au版ニッカンプロ野球

記事検索

張本氏 松坂離脱に「元々悪かったんじゃないの」

張本勲氏(2017年1月14日撮影)

張本勲氏が17日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。ファンとの接触による右肩炎症でキャンプを離脱した中日松坂大輔投手についてコメントした。

「元々(右肩が)悪かったんじゃないの。本当にグッと引っ張られて悪いの(痛み)が出たんだと思う。握手や引っ張られたくらいじゃ悪くならない。悪くなるようじゃダメでしょう。心配だけど早く治してほしい」と話した。

ゲスト出演した阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)は「今、各球団、ファンサービスにものすごく力を入れている。ただ選手の本当のファンサービスっていうのはグラウンドで見せることですから。ファンの方には良い距離を持って選手の練習を見てもらいたいって感じがします」とコメントした。

関連するニュースを読む

張本氏「今、何本打っても意味がない」掛布氏も同意

張本勲氏(2017年1月14日撮影)

張本勲氏が17日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。プロ野球キャンプの紅白戦や練習試合で結果を出している新人、新外国人、新戦力選手についてコメントした。

張本氏は「今、何本打っても意味がない。気分は良いわね。結果が良いから。バッターの方ができあがりが早い。8-2でバッターの方が早いから。なんぼでも打てますよ」と話した。

ゲスト出演した阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)は11日の紅白戦であいさつ代わりの来日1号を放った阪神の新外国人ジェフリー・マルテ内野手についてコメントした。

「特に阪神の新外国人は、期待はしているんですけど、昨年のロサリオ(開幕前絶好調も1年で退団)の一件がありますので、今、打つ打たないっていうのは、張本さんが言うように意味がありません。矢野監督は大山の状態がすごく良いので新外国人は6番ぐらいでスタートさせて、良い形が出てから4番というようなことを考えていると言ってましたので」と話していた。

関連するニュースを読む

阪神掛布SEAが巨人視察 丸2番なら5番が鍵に

巨人キャンプを訪れた掛布氏(左)は笑顔で原監督と握手を交わす(撮影・垰建太)

阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)が14日、巨人キャンプを訪れ「丸君の加入で打線が厚くなる。原監督も言ってましたが、丸君が2番を打てば、3番は坂本君で5番がポイントになる」と分析。

5番候補のビヤヌエバについては「変なクセもないので面白そうな選手」と警戒した。

巨人のキャンプを訪れた掛布氏(右)は阿部に声をかける(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

阪神掛布SEA、DeNAとヤクルト打線にくぎ付け

ヤクルトのキャンプを訪れ、習志野高の2学年後輩でもある小川監督(右)と握手を交わす掛布SEA(撮影・狩俣裕三)

阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、63)が13日、DeNA、ヤクルトの沖縄キャンプを視察した。

同SEAは両球団の攻撃的な打線にくぎ付け。リーグ屈指の攻撃力を誇る両球団は、比較的狭い球場を本拠地としている。「投手って考えると、阪神の層っていうのはかなり厚いものがあると思うんで」。広い甲子園でいかに守りきる野球ができるか。昨年は20勝39敗2分けと大きく負け越した本拠地で、どれだけ貯金できるかがポイントだ。同SEAはすでに中日のキャンプ地を視察。今後は巨人、広島のキャンプにも赴く。

ヤクルトのキャンプを訪れ、青木(右)をねぎらう掛布SEA(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

阪神掛布SEAが視察行脚、DeNAからヤクルトへ

ヤクルトのキャンプを訪れ、習志野高の2学年後輩でもある小川監督(右)と握手を交わす掛布SEA(撮影・狩俣裕三)

阪神の掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、63)が13日、DeNA、ヤクルトの沖縄キャンプを視察した。

午前中にDeNAの宜野湾キャンプに足を運び、筒香、宮崎、ソトらの状態をチェック。ブルペンでも三浦大輔1軍投手コーチらと言葉を交わして情報を収集した。

午後にはヤクルトの浦添キャンプに移動。室内で打ち込む青木、雄平、坂口らの打撃練習を熱心に見つめた。千葉・習志野の後輩である小川淳司監督(61)とは昼食をともにして話し込んだ。

