院】

【昨夏代表=花咲徳栄】

【シード校=花咲徳栄、栄北、上尾】

【展望】

甲子園連覇を狙う花咲徳栄の優位は揺るがない。ドラフト候補の野村佑希内野手(3年)は投打で注目される。対抗は春日部共栄。ノーシードながら上り調子だ。名門の上尾、強打の春日部東、バッテリーが安定する本庄第一、昌平、栄北などが追う。

南埼玉=参加84校

【大会期間=7月7~23日】

【春季大会優勝=浦和学院】

【昨夏代表=花咲徳栄】

【シード校=浦和学院、ふじみ野、山村学園、埼玉栄、狭山ケ丘、山村国際、市川越、朝霞、栄東、市川口、聖望学園、所沢商、西武台】

【展望】

本命は浦和学院だが、川越勢が力強い。特に3季連続4強の山村学園、昨秋に浦和学院を完封した市川越、選手層の厚い川越東の3校は優勝を狙える。プロ注目右腕・米倉貫太投手(3年)擁する埼玉栄、聖望学園、ふじみ野も戦力は充実。

東千葉=参加83校

【大会期間=7月12~25日】

【春季大会優勝=木更津総合】

【昨夏代表=木更津総合】

【シード校=木更津総合、千葉黎明、拓大紅陵、志学館、幕張総合、千葉学芸、千葉経大付、安房】

【展望】

今春の関東大会4強の木更津総合が山中稜真捕手(3年)野尻幸輝内野手(3年)を中心に投打で安定している。昨秋県優勝の拓大紅陵が好打者・水島滉陽内野手(3年)を擁し続く。関東大会出場の千葉黎明、好打者・田宮裕涼捕手(3年)を擁する成田にも注目。

西千葉=参加80校

【大会期間=7月11~26日】

【春季大会優勝=木更津総合】

【昨夏代表=木更津総合】

【シード校=習志野、専大松戸、八千代松陰、流通経大柏、西武台千葉、中央学院、東京学館浦安、千葉敬愛】

【展望】

プロ注目の古谷拓郎投手(3年)擁する習志野。好打者・中里凌内野手(3年)が中心の専大松戸の2強に、大谷拓海投手(3年)擁する中央学院も有力。八千代松陰・清宮虎多朗投手(3年)西武台千葉・神野竜走投手(3年)ら好投手にも注目。

東東京=参加132校

【大会期間=7月7~29日】

【春季大会優勝=日大三】

【昨夏代表=二松学舎大付】

【シード校=関東第一、帝京、小山台、二松学舎大付、錦城学園、上野学園、城東】

【展望】

昨夏覇者の二松学舎大付、プロ注目の石橋康太捕手(3年)擁する関東第一など春から巻き返しを図る強豪校が並び立ち混戦模様。帝京・松沢海渡(同)、日大豊山・名倉侑田(同)の両右腕も注目。春季東京大会で、都立で唯一8強入りした小山台も脅威。

西東京=参加130校

【大会期間=7月7~28日】

【春季大会優勝=日大三】

【昨夏代表=東海大菅生】

【シード校=日大三、国士舘、早実、創価、東海大菅生、国学院久我山、明大中野八王子、東大和、桜美林】

【展望】

今春の関東大会準優勝の日大三が本命。日置航主将(3年)を中心に強打で、投手陣も充実。高校通算65本塁打の野村大樹捕手(3年)擁する早実、草薙柊太(3年)ら左腕トリオの国士舘、春4強の創価、勝又温史投手(3年)擁する日大鶴ケ丘も注目。

北神奈川=参加94校

【大会期間=7月7~29日】

【春季大会優勝=横浜】

【昨夏代表=横浜】

【シード校=東海大相模、慶応、桐光学園、横浜商大高、法政二、向上、橘、白山】

【展望】

センバツ4強東海大相模が本命。プロ注目の森下翔太外野手(3年)中心の打線は脅威。東海大相模を破り春準Vの桐光学園は冨田冬馬、谷村然の両2年生投手で松井(現楽天)を擁した12年以来の出場を狙う。センバツ出場慶応や昨夏4強日大高も注目。

南神奈川=参加92校

【大会期間=7月7~28日】

【春季大会優勝=横浜】

【昨夏代表=横浜】

【シード校=横浜、金沢、湘南学院、鎌倉学園、立花学園、横浜隼人、横浜創学館、日大藤沢】

【展望】

3連覇を狙う横浜が最有力。板川佳矢(3年)、最速152キロ及川雅貴(2年)ら投手陣に加え、打線も強力。春8強の鎌倉学園、公立校で唯一、第1シードの金沢も注目。最速148キロ左腕の矢沢宏太投手(3年)擁するノーシードの藤嶺藤沢が怖い存在。

山梨=参加35校

【大会期間=7月7~22日】

【春季大会優勝=山梨学院】

【昨夏代表=山梨学院】

【シード校=山梨学院、東海大甲府、駿台甲府、帝京三、都留、日本航空、甲府城西、日川】

【展望】

V3を狙う山梨学院と昨秋王者の東海大甲府による2強の様相だ。山梨学院はプロ注目で最速144キロ左腕の垣越建伸投手(3年)が軸。投手陣が多彩な東海大甲府は大型右腕の小野寺瑞生投手(3年)が復活した。駿台甲府、帝京三、日本航空などが2強に迫る。

新潟=参加82校

【大会期間=7月7~24日】

【春季大会優勝=日本文理】

【昨夏代表=日本文理】

【シード校=日本文理、関根学園、中越、加茂暁星、新発田、糸魚川、長岡大手、上越、新潟、高田北城、十日町、長岡工、五泉、村上桜ケ丘、開志学園、新発田商】

【展望】

連覇を狙う日本文理は一昨年秋から県内30連勝中。頭ひとつ抜けている。150キロ右腕の鈴木裕太(3年)が投打の中心になる。関根学園は春季北信越大会で福井商を破るなど勢いをつけた。投手陣の故障者が復帰した中越、春4強の加茂暁星もチーム力は高い。

長野=85校

【大会期間=7月7~22日】

【春季大会優勝=佐久長聖】

【昨夏代表=松商学園】

【シード校=佐久長聖、上田西、松本深志、松商学園、諏訪二葉、松本第一、伊那弥生ケ丘、東海大諏訪】

【展望】

春の北信越大会で準優勝の佐久長聖が本命だ。制球力が光る右腕林虹太(3年)を打線と堅守が支えて総合力でリード。春の県大会準Vの上田西は右腕塚田純平(3年)連覇を狙う松商学園は右腕直江大輔(3年)が鍵。

静岡=111校

【大会期間=7月7~27日】

【春季大会優勝=静岡】

【昨夏代表=藤枝明誠】

【シード校=静岡、東海大静岡翔洋、常葉大菊川、吉原、市沼津、島田商、知徳、掛川西】

【展望】

今センバツ出場の静岡が本命。右肘痛の春翔一朗投手(3年)が復帰し、投打に充実。フルスイング打線の常葉大菊川、最速145キロ右腕の川合勇気投手(3年)擁する掛川西も有力。昨夏王者の藤枝明誠もノーシードから頂点を狙う。

東愛知=参加85校

【大会期間=7月1~26日】

【春季大会優勝=誉】

【昨夏代表=中京大中京】

【シード校=桜丘、西尾、刈谷、豊川、知立東、愛産大三河、豊橋中央、安城】

【展望】

今春センバツ出場の東邦相手に春季県大会準々決勝で好ゲームを見せた豊川、同大会で同じくベスト8の愛知産大三河、08年出場校の大府が中心だが、力が均衡しており混戦必至。豊田工、昨秋4強入りした桜丘、昨夏ベスト4の豊橋中央が続く。

