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日本ハム斎藤佑樹が好投 3回無安打無失点3奪三振

楽天対日本ハム 日本ハム先発の斎藤(撮影・足立雅史)

<練習試合:楽天-日本ハム>◇20日◇沖縄・金武

日本ハム斎藤佑樹投手(30)が今キャンプ2度目の先発マウンドに上がった。3回無安打無失点、1四球3奪三振、41球で降板。最後の打者を空振り三振に仕留めると、楽天のキャンプ地ながら大きな拍手が起きた。

前回は米アリゾナキャンプ中の11日(日本時間12日)に韓国NC戦(スコッツデール)に先発し、2回無安打無失点だった。

<1回>

1番田中 フルカウントから変化球で空振り三振。

2番島内 1ボールから2球目を打たせて左飛。

3番浅村 移籍後初打席となった浅村をファウル、見逃しで追い込み、最後は空振りを奪って3球三振に仕留めた。初回は11球。

<2回>

4番ブラッシュ 四球を与えて、今春の実戦で初の走者を背負う。無死一塁。

5番 ウィーラー 2ストライクからの3球目、外角への直球系を打たせて遊直。1死一塁。

6番銀次 カウント2-2からの5球目、外角への変化球を打たせて遊撃への併殺打。2回は13球。

<3回>

7番藤田 2-2からの5球目を打たせて二ゴロ。

8番堀内 2-1からの4球目を打たせて二ゴロ。

9番渡辺直 2-2からの7球目、外角への変化球で空振り三振。3回は17球。

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ヤクルト太田賢吾が意欲「日々勉強」/新顔通信

太田賢吾

<ヤクルト新顔通信>

日本ハムからトレードで加入したヤクルト太田賢吾内野手(22)は、守備面で持ち味を発揮している。早出練習から参加しており、すっかりチームになじんだ。「雰囲気は、日本ハムとそっくり。みんな仲良く話しかけてくれるので、やりやすい」と感謝する。

チームが変わったことをチャンスとして捉えている。守備では、遊撃に加えて二塁でもシートノックを受けるなど、ユーティリティー性をアピール。名手である宮本ヘッドコーチから直接指導を受け、改めて気づいたことがあった。「1つ1つの動作が丁寧で、それは自分ができていないことではないかなと。参考になることが多いし、日々勉強です」。細部にまでこだわり、練習に臨んでいる。キャンプも最終クールに入り、シーズン開幕に向けたサバイバルが始まっている。「もっとアピールしていかないといけないと思う。細かいところを意識して、がんばりたい」とレギュラー奪取を狙う。

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楽天浅村、第1打席は日本ハム斎藤に3球三振

楽天対日本ハム 1回裏楽天2死、空振り三振に倒れる浅村(撮影・足立雅史)

<練習試合:楽天-日本ハム>◇20日◇沖縄・金武

西武からFA移籍後初の実戦となる楽天浅村栄斗内野手(28)が「3番二塁」でスタメンに入った

第1打席から日本ハム斎藤の初球直球に反応してファウル。2球目の変化球を見逃し、最後は変化球を空振りして3球三振となった。

楽天対日本ハム 日本ハム先発の斎藤(撮影・足立雅史)

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浅村3番 清宮6番 楽天-日本ハム戦スタメン

楽天対日本ハム 日本ハム先発の斎藤(撮影・足立雅史)

<練習試合:楽天-日本ハム>◇20日◇沖縄・金武

スタメンが発表され、西武からFA移籍後初の実戦となる楽天浅村栄斗内野手(28)が「3番二塁」で名前を連ねた。日本ハム清宮幸太郎内野手(19)は「6番一塁」に入った。

楽天の先発マウンドは実戦初登板となるドラフト4位の弓削隼人投手(24=SUBARU)。日本ハムは斎藤佑樹投手(30)が先発する。

両チームのスタメンは以下の通り。

【楽天】

1番(中)田中

2番(右)島内

3番(二)浅村

4番(左)ブラッシュ

5番(三)ウィーラー

6番(一)銀次

7番(遊)藤田

8番(捕)堀内

9番(指)渡辺直

先発は弓削

【日本ハム】

1番(中)西川

2番(右)大田

3番(左)王柏融

4番(三)近藤

5番(指)横尾

6番(一)清宮

7番(二)杉谷

8番(捕)黒羽根

9番(遊)谷内(ヤクルト)

先発は斎藤

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吉田輝星「リュックがガラガラなんですが」

オフレコトークランキング

<オフレコトーク ランキング>

日本ハム選手たちのユニークな発言や軽妙なトークを集め、週に1度、5位までの傑作を掲載します。1位には5点、2位4点…5位1点のポイント制で、キャンプインに合わせオフ期間の大賞を決定します。

 ◇  ◇  ◇

金賞:万波中正

「南国なので」(14日、沖縄・国頭2軍キャンプ。ランチを終え、手に持った皿にはパイナップルが。デザートひとつとっても雰囲気を大切にしています)

銀賞:大田泰示

「拳士! 車に当たったぞ」(16日、紅白戦中に。杉谷の三塁側場外へのファウルが車に当たったと、三塁の守備位置から絶叫。真相はいかに…)

銅賞:近藤健介

「アリゾナは寒くて、沖縄で(野球を)やった方が良かったかも。でも、ゴルフは抜群に飛んで気持ちよかった~」(14日、米アリゾナから帰国し、2次キャンプ地の沖縄・名護入り。ゴルフの腕前はチーム屈指。そちらの練習ははかどったようです)