掛布SEAは「やっぱり他球団を見れば見るほど、半年間戦うペナントレースはそう簡単ではないんだろうなって思う。ここ(ヤクルト)だってそうだろうし、DeNAだってバランス良くなっているだろうし。だからどこのチームがどうやって(広島の)4連覇を阻止するか、その1番手が阪神であってほしい」と力を込めた。掛布SEAはすでに中日のキャンプ地も視察。今後は巨人、広島のキャンプにも赴く予定だ。

ヤクルトのキャンプを訪れ、宮本ヘッドコーチ(左)と握手を交わす掛布SEA(撮影・狩俣裕三)
ヤクルトのキャンプを訪れ、青木(右)をねぎらう掛布SEA(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

中日根尾は「好青年、打撃はクセない」掛布氏好印象

フリー打撃を行う中日根尾(左)。右は阪神掛布SEA(撮影・鈴木みどり)

中日のドラフト1位、根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)にエンジンがかかってきた。12日、2軍の沖縄・読谷キャンプで3日連続の屋外フリー打撃。マシンを相手に最多の49スイングをしたうち、5割に迫る安打性の打球を23本放った。

「今日で3回打たせていただいたが、距離感とか、その場に慣れることとか、まだつかみきれていない。しっかりできるところまで上げられるようにしたい」と満足はしなかった。

ライナーで広角に打ち返す姿をケージ裏で見つめながら、うなずいている人物がいた。阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーだ。

「目力がある。いい目をしている。好青年ですね。打撃はクセがないし素直だった」。人柄と打撃に関して好印象を抱いた。

阪神関係者として来訪したが、根尾への印象はやはり強く残ったようだ。「僕も遊撃でプロに入ってきて、少しかじったけど、打つよりも守備の方が難しい。巨人坂本のような遊撃でチームを引っ張る選手になってほしい。中日なら立浪くんのような選手ですね。野球人として応援したくなる雰囲気がある。阪神とか中日とかではなく、プロ野球界を盛り上げていかないといけない選手だと思う」。球界の先輩として、活躍を期待した。

根尾は掛布氏について「本塁打バッターという印象です。本塁打をっている映像も多いし、有名なシーンもある。お会いできてよかったです」と語った。

右ふくらはぎの軽い肉離れで別メニューが続いているが、第2クール最終日のこの日は、初めて一番最初のウオーミングアップを本隊と一緒に行った。ダッシュからは抜けたが「全体メニューに少しずつ入らせていただき、やれることが増えるのは、学べるチャンスが増えるので、いいことだと思います」と話した。

阪神掛布SEA(左)にあいさつする中日根尾(撮影・鈴木みどり)
全体のウオーミングアップに合流した中日根尾(手前)。右から谷元、阿知羅、鈴木翔、小笠原(撮影・鈴木みどり)

関連するニュースを読む

阪神マルテ1発含むマルチ!掛布SEAは対応力評価

紅白戦 1回表紅白戦2死三塁、左越えに2点本塁打を放つマルテ(撮影・上田博志)

衝撃のデビューだ! 阪神の新助っ人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が11日、沖縄・宜野座キャンプの紅白戦に「5番一塁」で出場し、来日初打席で初アーチを描いた。2打席目にはフルカウントまで粘ってタイムリー。観戦した背番号31の先輩、ミスタータイガース掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、63)も評価した。メジャー30発砲が幸先のいいスタートを切った。

   ◇   ◇   ◇

宜野座の青空へ、ふわりと白球が浮いた。弧の高いアーチは左翼芝生席まで伸びた。虎を救うため海を渡ってきたマルテは着弾を見届け、ゆったりとダイヤモンドを回りながら白い歯をキラリと光らせた。