西愛知=参加101校

【大会期間=6月30~7月27日】

【春季大会優勝=誉】

【昨夏代表=中京大中京】

【シード校=誉、至学館、愛知、西春、享栄、愛知啓成、東邦、誠信】

【展望】

春季県大会準優勝の東邦、同優勝の誉、昨夏出場校の中京大中京が軸になりそうだ。今春センバツに出場した東邦はクリーンアップ3人の攻撃力が抜きんでている。西春、享栄、愛工大名電、栄徳など実力のある高校がそろっており、激戦が予想される。

岐阜=参加68校

【大会期間=7月7~25日】

【春季大会優勝=中京学院大中京】

【昨夏代表=大垣日大】

【シード校=中京学院大中京、県岐阜商、帝京大可児、関商工、大垣日大、郡上、岐阜、岐阜総合学園】

【展望】

春の県大会を制した中京学院大中京が軸。投打とも安定している。昨夏を制した大垣日大は春こそ不調だったが夏に照準を合わせ、勢いをつけている。春準優勝の帝京大可児も有力。県岐阜商は、秀岳館(熊本)前監督の鍛治舎氏を新監督に招き上位を狙う。

三重=参加61校

【大会期間=7月13~25日】

【春季大会優勝=津田学園】

【昨夏代表=津田学園】

【シード校=いなべ総合学園、津田学園、菰野、三重】

【展望】

センバツ4強三重が春夏連続出場を目指す。選手層が厚く投手戦も打撃戦も勝ち抜く力がある。菰野はプロ注目田中法彦投手(3年)が甲子園へ導けるか。戦力十分な津田学園、チーム力のいなべ総合学園が続く。

富山=参加48校

【大会期間=7月13~24日】

【春季大会優勝=高岡商】

【昨夏代表=高岡商】

【シード校=富山商、高岡商、南砺福野、高岡第一、不二越工、富山東、桜井、新湊】

【展望】

連覇を狙う高岡商が本命だ。プロ注目の最速148キロ左腕・山田龍聖投手(3年)がチームの中心。投打がかみ合えば聖地は近い。センバツ出場校の富山商は、エースの沢田龍太投手(3年)の投球がカギになる。実力校の富山第一、富山国際大付が続く。

石川=参加46校

【大会期間=7月12~25日】

【春季大会優勝=星稜】

【昨夏代表=日本航空石川】

【シード校=星稜、日本航空石川、金沢学院、金沢、津幡、金沢商、飯田、小松】

【展望】

星稜と日本航空石川が軸になる。星稜は竹谷里央投手(3年)を中心とした投手陣に、1年生の新戦力も加わってさらに選手層に厚みが出た。日本航空石川は上田優弥外野手(3年)ら強打者多数。金沢、飯田などが2強に割って入るか。

福井=参加30校

【大会期間=7月14~25日】

【春季大会優勝=坂井】

【昨夏代表=坂井】

【シード校=坂井、福井商、啓新、福井工大福井】

【展望】

昨年甲子園初出場の坂井が連覇を狙う。2年時から正捕手を務める石川雅晴捕手(3年)が攻守の中心。左腕3人を軸とした堅守が持ち味の福井商、打力のある福井工大福井が続く。15年センバツ王者の敦賀気比、近年実力をつけてきた啓新にも注目だ。

滋賀=参加50校

【大会期間=7月8~26日】

【春季大会優勝=比叡山】

【昨夏代表=彦根東】

【シード校=比叡山、近江、近江兄弟社、綾羽】

【展望】

センバツ16強の近江と彦根東が軸。近江は有馬諒捕手(2年)が安定感抜群。盤石なバッテリーに強打者がそろい、戦力は抜けている。彦根東はエースの増居翔太投手(3年)を中心に堅守で勝ち抜けるか。比叡山、滋賀学園も実力校だ。

京都=参加75校

【大会期間=7月7~25日】

【春季大会優勝=乙訓】

【昨夏代表=京都成章】

【シード校=乙訓、龍谷大平安、東山、福知山成美、京都翔英、同志社国際、北嵯峨、立命館宇治】

【展望】

今年のセンバツに初出場した乙訓が夏も初出場を目指す。右腕・川畑大地投手(3年)と左腕・富山太樹投手(3年)が2枚看板。龍谷大平安は高い個々の能力を結集すれば、14年以来の夏の聖地も見える。

北大阪

【大会期間=7月7~29日】

【春季大会優勝=大阪桐蔭】

【昨夏代表=大阪桐蔭】

【シード校=無し】

【展望】

センバツ連覇した大阪桐蔭が大本命。ドラフト1位候補の根尾昂内野手、藤原恭大外野手(ともに3年)らがそろい春の近畿大会も制した。履正社をはじめ、春の大阪大会準優勝の関大北陽など私学のほか、公立の寝屋川や吹田も台頭。激戦区となりそうだ。

南大阪

【大会期間=7月7~28日】

【春季大会優勝=大阪桐蔭】

【昨夏代表=大阪桐蔭】

【シード校=無し】

【展望】

春の大阪大会4強で、79年以来の夏出場を目指す古豪の大体大浪商を中心に混戦模様だ。大体大浪商はプロ注目右腕の立石健投手(3年)を中心に、投打とも層が厚い。大石晨慈(しんじ)投手(3年)擁する近大付、進境著しい興国や初芝立命館も実力伯仲だ。

東兵庫=参加72校

【大会期間=7月11~28日】

【春季大会優勝=明石商】

【昨夏代表=神戸国際大付】

【シード校=星陵、関西学院、神戸弘陵、市西宮、須磨翔風、市尼崎、滝川二、神戸国際大付、西宮東、兵庫工、須磨東、宝塚西、県伊丹、神港学園、報徳学園、川西明峰】

【展望】

報徳学園が巻き返しを狙う。春は県大会初戦敗退も今秋ドラフト候補小園海斗内野手(3年)ら実力は高い。滝川二は左腕田辺大登投手(2年)を中心に安定感あり。昨年代表の神戸国際大付に市尼崎、市西宮と激戦区になりそうだ。

西兵庫=参加90校

【大会期間=7月7~27日】

【春季大会優勝=明石商】

【昨夏代表=神戸国際大付】

【シード校=加古川東、三田学園、姫路東、明石商、三田松聖、飾磨工、津名、西脇工、福崎、豊岡、東播工、姫路南、淡路三原、市川、社、洲本】

【展望】

明石商が優勝候補筆頭。左腕加田悠真投手(3年)ら投手陣が豊富で打線も切れ目なし。昨夏まで3年連続準優勝の雪辱を100回大会で果たせるか。秋準優勝の西脇工も実力が高い。東洋大姫路、三田松聖、津名なども出場を狙う。

奈良=参加39校

【大会期間=7月14~28日】

【春季大会優勝=智弁学園】

【昨夏代表=天理】

【シード校=天理、智弁学園、橿原学園、高田商】

【展望】

センバツ出場校の智弁学園が1歩リード。主軸の岡野龍太外野手(3年)ら強打線が大きな武器。春の県大会では6試合計62得点で圧倒した。天理は今秋ドラフト候補の太田椋内野手(3年)を中心に夏連覇なるか。高田商、法隆寺国際が続く。