4位:吉田輝星

「今日はバレンタインデーなので、リュックをガラガラに空けてきたのに、まだ1個もチョコが入ってない。みなさん、ここにチョコ入れて下さいね!」(14日、沖縄・名護。リュックを開けて指さし、練習場で待っていたファンに猛アピールしてました)

5位:杉谷拳士

「あんまり焼くと言われるので…」(12日、沖縄・国頭キャンプ。北国出身で地肌が白く、日焼けに対しては周囲の目? が気になるようで)

野球教室で打撃の手本を見せる日本ハム吉田輝は見事に本塁打を放つ。右端は万波(撮影・江口和貴)

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日本ハム近藤、西川 サムライ入りで五輪へ意気込み

打撃練習する日本ハム西川(撮影・黒川智章)

侍ジャパンのメキシコ戦メンバーに選出された日本ハム西川と近藤が、それぞれ来年に迫った東京オリンピックでの代表入りへ意気込んだ。19日は沖縄・名護で打撃練習。代表では、西川が背番号99、近藤が入団当初と同じ54を背負う。

近藤は「初心に戻って」と意図を明かし、代表初選出となった西川は「今後、誰もつけないだろうと思って。僕たちの世代で引っ張っていけるようにしたい」と気合を入れた。

打撃練習する日本ハム近藤(撮影・黒川智章)

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「ウチカワ・ラリアット」/お題に答えます

ソフトバンク内川(19年2月17日撮影)

<お題に答えます>◇19日

キャンプ中の12球団選手、監督、コーチらが日替わりの「お題」に答えます。19日のお題は「2・19プロレスの日 あなたの“○○打法”“○○投法”を教えて!!」です。

▼広島九里 プロレスといえばやっぱり(カープファンで親交もある)内藤哲也さんなので、デスティーノ投法なんてどうですか?(相手のバットを粉砕しそうですね)

▼巨人鍬原 真っすぐが武器なので「ライジングキャノン」とかどうですか? パワプロで猪狩守というキャラが投げるんですよ(進化すると「ソニックライジング」になるそうです)

▼阪神馬場 う~ん。ジャイアントミラクル打法ですかね(昨季2軍戦で甲子園の左翼席中段へ。お題がプロレスだけに考えて答えてくださいました)

▼DeNA井納 シーズン中に出来ると思います(宇宙人の愛称で親しまれる右腕。やはり宇宙人ボールでしょうか?)

▼ヤクルト蔵本 大下さんと考えたんですけど、メタボールはどうでしょうか(くまモン似のくらもんと、体脂肪率と格闘中の大下の共通の考えだそうです)

▼楽天ドラフト8位鈴木翔天(22=富士大) 「スカイボール」でどうですか? 名前が翔天(そら)なので(20日の日本ハム戦で実戦初登板を予定しているイケメン新人左腕。ボールも名前も顔も、ぜひ覚えてくださいね)

▼オリックス竹安 「ケンカ投法」ですね。自分は球威のある投手じゃないので、インコースをガンガン攻めていかないといけない(阪神在籍時に掛布SEAに「ケンカ投法でいかないとダメだよ」と助言をもらったそうです)

▼日本ハム鈴木 左手ガムシャラ投法ですかね(小学生の頃からグラブをはめた左手をひねるようにして投げるのが特徴的。ネーミングセンスがないかな…と笑っていました)

<本日のいいね>

▼ソフトバンク内川 長州(力)さんとか(佐々木)健介さんとか、ラリアットが得意なレスラーが昔から好きなんだよね。フィニッシュの決めに行くやつ、いいよね。ウチカワ・ラリアット? じゃあそれでいこう(リキ・ラリアットのように勝負を決める一打を見せてください!)

広島対ロッテ 大雨で試合中止になり、室内でフットボールのボールを使ってキャッチボールする広島九里(撮影・林敏行)
阪神馬場(19年2月12日撮影)
楽天鈴木翔天(19年2月4日撮影)

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藤浪の291球 バドミントンで熱帯びブルペン独占

ブルペンで投げ込む藤浪(撮影・奥田泰也)

今季の完全復活を目指す阪神藤浪晋太郎投手(24)が19日、沖縄・宜野座のブルペンで、プロ入り後最多の291球を投げ込んだ。

午前中の投球練習で、捕手を座らせて120球。その時点で自身の今キャンプ最多を超えたが、午後から再びブルペンへ。約1時間半にわたって体の使い方、球筋を確認し、立ち投げなども含めて計171球の熱投でブルペンを独占した。

   ◇   ◇   ◇

激しい雨風がヒカンザクラを震えさせた宜野座で、藤浪がブルペンを独り占めした。福原、金村両投手コーチが受け手の片山ブルペン捕手の両横に座り、途中から清水ヘッドも捕手後方のベンチに腰を下ろした。3人の首脳陣に見守られ、右腕を振り、声を振り絞った。午後の練習風景だが、実はこの日2度目のブルペンだった。「感触ですね。タイミングだったり、反復練習ですね」。全メニューを終えた練習後、藤浪は短い言葉で、汗にまみれたブルペンの確認事項を総括した。