「ゾーンに来た球をしっかりと捉えられた。状態はいい。だんだんと自分の打撃の準備ができてきた。(日本でも)成功するために、これを続けていきたい」

1回2死三塁で迎えた初打席。昨季7勝の白組先発の小野がカウント3-1から投じた真ん中の138キロ直球を引っ張った。いきなり飛び出した“来日1号”にも「試合も練習も、本塁打を狙っていない。ゾーンにきたところを自分のコンタクトで」とあっさりだ。

パワーだけでない。2回2死一、二塁の第2打席では、初球の141キロ直球を見逃した後にカーブに反応して三塁線へファウル。ここから4球続いた変化球を見極め、最後はフルカウントから8球目の外角140キロ直球をはじき返し、中前適時打にした。初体験となる日本野球の配球にも「1年目なので勉強しながら。文化や練習方法は違うが、野球は野球で同じと心掛けている」と冷静。コンパクトなスイングで対応する技巧派の一面を兼ね備えていた。

新助っ人は、こだわりも深い。「いろんなバットを試さないと、試合では使えないので」と本塁打後の第2打席は異なったバットだった。試合開始4時間ほど前に宿舎ホテルを出発したバスの中から左肘にエルボーガードを着用。新しい道具のなじみ具合を確認しながら初実戦に臨むきめ細かさもあった。

観戦した掛布SEAは「本塁打よりも、(第2打席で)抜けたカーブに反応できた対応力、振りにいけたことを評価したい」と背番号31を背負う助っ人を褒めた。マルテは「日本で名前を残しているすごい選手。31番の後継者としてサポートしていただいて感謝している」とエールを喜んだ。

昨季の阪神は最下位に沈んだ。「勝ち星がいっぱいつくように自分も貢献していきたい」。シーズンに向けて最善の準備を行うマルテが、ベールを脱いだ。【真柴健】

◆ジェフリー・マルテ(Jefry Marte)1991年6月21日、ドミニカ共和国生まれ。07年にメッツと契約しプロ入り。15年7月にタイガースでメジャーデビュー。16年からエンゼルスでプレーし、メジャー通算256試合で打率2割2分2厘、30本塁打、91打点。メジャーでは一塁、三塁、左翼を守った。185センチ、99キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

▽DeNA東野スコアラー (打球が)上がったかなと思ったけど、思ったより飛距離もありました。

<阪神近年の外国人野手初実戦>

◆マートン=10年2月13日、練習試合日本ハム戦 チーム初実戦に1番中堅で先発出場。3打数無安打、不慣れな中堅守備ではもたつくシーンも。

◆コンラッド=13年2月10日、練習試合日本ハム戦 6番DHで出場し、第1打席で右前打を放つなど2打数1安打。

◆ゴメス=14年3月15日、教育リーグ中日戦 生まれた長女の体調不良で来日が遅れ、自身も来日後に右足張りで実戦デビューが延びた。3番DHで先発出場。初回に中前打を放ち周囲をホッとさせた。

◆ヘイグ=16年2月11日、紅白戦 5番三塁で3打数2安打と結果を残したが、その後左脇腹を痛め離脱。対外試合初出場は3月初旬まで遅れた。

◆ロサリオ=18年2月11日、練習試合DeNA戦 4番DHで先発し、初回の初打席に初球を左中間へ本塁打。2打席目も初球を中前適時打と、期待は大きく膨らんだ。

阪神紅白戦 1回表紅組2死三塁、マルテは左越え2点本塁打を放つ(撮影・上山淳一)
阪神紅白戦 1回表紅組2死三塁、マルテに左越え2点本塁打を放ち笑顔でベースラン(撮影・上山淳一)

関連するニュースを読む

阪神掛布SEAがキャンプ訪問「明るい」印象語る

宜野座を訪れた阪神掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(左)は近本光司(中央)木浪聖也(右から2人目)を激励し笑顔をみせる(撮影・上山淳一)