和歌山=参加39校

【大会期間=7月11~26日】

【春季大会優勝=智弁和歌山】

【昨夏代表=智弁和歌山】

【シード校=智弁和歌山、向陽、市和歌山、初芝橋本】

【展望】

今年のセンバツ準優勝の智弁和歌山がV候補筆頭だ。今秋ドラフト上位候補の林晃汰内野手(3年)を中心とした強力打線は爆発力がある。春の県大会準優勝の市和歌山は、厚い選手層が武器。好投手がいる日高高中津分校、春4強の向陽、箕島が続く。

鳥取=参加24校

【大会期間=7月14~25】

【春季大会優勝=八頭】

【昨夏代表=米子松蔭】

【シード校=八頭、米子北、米子東、鳥取商】

【展望】

大混戦の様相だ。昨夏の代表校・米子松蔭は経験値が大きな武器になる。八頭は春の県大会決勝で9盗塁を決めるなど、機動力がずばぬけており、米子北は得点力が高い打線が頼もしい。鳥取商、米子東など実力校が多く、どのチームにもチャンスがある。

島根=参加39校

【大会期間=7月15~26日】

【春季大会優勝=石見智翠館】

【昨夏代表=開星】

【シード校=石見智翠館、開星、立正大淞南、大社】

【展望】

今春県大会優勝の石見智翠館が有力。最速147キロ右腕の靏仁投手(3年)を中心とした投手陣に強力打線が強み。昨夏出場校の開星も戦力がそろっており、連覇も十分。ただ立正大淞南、益田東など実力校も多く混戦模様だ。大社、大東など公立校も続く。

岡山=参加59校

【大会期間=7月13~29日】

【春季大会優勝=倉敷商】

【昨夏代表=おかやま山陽】

【シード校=創志学園、倉敷商、興譲館、関西、岡山理大付、おかやま山陽、岡山学芸館、岡山商大付】

【展望】

創志学園、倉敷商を中心に実力校がひしめく。創志学園はチーム力が高く、倉敷商はプロ注目の最速151キロ右腕・引地秀一郎投手(3年)を中心とした堅守が持ち味だ。夏春連続出場のおかやま山陽は経験値が高い。関西、岡山理大付も勝機は十分。

広島=参加88校

【大会期間=7月7~24日】

【春季大会優勝=広島新庄】

【昨夏代表=広陵】

【シード校=広島新庄、西条農、呉、呉港、大竹、呉工、如水館、広】

【展望】

本命は春季中国大会を制した広島新庄。竹辺聖悟投手(3年)と桑田孝志郎投手(2年)がけん引する。対抗は伝統の堅守を誇る昨夏覇者・広陵。1試合4発の門叶直己外野手(3年)を擁す今春センバツ出場の瀬戸内、西条農や呉、尾道などが2校に続く。

山口

【大会期間=7月13~26日】

【春季大会優勝=宇部工】

【昨夏代表=下関国際】

【シード校=下関国際、岩国商、宇部鴻城、高川学園、早鞆、徳山、岩国、宇部工】

【展望】

3季連続甲子園を目指す下関国際が優勝争いの軸となる。エース鶴田克樹投手(3年)ら昨夏甲子園メンバーがほぼ残り、総合力で頭ひとつ抜けている。夏は2年連続準Vのリベンジに燃える宇部鴻城や春の県王者に輝いた宇部工などが対抗。

香川

【大会期間=7月9~22日】

【春季大会優勝=大手前高松】

【昨夏代表=三本松】

【シード校=大手前高松、英明、藤井学園寒川、高松商】

【展望】

大手前高松と英明が軸になる。大手前高松は春の四国大会で明徳義塾を破って初制覇。勢いに乗り夏の県大会初優勝を目指す。センバツ出場の英明は最速143キロ右腕の黒川竜司投手(2年)が鍵。昨夏甲子園8強の三本松や藤井学園寒川も戦力は十分だ。

徳島=参加31校

【大会期間=7月7~26日】

【春季大会優勝=鳴門】

【昨夏代表=鳴門渦潮】

【シード校=鳴門、鳴門渦潮、生光学園、城東】

【展望】

秋春の県大会を制した鳴門が優勝候補だ。下級生を中心としたチームで、2年ぶりの夏の聖地を目指す。唯一の私立校・生光学園は破壊力抜群の中軸を武器に、創部39年目の悲願達成なるか。連覇を目指す鳴門渦潮も実力があり、混戦の気配も。

愛媛=参加59校

【大会期間=7月10~25日】

【春季大会優勝=聖カタリナ学園】

【昨夏代表=済美】

【シード校=松山聖陵、聖カタリナ学園、済美、西条】

【展望】

戦力伯仲で混戦模様だ。今年のセンバツに初出場した松山聖陵はプロ注目のエース土居豪人投手(3年)の調子がカギになる。創部3年目の聖カタリナ学園は春の県大会を初制覇し実力、勢いともに◎。連覇を狙う済美に今治西なども差はない。

高知=参加28校

【大会期間=7月14~26日】

【春季大会優勝=高知商】

【昨夏代表=明徳義塾】

【シード校=明徳義塾、高知、高知商、土佐】

【展望】

明徳義塾が県で初の9連覇に挑む。プロ注目のエース市川悠太投手(3年)がチームをけん引。投打ともに他校を圧倒する実力と経験値がある。選手がそろった高知商、高知が続く。17年センバツに21世紀枠で出場した中村など公立校が、台風の目になるか。

北福岡

【大会期間=7月7~23日】

【春季大会優勝=小倉】

【昨夏代表=東筑】

【シード校=東筑、自由ケ丘、東筑紫学園、折尾愛真、九州国際大付、光陵、八幡、飯塚】

【展望】

エース石田旭昇投手(3年)を擁し3季連続甲子園を狙う東筑、甲斐生海内野手(3年)を擁す強力打線で春の九州大会を制した九州国際大付の力が目立つ。ノーシードながら春夏通算21度の甲子園出場を誇る古豪小倉にもチャンス。

南福岡

【大会期間=7月7~24日】

【春季大会優勝=小倉】

【昨夏代表=東筑】

【シード校=筑陽学園、九産大九州、久留米商、福岡工大城東、東福岡、西日本短大付、福岡、福岡大大濠】

【展望】

絶対的V候補はなく大混戦。昨春センバツで2打席連発など8強入りに貢献した樺島竜太郎外野手(3年)を擁す福岡大大濠や、ドラフト候補の大畑功士郎(3年)ら投手力のある筑陽学園が有力。東福岡、福岡工大城東、西日本短大付にも勝機はある。

佐賀=参加40校

【大会期間=7月7~22日】

【春季大会優勝=東明館】

【昨夏代表=早稲田佐賀】

【シード校=佐賀学園、龍谷、東明館、伊万里】

【展望】

今センバツに21世紀枠で選ばれた伊万里と、春の九州大会に出場した東明館が有力だが、本命不在の混戦模様。春の佐賀大会準優勝の唐津商に加え、伝統校の佐賀商や佐賀学園、昨夏代表の早稲田佐賀も虎視眈々(たんたん)と代表の座を狙う。

長崎=参加57校

【大会期間=7月6~22日】

【春季大会優勝=長崎総合科学大付】

【昨夏代表=波佐見】

【シード校=創成館、波佐見、海星、佐世保南、長崎商、長崎総合科学大付、長崎南山、長崎日大】

【展望】

昨秋の九州王者、明治神宮大会準優勝で今センバツ8強の創成館がV候補。今センバツ準々決勝で智弁和歌山に延長戦で敗れたが、壮絶な打撃戦で互角に戦った攻撃力は健在。昨夏代表の波佐見、春の九州大会に出場した長崎総合科学大付が追う。