午前中に120球を投げていた。この時点で自身の今キャンプ最多の球数。速球がうなりをあげて絶妙なコースに決まったとき、見守るファンから拍手が起きた。計4度、自然な喝采が贈られた。それでも満足できなかったのか、室内練習場でもフォームを確認する練習に取り組んだ。バドミントンのシャトルをトスしてもらい、黙々とラケットで打った。その練習で「肘の使い方」(金村コーチ)を確認。この異種目練習で火がついた。同コーチと再びブルペンに向かう。キャッチボールから始め、練習はどんどん熱を帯びた。

受け手に通常より下がってもらい、球筋、球の伸びを見極めた。ワインドアップ、セットと投げ方も変え、右腕だけに頼るのではなく、下半身を使って投げ切れているかを追求した。午後2時前から始めた練習が、午後3時を過ぎても終わらない。「300球、行ってますかね」と、投げる藤浪がもらしたほど長時間の投球練習。キャッチボール、立ち投げも含めて、171球をおかわりした。

今季初実戦の11日紅白戦は2回2安打1失点で「クイック(モーション)」を課題に挙げた。対外試合初登板の17日日本ハム戦は3回7安打2失点で「真っすぐの高さと質は反省」と、直球をはじき返されたことを改善点に。課題と向き合い、課題をつぶす。

大阪桐蔭時代はフォームを固めるために、ほぼ毎日ブルペンに入っていたが、1日300球近くの球数は経験なし。プロ入り後はあまり投げ込むタイプではなかった。右腕にとっては、あまりにも異例の投球練習。完全復活を目指す姿勢を示した「藤浪の291球」だった。【堀まどか】

<藤浪の今キャンプでのブルペン投球>

◆1日 初日から58球の力投。躍動感あふれるフォームから変化球も交え、完全復活へ上々の滑り出し。

◆2日 前日から連続でブルペンへ入り、62球。力の強弱を意識し、スライダーなども試した。

◆5日 77球のうち、11球は打席に立った福留を相手に投じた。打者目線からの意見に、耳を傾けた。

◆7日 金村投手コーチから、20勝の太鼓判を押される力投。通常のブルペンでは87球、さらに30分間延長し投げ続けた。

◆9日 通常のブルペン投球では84球。21球目以降は打者も立たせ、カウントを決めて配球した。

◆10日 翌11日の紅白戦を前に76球。打者を相手にした投球に気を配った。

◆14日 課題のクイックモーション修正に着手。全96球中77球をクイックで投げ、手ごたえを感じた。

◆15日 山本昌(中日)のフォームの物まねをするなど、なごやかな表情。クイックのタイムを計りながら38球。

◆17日 練習試合日本ハム戦で3イニング投げた後、ブルペンで38球。セットポジションも交えフォームをチェックした。

ブルペンで投球練習をする藤浪(左)は金村投手コーチと投球フォームのチェックする(撮影・奥田泰也)
ブルペンで投球練習をする藤浪は投球フォームをチェックする(撮影・奥田泰也)

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「そういうのが見抜けないのかなと」/栗山監督

木田投手コーチ(左)と話し顔をしかめる栗山監督(撮影・黒川智章)

日本ハム渡辺が右内腹斜筋の肉離れで、開幕戦出場が微妙な状況になった。栗山英樹監督は「すげぇ、残念だ。そういうことがないようにやっているけど。申し訳ない。そういうのが見抜けないのかなと。オレの能力のなさ」。

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日本ハム吉田輝星「打者を意識」キャンプ最多73球

ブルペン投球する日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が19日、キャンプ最多の73球を投げ込んだ。

沖縄・国頭で6度目のブルペン入り。直球を主体に変化球も交え、「打者を意識してできたのでよかった」。22日には2軍キャンプのシート打撃登板を予定する。「試合の感覚はつかめてきている。あとは自分が納得できるフォームに」と引き締めた。

ブルペン投球を終えキャッチボールする日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)
ブルペン投球で帽子が飛ぶ日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

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日本ハム白村が登板3日後に野手転向、早速打撃練習

野手転向となりバットを手にする日本ハム白村(撮影・江口和貴)

日本ハム白村明弘投手(27)が19日、春季キャンプ終盤に差しかかった異例のタイミングで投手から野手へ転向した。2軍キャンプ地の沖縄・国頭では早速、打撃練習も行った。「監督の期待に応えたい」と野手として再出発した。

18日に2軍キャンプを視察に訪れた栗山監督と吉村GMと話し合い、野手転向を決断したという。

栗山監督は「もともと、白村を獲得する時から打つ方の可能性があることを、ずっと言っていた。いろんなことを含めて、白村のために、前に進ませるためにアメリカ(米アリゾナキャンプ)でもGMと話をしていた。野球の神様も『骨の髄まで一生懸命野球をやりましょう』とね。何か、白村が持っている能力をもう1回、花開かせるためにも大きなものが必要だとオレは思った。がむしゃらに何も考えないで、ボールを追っかけて、バットを思い切り振って、骨の髄から汗をかく。何か生まれると信じているので、そうしなさいと伝えた」と説明した。

白村は慶大から13年ドラフト6位で入団して、今季で6年目。1年目から150キロ超えの直球で押すパワー投球を武器に1軍デビュー。主に中継ぎとしてキャリアを積んできた。2年目の15年には50試合に登板し、1勝1敗13ホールド、防御率2・03をマーク。飛躍が期待されたが伸び悩み、昨季は1軍登板は3試合のみ。今春キャンプは2軍スタートで、16日に国頭で行われた紅白戦では白組の6番手として8回に登板。1回無安打1四球無失点だった。