阪神の宜野座キャンプを訪れた掛布雅之SEAは9日、ナインらとあいさつを交わし、報道陣に囲まれると「明るいんじゃないですか。鳥谷もいい意味での笑顔がいいと思います」とチームの第一印象を語った。

さらに「自主性を大切にしているのかなという印象は受けました」と矢野監督が進める自主性路線が順調と感じ取ったようだった。

関連するニュースを読む

阪神マルテ「31」先輩掛布氏の前で実戦デビューへ

マルテはランチ特打で豪快に打球を飛ばす(撮影・上山淳一)

阪神新助っ人のジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が、背番号31の大先輩、掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、63)の見守る中、11日に実戦デビューする。

同日は紅白戦が行われ、掛布SEAが観戦予定。9日はランチ特打で53スイングし、3連発を含む11本の柵越え。レジェンドの登場に合わせ、調子を上げてきた。

   ◇   ◇   ◇

レジェンドの来場に合わせるかのように、4番候補マルテのバットが上り調子となってきた。この日、掛布SEAが阪神キャンプ地の宜野座に来場。掛布SEAがマルテの打撃を見る機会はなかったものの、背番号31の大先輩来訪への喜びも込め? 新助っ人は特大の当たりを連発だ。糸井、福留、ナバーロとともにランチ特打を行い、53スイング中、11本の柵越え。3連発のシーンもあった。

マルテ 感触は良かったけど、ホームランは狙っているわけではない。しっかりコンタクトすることを心がけているよ。

コメントは控えめだったが、キャンプ初日のフリー打撃で“スロー発進”(56スイングで柵越え4本)したときに比べ、振りが鋭くなってきたのは明らか。巨人田中スコアラーは「ツボにはまった時の飛距離がすごい。こすっても長打になる。攻め方を考えないと、甘く入った時にガツンとやられる」。DeNA東野スコアラーは「守備は安定しているし、打撃も良くなってきている」。他球団007も警戒の色を強めた。

その中、マルテは「(11日に)出るつもりなので、しっかり照準を合わせていきたい」。同日は紅白戦が実施される予定で、実戦デビューを“予告”。掛布SEAもそれを伝え聞くと「楽しみですね」と胸を躍らせた。さらに「いずれにしても躍動して、シーズンを笑顔で終わってくれれば、31番が喜ぶでしょう」。独特の言い回しでエールを送っていた。

マルテも「歴史のある番号だということを知っていた。(今後)お話をして、知っていきたい」と語るなど、この日接する機会のなかった掛布SEAから吸収するチャンスをうかがっていた。【磯綾乃】

宜野座を訪れた掛布SEA(右)は矢野監督を激励する(撮影・上山淳一)

関連するニュースを読む

阪神ドラ1近本に掛布氏が金言「清潔感持ってやれ」

阪神キャンプで近本光司(左)と木浪聖也(右)とあいさつを交わす掛布雅之SEA(撮影・清水貴仁)

阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)がミスタータイガース掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、63)と対面を果たした。

掛布SEAから「清潔感を持ってやれと言われました。身だしなみも、プロでやっていくには必要ということだと思います」と金言? を受けた。

関連するニュースを読む

阪神マルテ、掛布氏以来31番の「4番サード」も

阪神入団会見で豪快なスイングを披露するマルテ(撮影・上田博志)

ミスタータイガースの再来!? 阪神の新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が29日、兵庫県西宮市の球団事務所で入団会見に臨んだ。

背番号は掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブアドバイザー(SEA=63)の「31」を継承。首脳陣は一塁で起用する方向だが、三塁守備にも意欲。掛布氏以来となる背番号31の「4番サード」が甲子園に登場する可能性が出てきた。

   ◇   ◇   ◇

マルテは誇らしげにユニホーム姿を披露した。大きな背中には31番が輝く。全国のファンから愛され、球史を彩ったミスタータイガースの代名詞。球団関係者からその特別な意味を聞いた4番候補は、言葉に感謝と敬意を込めた。