熊本=参加61校

【大会期間=7月4~22日】

【春季大会優勝=文徳】

【昨夏代表=秀岳館】

【シード校=文徳、九州学院、秀岳館、有明、球磨工、城北、熊本商、八代東】

【展望】

2年連続春の県大会覇者で、夏も13年から3年連続準Vの文徳に勢いがある。主将で4番のドラフト候補、萩尾匡也外野手(3年)が軸の攻撃は力強い。昨夏まで4季連続甲子園出場の秀岳館、9度目の出場を目指す九州学院、古豪熊本工にも可能性ある。

大分=参加44校

【大会期間=7月7~24日】

【春季大会優勝=明豊】

【昨夏代表=明豊】

【シード校=明豊、佐伯鶴城、柳ケ浦、藤蔭、日田林工、情報科学、杵築、鶴崎工】

【展望】

昨夏甲子園8強で、春の九州大会準優勝の明豊が1歩リードしている。プロ注目のスラッガー・浜田太貴(3年)が中心に座る強力打線は脅威。今春準優勝の杵築や昨秋準優勝の鶴崎工、夏の県勢最多出場を誇る大分商なども力がある。

宮崎=参加48校

【大会期間=7月7~21日】

【春季大会優勝=聖心ウルスラ学園】

【昨夏代表=聖心ウルスラ学園】

【シード校=延岡学園、宮崎日大、日章学園、聖心ウルスラ学園、日南学園、都城東、宮崎学園、富島】

【展望】

今センバツに出場した延岡学園、富島に昨夏出場校の聖心ウルスラ学園が優勝争いの軸。聖心ウルスラ学園はプロ注目の最速145キロ右腕、戸郷翔征投手(3年)を擁す。春夏通算13度の甲子園出場を誇る日南学園も名門の意地を見せる。

鹿児島=参加70校

【大会期間=7月7~23日】

【春季大会優勝=れいめい】

【昨夏代表=神村学園】

【シード校=鹿児島実、国分中央、川内、神村学園、樟南、鹿屋中央、尚志館、れいめい】

【展望】

春の九州大会出場組のれいめい、樟南が軸だが鹿児島実、強力打線の鹿屋中央もチャンスはある。昨夏代表の神村学園は不祥事で約3カ月の対外試合禁止処分を受けたが底力あり。1月に元プロの佐々木誠氏(52)が監督に就任した鹿児島城西も注目だ。

沖縄=開催中、参加65校

【大会期間=6月23~7月22日】

【春季大会優勝=未来沖縄】

【昨夏代表=興南】

【シード校=未来沖縄、沖縄尚学、コザ、興南】

【展望】

投手としてプロ注目の最速147キロ右腕、4番宜保翔内野手(3年)を擁し、今春の九州大会出場の未来沖縄が有力。しかし今春の沖縄大会で準優勝し最近3年で2度夏の甲子園に出場している興南、昨秋の九州大会8強の沖縄尚学もチャンスがあり混戦も。

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創部3年目、聖カタリナ学園が実力上位/愛媛展望

愛媛過去10年の決勝

<愛媛大会展望>

 戦力伯仲で混戦模様だ。今年のセンバツに初出場した松山聖陵はプロ注目のエース土居豪人投手(3年)の調子がカギになる。

 創部3年目の聖カタリナ学園は春の県大会を初制覇し実力、勢いともに◎。連覇を狙う済美に今治西なども差はない。

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近江が初戦突破、2年生正捕手の有馬諒が攻守で活躍

7回表近江無死、有馬諒は左越え二塁打を放つ(撮影・奥田泰也)

<センバツ高校野球:近江8-5松山聖陵>◇28日◇2回戦

 今大会3校が出場する滋賀県勢の中で、最後の登場となった近江が、松山聖陵(愛媛)を8-5で振り切った。2年生ながら、正捕手を務める有馬諒の活躍が光った。

 1点を先制され迎えた2回裏、「初球から狙っていこう」と7番有馬が左前へ同点適時打。この回、有馬を含む4本の適時打で打者一巡の5得点。一気に試合をひっくり返した。3回に適時打、7回にも安打を放ち3安打2打点の活躍。秋から課題に挙げていた打撃で、チームを引っ張った。

 守備でも先発の林優樹、2番手の金城登耶を巧みにリード。4回、1点を返され、なおも無死二、三塁のピンチ。有馬はマウンドの林に駆け寄り「思い切って投げてこい」と鼓舞。林は立ち直り、追加点を許さなかった。

 近江は、有馬の攻守にわたる活躍で初戦を突破。勢いに乗った。【奥田隼人】

松山聖陵対近江 先発した近江・林は5回を2失点に抑える(撮影・前田充)

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「寛輝之亮」松山聖陵の珍名君が好救援も初勝利逃す

近江に敗れがっくり引き揚げる松山聖陵ナイン(撮影・渦原淳)

<センバツ高校野球:近江8-5松山聖陵◇28日◇2回戦

 松山聖陵(愛媛)の甲子園初勝利はならなかった。終盤3点差まで詰め寄ったが近江(滋賀)に敗れた。

 敗戦の中でキラリと輝いたのが2番手で登板した珍名くん、隅田寛輝之亮(すみだ・かきのすけ)投手(3年)。先発したエース土居豪人投手(3年)が6回2死一、二塁、カウント1ボールで降板。隅田は2球ボールが続きカウント3-0になったがその後フルカウントまで持ち直し最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。7回も続投。先頭打者に二塁打されたが無失点に抑えた。1回1/3を投げ1安打無失点と中継ぎの役割を果たした。

 「緊張しましたが流れを止めたいと思って投げました。土居には『オレが守ったる』と言いました」。

 当初はベンチ外だったが沖縄での練習試合で結果を残し「最後の最後で」(隅田)背番号15を勝ち取った。「決め球はスライダー。同じ横手投げのヤクルト秋吉投手を参考に曲がりを小さく鋭くした」という。そのスライダーが甲子園の舞台で威力を発揮した。

 「寛輝之亮」という珍しい名前は両親が名付けてくれた。「寛」は寛大な人間に、「輝」は輝いて欲しい、「之亮」は海外でも日本人と認識してもらえるようにという願いが込められている。

 白星をつかむことはできなかったが、両親の願い通り甲子園のマウンドで輝くことはできた。

 「親に感謝しています。夏までにもっとコントロールを磨きたい」。珍名くんはちょっぴりはにかみながら甲子園を後にした。

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松山聖陵・土居が今大会最速タイ147キロも敗退

松山聖陵対近江 先発した松山聖陵・土居豪人(撮影・前田充)

<センバツ高校野球:近江8-5松山聖陵◇28日◇2回戦

 松山聖陵(愛媛)の右腕エース、土居豪人(ひでと)投手(3年)が、今センバツ最速タイの147キロをマークしたが、初戦で散った。

 1回の近江の3番家田陸翔(りくと)内野手(3年)の5球目が球場表示で147キロ。ネット裏で見守ったプロスカウトの3球団のスピードガンでは148キロを計測した。

 結果的には2回に5失点を含む6回途中8失点で降板したことに「2回の先頭打者にヒットを打たれて動揺した。自分の心の弱さが出た」と下を向いた。大会前に股関節を痛めていたが、これまでの144キロを上回る自己最速をマークした右腕は「自分には我慢が足りない。もっと追い込んだ練習をしないと」と、夏へのリベンジを誓った。

松山聖陵対近江 近江に敗れがっくり引き揚げる松山聖陵ナイン(撮影・渦原淳)