投手としての通算成績は109試合登板、6勝5敗2セーブ15ホールド、防御率3・10。

◆白村明弘(はくむら・あきひろ)1991年(平3)12月11日、岐阜県生まれ。慶応高、慶応大を経て13年ドラフト6位で日本ハム入団。14年6月27日楽天戦でプロ初登板、同年10月5日同戦で初勝利。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。

2日、ブルペン投球する日本ハム白村(撮影・江口和貴)
打撃練習でマメができテーピングをした日本ハム白村の手(撮影・江口和貴)

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吉田輝星ブルペン投球 桑田氏の助言確かめるように

ブルペン投球する日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

日本ハムのドラフト1位、吉田輝星投手(18=金足農)が19日、春季キャンプが行われる沖縄・国頭で6度目となるプルペンでの投球練習を行った。

前日18日、キャンプ地を訪れた元巨人投手の桑田真澄氏(50=野球解説者)から、直球を磨くことが大切と助言を受けた。その直球をしっかりと意識するように45球。変化球はカーブ、スライダー、ツーシームと直球を含めて全73球を投じた。

ブルペン投球を終えキャッチボールする日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

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野手転向の日本ハム白村、成功例の先輩糸井が大目標

打撃練習でマメができテーピングを巻いた日本ハム白村の手(撮影・江口和貴)

日本ハム白村明弘投手(27)が19日、野手へ転向した。前日18日に2軍キャンプ地の沖縄・国頭で栗山英樹監督(57)らと話し合い、再出発を決断。この日から野手組に振り分けられ、打撃練習を始めた。

   ◇   ◇   ◇

白村が阪神糸井の背中を追いかける。06年4月に投手から野手へ転向した先輩について「僕の中で大きな目標になっている。糸井さんも相当努力されたという話も、いろんな方から聞いている。負けないように努力して、成長していきたいと思います」。糸井は入団3年目にコンバートされ、外野手としてスター選手となった。成功例を励みにして、白村も続くつもりだ。

◆白村明弘(はくむら・あきひろ)1991年(平3)12月11日、岐阜県生まれ。慶応高、慶応大を経て13年ドラフト6位で日本ハム入団。14年6月27日楽天戦でプロ初登板、同年10月5日同戦で初勝利。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。

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野手転向の日本ハム白村に監督「ポテンシャル評価」

野手転向となりバットを手にする日本ハム白村明弘(撮影・江口和貴)

日本ハム白村明弘投手(27)が19日、野手へ転向した。前日18日に2軍キャンプ地の沖縄・国頭で栗山英樹監督(57)らと話し合い、再出発を決断。この日から野手組に振り分けられ、打撃練習を始めた。球団はドラフト指名時から高い身体能力を評価し、野手としての可能性も見据えていた。投手として伸び悩んでいた6年目右腕が、大胆なコンバートをきっかけに、発揮できていない潜在能力の開花に挑む。

   ◇   ◇   ◇   

練習スケジュールが記された用紙に、大きな決断が刻まれていた。白村の名前は投手組になかった。プロ6年目の春、野手転向に踏み切った。「昨日、監督とGMから話があって、今日から野手の練習をやらせてもらっています」。前日18日に2軍キャンプを視察した栗山監督と吉村GMから、野手転向を提案された。突然の打診に驚いたが、指揮官の言葉が心に響いた。

白村 監督から『お前の将来を考えている、ポテンシャルを評価している』と言ってもらった。素直にうれしかった。その気持ちに応えようとしか思わなかった。野球がやれるなら、頑張れるなら、どこでもいい。だからもう、投手に未練はないです。

伸び悩んでいた。中継ぎとして2年目の15年には50試合登板も、翌年以降は売りの150キロを超える剛速球が鳴りをひそめた。17年には先発も経験。首脳陣も能力を引き出そうと試行錯誤してきたが、昨季の1軍登板は3試合に終わった。

中学3年の夏までは野手だった。主に中堅を守り、遊撃手としてもプレー。パワーとスピードを兼ね備え、2試合連続で“ランニング本塁打”を放ったこともある。ただ2試合とも前の走者を追い抜いてアウトになったというオチも付いたが、並外れた運動能力を球団もかねて高く評価。入団時から野手としての可能性も視野に入れていた。

1回無失点に抑えた16日の紅白戦(国頭)から間もない打診を、栗山監督は「野球の神様が、このタイミングですと言った」と説明。「がむしゃらに何も考えないで、ボールを追っかけて、バットを思い切り振って、骨の髄から汗をかく。何か生まれると信じているので、そうしなさいと伝えた」と期待した。

白村は早速、バットを握った。国頭の室内練習場で打撃練習を始めた。育成選手の海老原のバットを借り、今季限りで現役引退する田中賢からもバットと革手袋をもらった。「簡単ではないし、自分の努力次第で変わってくる。心機一転じゃないけど、自分の頑張り次第で、これから世界が変わっていくと思う」。守備位置はこれから。まずはバットを振り込む。一心不乱に野球に打ち込み、生まれ変わる白村の姿を、みんなが期待している。【木下大輔】

◆白村明弘(はくむら・あきひろ)1991年(平3)12月11日、岐阜県生まれ。慶応高、慶応大を経て13年ドラフト6位で日本ハム入団。14年6月27日楽天戦でプロ初登板、同年10月5日同戦で初勝利。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。

野手転向し打撃練習する日本ハム白村明弘(撮影・江口和貴)