「すごく誇らしい気持ちでいっぱい。この番号にふさわしくなれるような選手になりたい。自分がその番号を付けてプレーして『マルテ選手が付けていた番号を付けたい』と言われるような選手になりたい」

首脳陣の基本構想は一塁での起用だ。しかし会見では意外な事実を口にした。守備について話題が及ぶと「もともと私は、三塁手として育ってきた」と明かした。マジメなマルテは複数ポジションの要求に応えられるように準備。2月1日から始まる沖縄・宜野座キャンプでは三塁手用のグラブもバッグに詰め込む。背番号31の虎戦士が甲子園で「4番サード」のアナウンスで登場すれば、掛布氏以来となる。

「二刀流」の後輩から、日本野球の講義も受けていた。昨年はエンゼルスで大谷とともにプレー。9月30日のシーズン最終戦では自らは4番に座り、3番大谷とクリーンアップを組んだ。年下ながら「しっかりとした動きのなかでバッティングができる」と大谷をリスペクトする。そして、力強いエールをもらっていた。「自分のやることをしっかりするだけだと思うよ。成功するように応援してる。(阪神は)ファンがいっぱいいる。とても熱狂的なファンがいる。競争がすごい素晴らしいチームだよ」。

マルテは幼少の頃から日本野球に興味を持っていたという。会見でも「アリガトウ」「ゲンキ」「コンニチワ」と日本語も披露。明るい性格でチームにも早く溶け込みそうだ。「31」の新戦力が甲子園で大暴れすれば、矢野阪神は浮上の推進力を得る。【桝井聡】

◆谷本球団副社長兼球団本部長は元助っ人コンビがマルテを高く評価していることを明かした。会見の冒頭で「彼は攻撃的な打者ではありますけど、選球眼が非常に良い。シーツ、ウィリアムスの両駐米スカウトも高く評価している」と話した。打順についても「我々も彼を打線の中軸と考えている」と主砲として期待した。

入団会見で背番号「31」を披露する阪神マルテ(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

阪神マルテ会見 大谷の「成功するよう」祝福明かす

入団会見で背番号「31」を披露する阪神ジェフリー・マルテ(撮影・上田博志)

阪神の新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が29日、西宮市の球団事務所で入団会見に臨んだ。

メジャー通算30本塁打の4番候補は「このチームにいられることに感謝している。仲間にもファンにも受け入れられるように頑張りたい」と意気込みを語った。

昨季はエンゼルスで大谷とともにプレー。昨年9月30日のシーズン最終戦では4番に座り、3番大谷とクリーンアップも組んだ。阪神入団を伝えると大谷からも「成功するように祈っているよ」と祝福されたという。

背番号は掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブアドバイザー(SEA=63)の代名詞である31番を背負う。自ら選んだというマルテは「誇らしい気持ちでいっぱい。その番号にふさわしいような活躍をしたい」と、意気込みを語った。

好きな食べ物は「チャーハンとすし」と明かし、「日本のすしがどのようなものかは分からないけど試してみたい」と笑顔で話した。会見では「アリガトウ」「コンニチワ」と日本語も披露した。

入団会見で豪快なスイングを披露する阪神ジェフリー・マルテ(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

大阪桐蔭落選!関東6枠に横浜/センバツ32校一覧

第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が25日、大阪市内の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われ、出場32校が決定した。21世紀枠には、石岡一(関東・茨城)、富岡西(四国・徳島)、熊本西(九州・熊本)の3校。

最速153キロ左腕の及川雅貴投手(2年)を擁する横浜は、昨秋の神奈川大会で優勝。関東大会では2回戦で春日部共栄(埼玉)に7回コールド負けを喫したが、激戦の「関東・東京」6枠目に入った。史上初のセンバツ3連覇と春、夏、春の甲子園3連覇を目指した大阪桐蔭は無念の落選。昨秋の近畿大会はベスト8どまり。近畿6枠をめぐる争いで、条件的にはボーダーライン上だった。甲子園出場を逃すのは16年夏以来、5季ぶり。

21世紀枠=3校

◆石岡一(茨城=初)