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創立80年の近江13安打8点、松山聖陵に打ち勝つ

松山聖陵対近江 2回裏近江2死一、二塁、木村龍之介は左前適時安打で勝ち越す(撮影・奥田泰也)

<センバツ高校野球:近江8-5松山聖陵◇28日◇2回戦

 3年ぶりセンバツ出場の近江が13安打で8点を奪い、3回戦に進んだ。創立80年の節目の年での甲子園白星。前回出場の15年に続く初戦突破となった。

 先手を取ったのは春初出場の松山聖陵。2回表、2死一、三塁で9番、投手土居が右前打し1点を先制した。

 その裏、近江が逆転する。1死一、二塁から7番有馬の左前打で同点。2死後、9番木村から3者連続適時打と、この回単打6本で5点を奪った。続く3回に加点。有馬の2打席連続適時打で6点目を挙げた。

 5点を追う松山聖陵も4回に集中打を見せる。5番大城優からの3連打で1点を返した。

 4回裏に1点を加え、再び5点差とした近江は5回から継投。先発左腕の林から同じ左の金城につないだ。

 近江は6回にも加点。終盤の松山聖陵の反撃を振り切った。

 松山聖陵も2ケタ安打を放ったが、序盤の失点が重かった。16年夏甲子園でも初戦敗退。春夏通じて甲子園初勝利はならなかった。

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明徳義塾が36年ぶり2度目V 神宮枠は四国へ

3回表明徳義塾1死満塁、中隈がスクイズを決め2点目(撮影・鈴木正人)

<明治神宮野球大会:明徳義塾4-0創成館>◇14日◇高校の部決勝◇神宮

 明徳義塾(四国・高知)が81年以来36年ぶり2度目の優勝を果たした。

 1回に1点を先制。3回にスクイズで加点すると7回に2点を追加した。守ってはエース市川悠太投手(2年)が好投。要所を締め創成館(九州・長崎)打線を完封した。

 この結果、来春センバツの明治神宮枠は四国が獲得した。一般枠が3から4になる。

 今秋四国大会は明徳義塾が優勝、準優勝が英明(香川)、4強が松山聖陵(愛媛)と高松商(香川)だった。センバツ選考委員会は来年1月26日に行われ出場36校が決まる。

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帝京五、松山聖陵など混戦模様/愛媛展望

<愛媛大会展望>

 実力伯仲の混戦模様だ。

 センバツに出場した帝京五は、元ロッテ小林昭則監督(49)に鍛えられた岡元健太朗(3年)ら投手陣の層が厚い。昨夏代表の松山聖陵は破壊力ある強力打線が売り。今春県大会準優勝の松山商や、済美、宇和島東も勝機をうかがう。

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広島5位アドゥワ、自身の名前と同じ“江夏グラブ”

「誠」ブランドのグラブとジャージーでキャッチボールするアドゥワ(撮影・田崎高広)

 「誠」と歩むぞサクセスロード! 広島の新人6選手が8日、合同自主トレをスタートさせた。ランニングやキャッチボールの後、トレーニングの指導を受けた。ドラフト5位のアドゥワ誠投手(18=松山聖陵)の新品のウエアとグラブには「誠」の文字が。大阪の町工場がつくる野球用品のブランドで、プロ野球で初めて完全提供を受けることになった。自身の名前と同じ「誠」とプロ生活をスタートさせた。

 グラブにもウエアにも、金色の文字で「誠」が輝く。アドゥワの名前が書かれているわけではない。大阪・堺市の町工場イクノ工房が作る野球ブランドの名前も「誠」だ。全国的には無名のメーカー。だがアドゥワと「誠」には、深~い関係がある。出会いは熊本の出水中時代。「偶然お店で見つけて、同じ名前だと思って使い始めました」。革の感覚がしっくり来た。すぐに気に入った。

 松山聖陵に進学後も、こだわって使い続けた。大手メーカーの用具を使用する話もあったが「僕は誠を使います」と断り、昨夏の甲子園も「誠」をつけて出場した。話を聞いたイクノ工房の代表生野秀次氏(62)は驚いた。「うれしかったですね。大舞台でも使ってくれた。広島に入ると聞いて何とか協力したかった」。大手メーカー勤務時代に広島を担当していた縁もあり、用具提供が決定。練習グラブとして使用するプロ野球選手はいたが、完全提供はアドゥワが初めてだ。

 「誠」ブランドとして販売しているのはオーダーグラブのみ。完全提供となったため、他メーカーの協力も受けながらウエアやスパイクも用意した。「30センチなのでスパイクに苦労しました」と生野氏は苦笑い。「アドゥワ君からの要望は少ないけど、改良していきたい。何とか一流になるお手伝いが出来れば。手に素直なグラブを届けたい」と続けた。独立前は「誠」の命名者でもある江夏豊氏の用具も担当。品質には絶対の自信がある。

 小さな工房のため、「あまり有名になりすぎても困るんです。うちの職人でまかなえる範囲じゃないと」と苦笑い。全力でアドゥワが成功するためのサポートに徹する。アドゥワも「契約選手はプロで初めてと聞いています。一緒に有名になりたい」。「誠」をまとった誠が1軍マウンドを目指す。【池本泰尚】

 ◆アドゥワ誠(まこと)1998年(平10)10月2日、熊本市生まれ。父はナイジェリア人、母は日本人。出水南小1年の時に熊本中央リトルで野球を始め、出水中では熊本中央シニアに所属。松山聖陵では1年秋から登板。昨夏の愛媛大会では41回2/3を投げて防御率1・30と好投し、同校を初の甲子園出場に導いた。甲子園では初戦で準優勝した北海に惜敗。196センチ、80キロ。50メートル6秒4、遠投120メートル、右投げ右打ち。

 ◆誠 大阪・堺市に本社を置くイクノ工房が製作する野球ブランド。代表の生野秀次氏(62)が大手用具メーカーを退職して設立した。生野氏の長男が誕生した際に、当時担当していた江夏豊氏に命名を依頼。命名された「誠」の名に感銘を受け、許可を取って97年に独立した際のブランド名にも使った。オーダーグラブが中心で、職人が受注ごとに作り上げる。量販店などの店頭に並ぶことはほとんどない。

左サイドを大きく刈り上げた髪形で新人合同自主トレに臨むアドゥワ(撮影・田崎高広)

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盛岡大付・石橋ら、強豪校の主将が桐蔭横浜大へ集結

左上から右回りに、盛岡大付・石橋、仙台育英・瀬戸、青森山田・内山、盛岡大付・伊藤

 みちのく強豪校の主将たちが大集結! 今夏の甲子園で2勝を挙げた盛岡大付(岩手)の主将・石橋泰成内野手、今春のセンバツに出場した青森山田の主将・内山昂思外野手、昨夏の甲子園で準優勝し、今年は主将を務めた仙台育英(宮城)の瀬戸泰地内野手が、神奈川大学リーグの桐蔭横浜大に合格していたことが21日、分かった。盛岡大付からは伊藤勇貴捕手(いずれも3年)も入学する。12年の明治神宮大会で優勝を果たした新興校で、4人は大学日本一を目指す。

 甲子園を沸かせ、強烈なキャプテンシーでチームをけん引してきた4人が、大学でタッグを組むことになった。盛岡大付の石橋はシュアな打撃が持ち味。左打ちの切り込み隊長として今夏、同校を初の2勝に導いた。鳴門(徳島)との3回戦では最後の打者となったが、チームメートのほとんどが「最後は石橋で終われて良かった」と口にするほど、人望も厚かった。