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日本ハム中田「打撃も影響全然ない」早期復帰へ意欲

バットを手にクラブハウスに引き揚げる日本ハム中田(撮影・江口和貴)

左内転筋の肉離れで別メニュー調整中の日本ハム中田翔内野手が、キャンプ中の全体練習復帰へ意欲を見せた。

この日は沖縄・国頭で、軽めのランニングやキャッチボールなど、体を動かした。「打つ方にも影響は全然ない。2月中に(全体で)やろうと思えばやれるかな」と話し、早期復帰へ意気込みを口にした。

練習前、野手陣と準備する日本ハム白村(中央)。右は中田、左は西川(撮影・江口和貴)

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初侍の日本ハム清宮「全力でプレーする」メキシコ戦

投内連係練習でボールを捕球する日本ハム清宮(撮影・江口和貴)

日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、来年に迫った東京五輪への思いを口にした。19日、沖縄・国頭での練習後、初選出された侍ジャパンのメキシコ戦(3月9、10日、京セラドーム大阪)へ向け「日の丸を背負うということで、絶対に負けられないという思いがさらに強くなった」と意気込みを語り、「2020年の東京五輪に向けて、超えなければいけない先輩がたくさんいますけど、自分も負けないようにしたい」と大目標を見据えた。

今回は2試合の強化試合だが、自国開催の五輪へつながる大事なスタートラインと位置づける。「糧にしたいとかそういうのじゃなくて、勝負になる」。単なる経験として終わらせるつもりは毛頭ない。

日本代表のユニホームを着るのは、U-18W杯に2度出場した早実時代以来。トップチームでの出場は初めて。「素晴らしいメンバーに自分も選んでいただいてうれしいと思ってますし、選ばれたからには全力でプレーするだけです」。チームメートの近藤やオリックス吉田正をはじめ、同学年のヤクルト村上など、左の強打者たちも代表入りしている。持ち味の長打力で、存在感を示したい。

4番を担った17年のU-18W杯は、2本塁打を放ったものの、打率2割1分9厘に終わった。稲葉監督からも「(打撃の)内容を意識したい。外国人の動くボールにどうアジャストしていけるのか」と対応力を求められている。清宮は「(国際舞台は)経験してますけど、簡単に打てるものではないと思っている」と、気を引き締めた。【山崎純一】

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左肘張り阪神岩崎がブルペン再開、2月中実戦へ意欲

阪神岩崎(18年11月15日撮影)

左肘に張りがあった阪神岩崎優投手が19日、ブルペン投球を再開した。

捕手を座らせて14球、矢野監督の見守る中で投じた。2月中での試合登板には「自分で決められることではないですけど、そのつもりでいます」と意欲を見せた、また右肘の違和感を訴えて17日の日本ハム戦で緊急降板していた小野は、別メニューで調整した。

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開幕投手の日本ハム上沢、OP戦も“開幕投手”浮上

サムスンとの練習試合が雨天中止になり引き揚げる日本ハム上沢(撮影・黒川智章)

日本ハム開幕投手に決定している上沢直之投手が、オープン戦も“開幕投手”を務める可能性が浮上した。

先発予定だった19日の韓国サムスン戦(赤間)が雨天中止となり、名護の室内練習場で調整。今後の登板予定について「24日になりそう」と、チームのオープン戦初戦となる巨人戦(那覇)を示唆。3イニング程度を予定し、「今の真っすぐの状態を確認するのと、持っている変化球は全部投げたい」と見据えた。

サムスン戦の試合前にキャッチボールする日本ハム上沢(撮影・黒川智章)

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栗山監督「詰めないで」金子移籍後初登板は状況見て

木田投手コーチ(左)と話し顔をしかめる栗山監督(撮影・黒川智章)

19日の日本ハムと韓国サムスンとの練習試合(赤間)は、1回無死一、二塁の攻撃中に雨天中止が決まった。

試合開始の約10分前から強風と雨が強まり、強行して開始したが、すぐに中断。そのまま中止となった。

栗山英樹監督は「今日は止めなさいということ」と現実を受け入れ、2番手で1イニングを登板予定だった金子の次回登板については「あんまり詰めないでやっていきます」と、チーム状況を見ながら移籍後初登板の機会を探る。

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ソフトバンク3位野村は3戦5割超、大物の予感漂う

降雨のため室内に集合する野村(撮影・梅根麻紀)

<出てこい若鷹>

ソフトバンクのドラフト3位野村大樹内野手(18=早実)が、実戦での強さを発揮している。ここまでB組の紅白戦2試合、社会人セガサミーとの練習試合の通算で11打数6安打、打率5割4分5厘と安打を量産中だ。「出てこい若鷹」第2回は、将来の中軸として期待される高卒ルーキーの今と未来にスポットを当てた。

   ◇   ◇   ◇

早実時代に日本ハム清宮と3、4番を組んでいた野村が、さっそく実戦に強いところを見せつけている。プロ初実戦となる14日のB組紅白戦では5番三塁で出場。初回1死三塁でまわってきた“プロ初打席”で左前に落とす適時打を放つなど4打数1安打、翌15日の紅白戦は3打数1安打、17日の社会人セガサミー戦では4打数4安打の固め打ち。3試合で11打数6安打を記録した。

「球は見えています。結果は自分が思った以上に出ている。きれいなヒットは4本くらいだけど、しっかり振っているからこそ外野の前に打球が落ちる。運も味方してくれている」とうれしそうに話す。この積極性こそ首脳陣が高く評価するポイントだ。藤本3軍監督は「クセがない。詰まった安打も思い切り振っているから。1球1球練習から考えて打っている。キャンプ初日に比べたらフリー打撃の打球もだいぶ強くなっている」とわずか3週間弱での成長に目を細めた。

キャンプではロッテ藤原、中日根尾ら同じ高卒ルーキーが話題の中心になっている。「打撃では絶対に負けない。チーム事情が違う。日本一のチーム。出るのは簡単じゃない。1軍で早く試してみたい気持ちはあるが、今が勝負じゃない」と、惑わされない。

森ヘッドコーチも「いい結果を出しているという報告は聞いている。だからといってA組に上げることはない。大事に育てる」と今季はじっくり下で経験を積ませる考えだ。藤本3軍監督は「3軍も90試合くらいあるからね」と、チャンスを与える。大物の予感漂う野村の成長が楽しみだ。【石橋隆雄】

◆野村大樹(のむら・だいじゅ)2000年(平12)9月10日生まれ。兵庫県出身。同志社中では大阪福島シニアに所属。2年までは主に三塁手で、全国大会3位を経験。3年からは捕手も務め、U15(15歳以下)日本代表。早実では1年春からレギュラー。三塁手から捕手に転向し、3年で再び三塁に戻る。高校通算68本塁打。172センチ、81キロ、右投げ右打ち。

打撃練習を行う野村(撮影・梅根麻紀)
ティー打撃を行う野村(撮影・栗木一考)

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野手転向の日本ハム白村に中田から檄文「応援する」

練習前、野手陣と準備する日本ハム白村(中央)。右は中田、左は西川(撮影・江口和貴)

日本ハム白村明弘投手(27)が19日、野手へ転向した。

2軍キャンプ地の沖縄・国頭では早速、打撃練習も行った。「監督の期待に応えたい」と野手として再出発した。18日に2軍キャンプを視察に訪れた栗山監督と吉村GMと話し合い、野手転向を決断。投打の垣根を越えて慕ってきたチームの主将・中田には真っ先に報告したという。

白村 昨日、すぐ連絡しましたね。そしたら、電話をくれて「お前に未練はないんか」と言われて。「決めました」と言ったら、その後に長文でラインをくれて。「俺はずっと応援するから。わからないことがあったら何でも聞いてこい」と。本当に優しい先輩だなと思ったし、頼れると思った。

おとこ気あふれる先輩の熱い激励メッセージを胸に、6年目にして野手1年目となる再出発を踏み出した。

◆白村明弘(はくむら・あきひろ)1991年(平3)12月11日、岐阜県生まれ。慶応高、慶応大を経て13年ドラフト6位で日本ハム入団。14年6月27日楽天戦でプロ初登板、同年10月5日同戦で初勝利。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。

野手転向し打撃練習する日本ハム白村(撮影・江口和貴)

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清宮が日の丸を背負う決意「絶対に負けられない」

投内連係練習でボールを捕球する日本ハム清宮(撮影・江口和貴)

日本ハム清宮幸太郎内野手が19日、代表への決意を明かした。沖縄・国頭で行われたキャンプの全体練習に参加。

18日、日本代表として出場するメキシコ戦(3月9、10日)のメンバーに選出されたことに「日の丸を背負うということで絶対に負けられないという思い」と真剣な表情。

「2020年の東京五輪に向けて超えなければいけない先輩がたくさんいますけど、自分も負けないようにしたい」と意気込んだ。

練習前、日本ハム中田(中央右)と西川(同左)に頭を下げる清宮(左端)(撮影・江口和貴)
野手転向の日本ハム白村(後方右)の打撃練習を見つめた清宮(左中央)と横尾(同下)(撮影・江口和貴)

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日本ハム西川&近藤が五輪に意欲「僕たちの世代で」

打撃練習する日本ハム西川(撮影・黒川智章)

侍ジャパンのメキシコ戦メンバーに選出された日本ハム西川遥輝外野手と近藤健介捕手が、それぞれ来年に迫った東京オリンピック(五輪)での代表入りへ意気込んだ。

19日は沖縄・名護で打撃練習。代表では、西川が背番号99、近藤が入団当初と同じ54を背負う。近藤は「初心に戻って」と意図を明かし、代表初選出となった西川は「今後、誰もつけないだろうと思って。僕たちの世代で引っ張っていけるようにしたい」と気合を入れた。

打撃練習する日本ハム近藤(撮影・黒川智章)

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日本ハム渡辺が右内腹斜筋の肉離れ 開幕戦は微妙に

日本ハム渡辺(2018年10月10日撮影)

スタメン二塁手筆頭候補だった日本ハム渡辺諒内野手(23)の、開幕戦出場が微妙な状況になった。

球団は19日、右内腹斜筋の肉離れで、試合復帰に4~5週間かかる見通しと発表した。17日の阪神戦で違和感を訴え、翌18日に沖縄・名護市内の病院で精密検査を受けていた。

渡辺は高卒5年目の昨季終盤に二塁のレギュラーに定着。60試合に出場し、打率2割4分2厘、14打点、7本塁打を記録した。左内転筋の肉離れ(1度)で別メニュー調整中の主砲・中田に続く主力野手の離脱に、栗山監督は「すげぇ、残念だ」と悔しがり「そういうことがないようにやっているけど。申し訳ない。そういうのが見抜けないのかなと。オレの能力のなさ」と、自分を責めた。