 青森山田の内山は地元青森出身で俊足強打。今春センバツでは初戦で敦賀気比(福井)とあたり、無安打に終わってチームも負けたが、勝負強い打撃には定評がある。仙台育英の瀬戸は昨夏の甲子園準優勝メンバー。主将を任された最高学年時は春夏ともに甲子園出場を逃したが、小技の利く2番打者タイプで、堅実な二塁守備も光る。今夏の岩手大会で打率6割3分6厘と打ちまくった強肩強打の盛岡大付・伊藤も含め、強豪校のリーダーたちが同じ大学に進む。

 偶然ではない。水戸短大付(現水戸啓明)で02年にセンバツ出場経験がある桐蔭横浜大の斉藤博久監督(51)は「主将が多い世代は強い」と断言。「チームを引っ張ってきた経験があるので、結果的にチームはまとまっていきます。4年生になれば誰かが主将になるわけですが、主将じゃない立場でも支える側にうまく回ってくれます」と話した。実際、今夏の甲子園に出場した関東第一(東東京)高川学園(山口)松山聖陵(愛媛)の主将たちも入学予定。みちのく球児4人は、リーダーシップにあふれる同期たちと切磋琢磨(せっさたくま)していくことになる。

 ◆桐蔭横浜大 1988年創立の私立大。桐蔭学園高が母体に当たる。野球部は06年に1年生47人で始動。同年春、神奈川大学リーグ2部でいきなり全勝優勝を果たし、1季で1部昇格。2部降格を経て、09年春に初のリーグ優勝し、全日本大学選手権初出場。12年の明治神宮大会では初優勝を果たした。主なOBはオリックス東明大貴投手、広島横山弘樹投手。現部員は150人超。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。

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松山聖陵・アドゥワ、中京・今井らがプロ志望届

松山聖陵のアドゥワ誠投手

 日本高野連の公式ホームページは6日、高校生のプロ野球志望届提出者の掲載をスタートさせた。

 今夏の甲子園に出場した松山聖陵(愛媛)のアドゥワ誠投手、中京(岐阜)今井順之助内野手ら計17人が掲載された。

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稲村亜美が見た、今夏甲子園の「神スイング」は誰?

八戸学院光星対市尼崎 6回に中越え本塁打を放つ田城(撮影・今中雄樹)

<稲村亜美の神スイング神トリセツ>

 五輪もいいけど、やっぱり甲子園、いいですね。負けてしまいましたが、松山聖陵のバッテリーに、金メダルをあげたいです。

 12日の北海戦で、身長196センチのアドゥワ選手が8回、エースで4番、大西選手に死球を当てちゃうんです。1-1同点の接戦の中、アドゥワ選手が近くまで行って謝っているのを見て、すがすがしいなと感心しました。試合後のあいさつでは、アドゥワ選手が大西選手に「頑張れよ」って言ったのが口の動きで分かって、いい場面を残してくれたなと思いました。

 その夜、熱闘甲子園(テレビ朝日系列)で、捕手の稲葉選手がアドゥワ選手に「誠、ごめんな」って言ったのを見て、思わず「稲葉選手、いい子」ってメモしてました。

 今大会の神スイングを選ぶとしたら、星稜4番、191センチと高身長の寺西選手ですね。(日本ハム)大谷翔平選手のようなスイングをするんです。フルスイングは同じでも、ソフトバンク柳田選手とは違って軽く振っているように見えます。スケートで例えると、柳田選手がスピードスケート、大谷選手はフィギュア。本当にきれいなんです。寺西選手には、そんな柔らかさを感じました。しかも2年生。星稜は先発のうち4人が2年生でした。来年も楽しみですね。

 右では鳴門の手束選手。身長は私より小さい172センチですが、飛ばします。開幕戦で大会1号を打ちましたね。腰の回転が速い。下半身の使い方が上手なんでしょうね。いいお尻で印象に残るのも手束選手です。やはり、お尻は大事ですね。

 他にも、八戸学院光星の田城選手や、盛岡大付の小原選手のスイングも良かったですね。でも、スイングやフォーム以上に、みんな、表情が豊か! そこが見ていて楽しいです。あ~、甲子園に行って、応援したい!(日刊スポーツ高校野球応援団長・稲村亜美)

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北海が全国30勝&サヨナラで22年ぶり初戦突破

9回裏北海2死一、三塁、中前にサヨナラ適時打を放ち、笑顔を見せる小野(右)

<全国高校野球選手権:北海2-1松山聖陵>◇12日◇2回戦

 エースの意地が、北の名門に春夏通算30勝をもたらした。全国最多37度目出場の北海(南北海道)が松山聖陵(愛媛)に2-1でサヨナラ勝ち。8強入りした1994年(平6)以来、22年ぶりに初戦を突破した。エース大西健斗(3年)が左手に死球を受けながらも123球で完投。投手戦を制した。

 4万6000人で膨れあがった甲子園のど真ん中。1年前、悔しさだけを残したマウンドに、北海のエース大西が仁王立ちした。松山聖陵の長身右腕、アドゥワ誠投手(3年)との投げ合いは、両者1歩も引かず。「前の試合でクラークが負けていたから、2試合続けて北海道代表が負けるわけにはいかないと思った」。全国最多出場の、意地が勝った。

 アクシデントさえ、力に代えた。1-1で迎えた8回の打席で、左手甲に投球を受けた。「痛みはあったけど、甲子園を楽しんでいたので」と意に介さない。むしろ、生来の負けん気に拍車がかかった。「一番、気持ちが入った」と直後の9回のマウンドは、変化球のサインに首を振って、14球オール直球勝負で3者連続三振斬り。「真っすぐを投げればチームも活気づくはず」とフルスロットルにギアを上げ、140キロ台の直球をウイニングショットに均衡状態に活を入れた。

 昨夏の甲子園、高校野球100年の開幕試合で1死も取れずに大敗した時の写真パネルが、札幌市内の自宅に飾られている。父亮人(あきひと)さん(46)が神棚の下に張ったもので、1度は「外して欲しい」と懇願したが「悔しい思いを思い出しながら練習に行くのは、良いことなんじゃないの?」と突っぱねられた。「写真の前へ行くと、気持ちのギアが入る。(写真の中の姿は)自信もなさそうだし、ゆとりもないし、体も細い」。今夏、生まれ変わった写真に張り替えるため、聖地へ乗り込んだ。

 2日の甲子園練習で左臀部(でんぶ)を痛めた。本番3日前の9日には、患部にたまった血とガスを抜いた。「回復が早くなるそうで、お尻に4回も注射を打ちました」と苦笑いも、効果は抜群だったようだ。4安打1失点で完投。123球の熱投は、チームにとって、22年ぶりの白星につながった。エース、4番、主将の大黒柱は「一番弱い代が、必死に食らいついた結果」。誇らしげに胸を張る端正な横顔に、古豪「HOKKAI」のユニホームが映えた。【中島宙恵】

 ◆北海道勢の甲子園サヨナラ勝利 夏は06年3回戦で駒大苫小牧が青森山田(青森)に9回逆転サヨナラ勝ち以来、南北代表通算で10度目(南8度、北2度)。北海は60年1回戦で県岐阜商(岐阜)を4-3の9回サヨナラで下して以来、通算4度目。春甲子園では北海3度、函館大有斗1度の計4度。