サムスン対日本ハム 木田投手コーチ(左)と話し顔をしかめる栗山監督(撮影・黒川智章)

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ロッテ藤原、元同僚の小園に「野球選手っぽかった」

練習試合が降雨のため中止となり、室内練習場で言葉を交わすロッテ藤原(左)と広島小園(撮影・前田充)

<練習試合:広島-ロッテ>◇19日◇沖縄・コザしんきんスタジアム

ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)と広島同1位小園海斗内野手(18=報徳学園)の初対決はお流れとなった。試合前練習中に2人が「よっ」と声をかけ合うシーンはあったが、プレーボール10分前からコザしんきんスタジアムを豪雨が襲い、あえなく雨天中止となった。

枚方ボーイズ出身の2人は高校時代の甲子園や国体で対戦経験なし。17年の練習試合は雨で流れ、昨年組まれた2度の練習試合も雨と大阪北部地震の影響で中止になっていた。それでも藤原は「お互い中心選手になった時に対戦できればいい」と残念そうな顔は見せず。今は自分のことで精いっぱいで「まだまだ力がないので。小園のことよりチームの中で生き残ることを考えています」と話した。

藤原はプロでの小園の印象について「カープみたいな。(赤に)染まってたなと。サングラスもかけてて野球選手っぽかった(笑い)」と仲良しゆえに軽いジャブも放ったが、あくまで今は自分のことが中心。20日のDeNA戦も1番か2番でのスタメンが予定されており「これから試合もなかなか出られなくなってくると思うので、出させてもらったら、しっかり全力でやりたい」と力を込めた。

藤原について大村打撃コーチは「振り切れることと反応力は(高卒ルーキーとして)並外れてますね」と高く評価。現時点で技術的な指導は行っておらず「言ってるのは(落ちている)ボールを拾うことと、グラウンドをならすこと。あと試合前、練習前の準備。それだけです」という。

そんなゴールデンルーキーの今後について井口監督は「鎌ケ谷(3月6、7日・日本ハム戦)とマリンの初めくらい(同9、10日・中日戦)に判断したい。出場機会が少なければ下(2軍)で打席に立たせることもありうる。その辺はこれから他のメンバーも見て決めていきたい」と説明した。【千葉修宏】

広島対ロッテ フリー打撃を行うロッテ藤原。左奥は広島小園(撮影・林敏行)
広島対ロッテ ロッテ大谷にあいさつする広島小園(左)を見つめるロッテ藤原(右から2人目)(撮影・前田充)

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59年に王、15年に片山/キャンプ中の野手転向

キャンプでピッチングを披露する王貞治

日本ハム白村明弘投手(27)が19日、春季キャンプ終盤に差しかかった異例のタイミングで投手から野手へ転向した。

   ◇   ◇   ◇

◆春季キャンプ中の野手転向 最近では片山(楽天)がいる。15年キャンプで前年からの左肘痛が治らず、2月9日に野手転向を自ら志願。翌10日に内野手転向が正式発表され、野手組に入って練習メニューをこなした。ちなみに16年には左肘の状態が回復し、開幕後に投手に再転向した。また王(巨人)は入団1年目の59年、キャンプでは投球練習とともに、野手にまじってバッティングや一塁、外野での守備も練習していた。打撃では練習量が少ないながらも柵越えを連発し、水原監督が野手転向を決断した。

野手転向した楽天片山は、バットを手に気合の表情を見せる(2015年2月10日撮影)
野手転向となりバットを手にする日本ハム白村(撮影・江口和貴)

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日本ハム渡辺 右内腹斜筋肉離れ 復帰に4~5週間

日本ハム渡辺(2018年10月10日撮影)

日本ハムは19日、渡辺諒内野手(23)が18日に沖縄・名護市内の病院で精密検査を受け、右内腹斜筋肉離れと診断されたことを発表した。

渡辺は17日、阪神との練習試合で違和感を訴えていた。ゲーム復帰までは4~5週間ほどを要する見込み。

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06年森本球宴勢いのまま「おいしい」初サヨナラ打

06年7月27日付日刊スポーツ北海道版の1面

<北海道日本ハムファイターズ15年史>

日本ハムは2018年で北海道移転15年。過去の名場面、珍場面を、当時の紙面とともに振り返ります。

<06年7月27日付>

球宴で優秀選手賞を獲得した勢いそのままに、シーズン後半の初戦で「お祭り男」森本が決めた。楽天戦の10回2死満塁。左前に運ぶプロ入り初のサヨナラ打だ。「(球宴から)帰ってきてみんなにたたかれるのは最高です」。ユニホームの上着がはだけ、“てるてる坊主”のようになりながら、喜びのジャンプを繰り返した。

直前に行われた球宴に初出場した。第1戦では頭部を緑色にペイントし、人気アニメ「ドラゴンボール」の「ピッコロ大魔王」に変身。2日後の第2戦はドーナツ形のカツラをかぶる2戦連続の“頭部パフォーマンス”で一気に全国区へ躍り出た。さらに球宴史上3人目の本盗も成功させ、本塁打も放った。「ツーさん(新庄)が球宴は最後なので一緒に楽しみたかった」。この年限りでの引退を表明していた新庄との共演。球宴での本盗は、04年の新庄以来の出来事だった。

お立ち台では「せっかくおいしい位置にいるのでトップでプレーオフに行きます」と宣言した。リーグ制覇、そして日本一へと駆け上がるこの年。森本は最後の最後まで、兄貴分・新庄との時間を、楽しむことになる。