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作新学院、秀岳館、北海、聖光学院が3回戦進出

<全国高校野球選手権>◇12日◇甲子園◇2回戦4試合

 作新学院(栃木)秀岳館(熊本)北海(南北海道)聖光学院(福島)が勝って3回戦に進出した。

 作新学院は3-0で尽誠学園(香川)を破った。1回に2点を先制し、7回は入江の本塁打で加点。今井が5安打13奪三振で完封した。

 今春の選抜大会4強の秀岳館は6-1で常葉学園菊川(静岡)を下した。7回に広部の本塁打などで3点を勝ち越し、8回にも加点した。熊本勢は夏通算60勝目。

 北海は2-1で松山聖陵(愛媛)にサヨナラ勝ちした。9回2死一、三塁から小野が中前打を放ち、試合を決めた。北海は22年ぶりの夏勝利で、春夏通算30勝目。

 聖光学院は2点を追う8回無死満塁で小泉が走者一掃の三塁打を放ち逆転。5回途中から登板した斎藤が得点を許さず、クラーク(北北海道)を5-3で下した。

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松山聖陵・アドゥワ、ナイジェリア人父に勝利誓う

松山聖陵・アドゥワ誠

 松山聖陵(愛媛)の、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ196センチ右腕のアドゥワ誠投手(3年)が甲子園初勝利に意気込んだ。

 愛媛大会決勝で打球を右肩に受けた影響で、4日の甲子園練習では軽めの投球だったが「右肩に違和感はない」と回復を強調。「開会式は分からないが、試合は両親が応援に来る。しっかり投げたい」と両親の前で甲子園初白星を目指す。

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北海は松山聖陵と 大西主将「序盤に点をやらない」

松山聖陵・稲葉主将と握手する北海・大西主将(撮影・加藤哉)

<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇4日◇大阪フェスティバルホール

 第98回全国高校野球選手権(7日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われ、南北海道代表の北海は、同日第2試合、初出場の松山聖陵(愛媛)と激突する。北北海道のクラークとともに2回戦からの登場は2004年夏の旭川北、駒大苫小牧以来。

 予備抽選では右手で1番クジを引いた北海のエース兼4番大西健斗主将(3年)は「ヤバイと思って、本抽選は左手で引きました」と苦笑い。高校野球100年の昨夏は、まさかの開幕試合を経験。「先輩からもチームメートからも『絶対に(開幕試合を)引くなよ』と言われていたので良かった」と、大会第6日の日程に表情が和らいだ。

 相手の松山聖陵は初陣も、荷川取(にかどり)秀明監督(35)は沖縄尚学(沖縄)の三塁手として99年センバツ優勝。計7試合を戦っており、聖地での勝ち方を知り尽くす。主戦のアドゥワ誠投手(3年)は196センチの長身右腕だ。先行逃げ切りで勝ち上がるなど、共通点は多い。平川敦監督(45)は「愛媛は強豪地区。チームカラーは似ているし、序盤に点をやらないように気をつけたい」と警戒を強めた。

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横浜-東北が1回戦激突/高校野球組み合わせ詳細

花咲徳栄・高橋昂也

<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇4日◇大阪フェスティバルホール

 第98回全国高校野球選手権大会(7日開幕)の組み合わせ抽選会が、大阪市で行われた。

 注目投手の高橋昂也投手を擁する花咲徳栄(埼玉)は4日目第4試合で大曲工(秋田)と対戦。エース藤平尚真を擁する名門の横浜(神奈川)は3日目第3試合で東北(宮城)と強豪対決となった。寺島成輝投手の履正社(大阪)は2日目第3試合で高川学園(山口)と対戦する。

 史上8校目の春夏連覇を狙う智弁学園(奈良)は大会初日の第2試合で出雲(島根)と戦う。

 選手宣誓は市尼崎の前田大輝主将に決まり「正直当たると思っていなかったです。選手みんなで一緒に考えたいと思います」と話した。

◆第1日(7日)◆

▽1回戦

第1試合(10:30)佐久長聖(長野)-鳴門(徳島)

第2試合(13:00)出雲(島根)-智弁学園(奈良)

第3試合(15:30)九州国際大付(福岡)-盛岡大付(岩手)

◆第2日(8日)◆

▽1回戦

第1試合( 8:00)いなべ総合(三重)-鶴岡東(山形)

第2試合(10:30)中京(岐阜)-大分(大分)

第3試合(13:00)高川学園(山口)-履正社(大阪)

第4試合(15:30)東邦(愛知)-北陸(福井)

◆第3日(9日)◆

▽1回戦

第1試合( 8:00)市尼崎(兵庫)-八戸学院光星(青森)

第2試合(10:30)山梨学院(山梨)-長崎商(長崎)

第3試合(13:00)東北(宮城)-横浜(神奈川)

第4試合(15:30)近江(滋賀)-常総学院(茨城)

◆第4日(10日)◆

▽1回戦

第1試合( 8:00)関東第一(東東京)-広島新庄(広島)

第2試合(10:30)京都翔英(京都)-樟南(鹿児島)

第3試合(13:00)星稜(石川)-市和歌山(和歌山)

第4試合(15:30)花咲徳栄(埼玉)-大曲工(秋田)

◆第5日(11日)◆

▽1回戦

第1試合( 9:30)八王子学園八王子(西東京)-日南学園(宮崎)

第2試合(12:00)富山第一(富山)-中越(新潟)

▽2回戦

第3試合(14:30)嘉手納(沖縄)-前橋育英(群馬)

◆第6日(12日)◆

▽2回戦

第1試合( 8:00)聖光学院(福島)-クラーク(北北海道)

第2試合(10:30)松山聖陵(愛媛)-北海(南北海道)

第3試合(13:00)尽誠学園(香川)-作新学院(栃木)

第4試合(15:30)秀岳館(熊本)-常葉学園菊川(静岡)

◆第7日(13日)◆

▽2回戦

第1試合( 8:00)木更津総合(千葉)-唐津商(佐賀)

第2試合(10:30)明徳義塾(高知)-境(鳥取)

第3試合(13:00)創志学園(岡山)-第1日の勝者3チームから抽選

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センバツ王者の智弁学園「打倒・大阪」に狙い定める

甲子園練習でグラウンドへ飛び出す智弁学園ナイン

 甲子園練習が1日に始まり、史上8校目の甲子園春夏連覇を目指す智弁学園(奈良)、通信制の学校として初出場するクラーク(北北海道)などが球場の環境を確認した。甲子園練習は組み合わせ抽選会がある4日まで行われる。

 センバツ王者の智弁学園が「打倒・大阪」に狙いを定めた。甲子園練習に臨んだ小坂将商監督(39)は「大阪に勝とうと今朝も選手に話しました」。現チームは公式戦24勝2敗で、大阪桐蔭と履正社といずれも大阪のチームに敗れている。エース村上頌樹(3年)は奈良大会決勝後初めて捕手を座らせて投球練習し再始動した。

 ◆甲子園練習 日本高野連は代表校の甲子園練習のうち、最終日となる4日の日程を追加で発表。午前8時から3季連続出場の花咲徳栄(埼玉)など9校が30分ずつ練習する。練習順は次の通り。

 花咲徳栄、履正社(大阪)東邦(愛知)松山聖陵(愛媛)九州国際大付(福岡)横浜(神奈川)創志学園(岡山)高川学園(山口)日南学園(宮崎)

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横浜、履正社が甲子園へ 49代表校が出そろう

3年ぶりの甲子園切符を手に入れた横浜の選手たちは歓喜の輪を作る(撮影・山崎安昭)

<高校野球地方大会>◇31日◇各地

 2大会で決勝が行われ、神奈川では横浜が慶応を9-3で下して3年ぶり16度目、大阪では履正社が金光大阪を12-0で退け、6年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。8月7日に開幕する大会の49代表校が出そろった。

 昨年に続く代表を勝ち取ったのは11校で、聖光学院(福島)は10年連続、明徳義塾(高知)は7年連続の出場。春夏連続出場は13校を数え、選抜王者の智弁学園(奈良)は史上8校目の春夏連覇を目指す。

 初出場は9校で、クラーク(北北海道)八王子学園八王子(西東京)出雲(島根)松山聖陵(愛媛)は春夏通じて初の甲子園に臨む。

 北海(南北海道)は全国最多を更新する37度目の出場で、過去に全国制覇の経験があるのは常総学院(茨城)作新学院(栃木)前橋育英(群馬)横浜、明徳義塾の5校。

 組み合わせ抽選会は8月4日に行われる。

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伊予のダル!松山聖陵・アドゥワ甲子園けん引/愛媛

春夏通じて初の甲子園出場を決めた松山聖陵・アドゥワ(撮影・近間康隆)

<高校野球愛媛大会:松山聖陵3-2新田>◇28日◇決勝◇坊っちゃんスタジアム

 最後の最後に笑った。ナイジェリア人の父を持つアドゥワ誠投手(3年)が、松山聖陵を春夏通じて初の甲子園へ導いた。196センチの長身から投げ下ろし、ポーカーフェースを崩さずに117球の力投。創部47年目での悲願に「みんなの気持ちが入っていた。気持ちで投げました」と青空に向かって指を突き上げた。

 気力だけだった。1回1死一塁で、打球が右肩を直撃した。飲み薬も効かず、ベンチでは氷で冷やし続けた。試合後も「肩が上がりにくいです」と明かす状態で、最速145キロの直球は138キロ止まり。11球目のアクシデントから先制を許し、10安打を浴びたが、自身の素早いフィールディングなどでピンチを脱した。

 186センチの父アントニーさんに、バレーボールの実業団ダイエーで活躍した母純子さんも180センチある。高校入学時に既に191センチあったが体重は61キロで、99年センバツに沖縄尚学で全国制覇した荷川取(にかどり)秀明監督は「ヒョロヒョロだった」。昨冬からはアドゥワが「吐くまで白米」と苦笑するほどの肉体強化に努めて体重は10キロ増、球速と力強さも備わった。

 震災に苦しむ故郷熊本からは片道6時間かけて両親が駆け付けた。ちょっぴりシャイな次男は「ちょっとは親孝行できたかな」と照れ笑いした。幸い右肩は軽症のもようで「熊本の人も見てくれるだろうし、今までお世話になった人のためにも」。ノーシードからつかんだ栄冠とともに、憧れの聖地へ力を込めた。【近間康隆】

 ◆アドゥワ誠(まこと) 1998年(平10)10月2日、熊本市生まれ。出水南小1年の時に熊本中央リトルで野球を始め、出水中では熊本中央シニアでプレー。松山聖陵で1年秋から登板。家族は父アントニーさん(48)と母純子さん(47)兄大(まさる)さん(20=東農大オホーツク北海道)は九州国際大付(福岡)で甲子園出場。196センチ、86キロ。右投げ右打ち。

 ◆松山聖陵 1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。生徒数は1045人(女子165人)。野球部は70年創部、部員75人。主なOBに俳優藤岡弘、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。松山市久万ノ台1112。渡部正治校長。

◆Vへの足跡◆

1回戦18-0三間

2回戦5-1川之江

3回戦5-4西条

準々決勝7-3今治東中教校

準決勝7-1今治北

決勝3-2新田

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松山聖陵、初の甲子園 アドゥワ誠2失点完投/愛媛

春夏通じて初の甲子園を決めた松山聖陵・アドゥワ誠投手(撮影・近間康隆)

<高校野球愛媛大会:松山聖陵3-2新田>◇28日◇決勝◇坊っちゃんスタジアム

 最後の最後に笑った。ナイジェリア人の父を持つアドゥワ誠投手(3年)が、2失点の完投で松山聖陵を春夏通じて初の甲子園へ導いた。

 196センチの長身から投げ下ろし、ポーカーフェースを崩さずに117球の力投。創部47年目での悲願に「みんなの気持ちが入っていた。気持ちで投げました」と青空に向かって指を突き上げた。

 ◆アドゥワ誠(まこと) 1998年(平10)10月2日、熊本市生まれ。出水南小1年の時に熊本中央リトルで野球を始め、出水中では熊本中央シニアでプレー。松山聖陵で1年秋から登板。家族は父アントニーさん(48)と母純子さん(47)兄大(まさる)さん(20=東農大オホーツク北海道)は九州国際大付(福岡)で甲子園出場。196センチ、86キロ。右投げ右打ち。

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松山聖陵、創部47年目で春夏通じ初の甲子園/愛媛

春夏通じて初の甲子園を決め、喜びの輪をつくる松山聖陵ナイン(撮影・近間康隆)

<高校野球愛媛大会:松山聖陵3-2新田>◇28日◇決勝◇坊っちゃんスタジアム

 創部47年目の松山聖陵が、春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。

 1点を追う2回1死から新居裕崇遊撃手(3年)と松本侑馬一塁手(2年)の連打で一、三塁とし、8番田頭(でんどう)直輝左翼手(3年)の左前打で同点に。2死二、三塁からは1番大村弘稀中堅手(3年)の中前打で2点を加えた。

 ナイジェリア出身の父を持つアドゥワ誠投手(3年)は、新田打線に10安打を浴びながら2失点に抑えた。196センチの右腕は1回に打球が右肩を直撃して本調子ではなかったものの「気持ちで投げました」と気合十分だった。

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東北、智弁学園、関東第一、中京など甲子園へ/詳細

 甲子園を目指し12地区で決勝戦。東北(宮城)前橋育英(群馬)関東第一(東東京)中京(岐阜)いなべ総合(三重)富山第一(富山)市尼崎(兵庫)智弁学園(奈良)市和歌山(和歌山)高川学園(山口)鳴門(徳島)松山聖陵(愛媛)が甲子園出場を決めた。

東東京:関東第一4-3東亜学園

チーム10
東亜学園
関東第一

※関東第一は2年連続7度目の夏甲子園

宮城:東北5-0利府

チーム
東北
利府

※東北は7年ぶり22度目の夏甲子園

兵庫:市尼崎3-2明石商

チーム
市尼崎
明石商

※市尼崎は33年ぶり2度目の夏甲子園

和歌山:市和歌山2-0箕島

チーム
箕島
市和

※市和歌山は2年ぶり5度目の夏甲子園

岐阜:中京3-2大垣日大

チーム
大垣日大
中  京

※中京は14年ぶり6度目の夏甲子園

富山:富山第一8-0富山商

チーム
富山商
富山一

※富山第一は3年ぶり2度目の夏甲子園

徳島:鳴門2-1鳴門渦潮

チーム
鳴門
渦潮

※鳴門は5年連続11度目の夏甲子園

三重:いなべ総合10-4津田学園

チーム
津田学園
いなべ総10

※いなべ総合は6年ぶり2度目の夏甲子園

山口:高川学園8-2宇部鴻城

チーム
宇部鴻城
高川学園

※高川学園は夏の甲子園初出場

群馬:前橋育英8-4高崎健康福祉大高崎

チーム101112
前橋育英
健大高崎

※前橋育英は3年ぶり2度目の夏甲子園

愛媛:松山聖陵3-2新田

チーム
聖陵
新田

※松山聖陵は春夏甲子園初出場

奈良:智弁学園6-5天理

チーム
天理
智弁

※センバツVの智弁学園は2年ぶり18度目の夏甲子園

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