2006年オールスター第1戦 全セ対全パ ベンチで笑顔を見せる左から清原和博、宇宙人メークの森本稀哲、松坂大輔
2006年オールスター第2戦 全パ対全セ かつらで入場する日本ハム森本稀哲

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阪神大山、2度目の侍に矢野監督「スタメンで出な」

「日本対メキシコ」戦に選出された阪神大山の名前を読み上げる侍ジャパン稲葉監督(手前)(撮影・滝沢徹郎)

ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019「日本-メキシコ」(3月9、10日・京セラドーム大阪)の日本代表メンバーが18日、沖縄で発表された。阪神からは大山悠輔内野手(24)が2度目の選出。沖縄・宜野座キャンプで4番争いに加わる若き主砲に対し、矢野燿大監督(50)は20年東京五輪でもメンバー入りするようエールを送った。今回の代表は28人中11人が初選出となった。

◇   ◇   ◇

大山よ、夢は東京五輪や!! 矢野監督は侍ジャパンに選出された大山に対して「あの選手たちのなかでやれるのは、すごく意味のあること。日の丸を背負って、あそこでやるというのは、すごく価値がある」と激励した。

3月の強化試合はメキシコが相手だ。昨季レイズで25セーブを挙げたセルジオ・ロモらメジャー経験者も参戦し、格好の腕試しになるだろう。現役時の08年に北京五輪に出場し、15年プレミア12でバッテリーコーチを務めた矢野監督は、大山の目線を上げるノルマも課した。

「選ばれるだけでも、良くないと思うしね。選ばれてスタメンで出なアカンやろうし。東京五輪のときにも選ばれるような選手になっていくべきやと思う」

定位置の三塁は手薄なポジションで、可能性を秘める。活躍すれば東京五輪出場への道筋も見えてくる。17日に練習試合日本ハム戦を宜野座で視察した稲葉監督も「元気な姿でやってるなと見てました」とうなずいた。1年前はオーストラリア戦で招集されたが、5打席で無安打。再びチャンスが巡ってきた。

今キャンプでは4番候補に見込まれ、実戦4試合は12打数3安打。打撃練習の飛距離にはパワーアップも感じさせる。大山は「他球団の一流選手たちと貴重な時間を過ごせる」と意気込んだ。東京五輪出場には「早いです」と笑顔で謙遜したが、大舞台は来年に迫る。まずは目の前の白球に集中する。【酒井俊作】

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桑田氏から吉田輝星へ「プロでもスーパースターに」

桑田氏(左)と握手する日本ハム吉田輝(撮影・黒川智章)

大投手からプロで生きていくための教えを請うた。日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が18日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭を訪れた元巨人投手の桑田真澄氏(50=野球解説者)から、直球を磨くことの大切さを助言された。「桑田2世」の異名を持つルーキー右腕は、通算173勝を挙げた背番号18の大先輩からの言葉をかみしめた。

背番号18の大先輩との対面は、身が引き締まる思いだった。吉田輝は、取材で国頭を訪れた桑田氏と約10分間、サブグラウンドのクラブハウスで対談。その後、真剣な表情で報道陣の囲み取材に応じ「しっかり直球を磨いて欲しいという話でした。自分の大事なもの、直球を磨いていかないといけないなと、あらためて思った」。巨人で通算173勝をマークした右腕の金言が心にしみた。

金足農時代は直球に強い自信を持ってきた。「変化球がダメであればどんどん直球をという考えだったんですけど、プロに入って(投球の)全体をしっかりまとめないといけないなという考えになった」。プロ入り後、多彩な変化球を持つ先輩投手を目の当たりにし、新たな意識も芽生えていたが迷いは消えた。「直球以外(の変化球)に目が行きがちだった。気持ちがしっかり決まった」。まずは直球という原点回帰のきっかけとなった。

助言を受けた桑田氏とは、背番号18以外にも共通する部分が多い。お互いに夏の甲子園を沸かせたヒーローとして、ドラフト1位でプロの世界へ飛び込んだ。吉田輝が175センチ、桑田氏が174センチ(入団当時は登録176センチ)と身長もほぼ同じ。昨夏の甲子園では、吉田輝が登板した準決勝の始球式に桑田氏が登場する縁もあった。

桑田氏は「甲子園のスーパースターであり、またプロ野球でもスーパースターになるような投手を見たい。ぜひ彼にはそうなってもらいたい」とエールを送った。桑田氏のように直球のキレや伸びで勝負できる投手を目指す吉田輝は「球速もトレーニングなどをして上がればそれに越したことはないですけど、とりあえず意識するのはキレとコントロールというのを意識していきたいと思う」。武器である直球をさらに磨いていく。

◆吉田輝と桑田氏の縁 吉田輝の金足農が昨夏甲子園で準優勝の快進撃をみせたが、34年ぶりに進出した準決勝(日大三戦)の試合前、レジェンド始球式に登場したのが桑田氏だった。桑田氏は2年生だった84年夏に、準決勝の金足農戦で逆転2点本塁打を放ったという因縁もある。元巨人で専大北上(岩手)の中尾孝義監督が、公式戦で吉田輝と対戦した際「例えるなら桑田みたいな感じ」と、かつてバッテリーを組んだ右腕を引き合いに、フィールディングやけん制の技術なども称賛。以来、吉田輝は「桑田2世」と表現されることがある。

左手でキャッチボールする日本ハム吉田輝(撮影・黒川智章)

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