東京から特急で約1時間、茨城・石岡市にある県立高校。1910年(明43)に「新治郡立農学校」として創立し、野球部も4年後に創部した。全日制3科に加えて、定時制も備え、全校で1000人近い生徒が学ぶ。野球部は49人(うち女子マネジャー3人)

21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場が決まり喜びを爆発させる石岡一ナイン(撮影・足立雅史)

◆富岡西(徳島=初)

1896年 徳島県尋常中学校第二分校として開校した県立校。校訓は「質実剛健」。校風は「文武両道」。野球部は1900年創部。今年で創部120年目を迎え徳島県内では2番目に古い野球部。部員数41人(うちマネジャー8人)。剣道部、新体操部も強豪。主なOBに内閣官房長官などを歴任した後藤田正晴氏(故人)ら。所在地は徳島県阿南市富岡町小山18の3

春夏通じて初の甲子園出場に喜びを爆発させる富岡西ナイン

◆熊本西(熊本=初)

1974年創立の県立校。普通科、普通科体育コース、理数科があり全校生徒1038人(女子467人)。なぎなた部、ラグビー部も強豪。野球部は76年創部。甲子園は85年夏に1度出場し1勝を挙げた。部員数40人。所在地は熊本市西区城山大塘5の5の15

センバツ出場を決め、ガッツポーズで喜ぶ熊本西の選手たち(撮影・菊川光一)

北海道=2校(神宮大会1枠含む)※補欠校=駒大苫小牧、釧路湖陵

◆札幌大谷(初)

1906年(明39)4月、私立北海女学校として創立。48年に中学校を開設し、現校名となった。野球部は女子校から男女共学になった09年に創部。ほかの運動部では男子サッカー、女子バレーボール、卓球、フェンシングなどが全国レベル。主な卒業生は里田まい(タレント)藤本那菜(女子アイスホッケー日本代表)ら。所在地は札幌市東区北16東9。種市政己校長

選抜出場を決め、笑顔で帽子を投げる札幌大谷ナイン(撮影・佐藤翔太)

◆札幌第一(2年ぶり3度目)

1958年(昭33)創立。男女共学の私立校。創立と同時に創部された野球部は甲子園に春3度目、夏3度出場。進学率99%を誇り、バドミントンなどスポーツも盛ん。主な卒業生に16年リオ五輪で日本選手団旗手を務めた陸上男子10種競技代表の右代啓祐らがいる。所在地は札幌市豊平区月寒西1の9の10の15。浜館宏樹校長

神宮大会枠でのセンバツ出場が決まり、雪の中で雄たけびを上げる札幌第一の選手たち(撮影・永野高輔)

東北=2校 ※補欠校=花巻東、仙台育英

◆八戸学院光星(3年ぶり10度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部された。甲子園出場は春10度目、夏9度。11年夏から甲子園3季連続準優勝。主なOBは巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘、阪神北條史也ら。所在地は青森県八戸市湊高台6の14の5。小野崎龍一校長

3年ぶり10度目の選抜大会出場が決まり帽子を投げて喜ぶ八戸学院光星の選手たち(撮影・野上伸悟)

◆盛岡大付(2年ぶり5度目)

1958年(昭33)生活学園高校として創立の私立校。63年に女子校から共学。90年から現校名。野球部は80年創部。甲子園出場は春5度目、夏は10度目。OBにソフトバンク松本裕樹ら。岩手県盛岡市厨川5の4の1。赤坂昌吉校長

ガッツポーズでセンバツ出場を喜ぶ盛岡大付ナイン

関東・東京=6校 ※補欠校=関東:佐野日大、前橋育英、東京:東海大菅生

◆桐蔭学園(神奈川=16年ぶり6度目)

1964年(昭39)に男子校として創立し、81年女子部設立。甲子園出場は春6度目、夏6度。初出場の71年夏に全国制覇した。主なOBに元巨人高橋由伸氏、ロッテ鈴木大地、俳優織田裕二、タレント西川史子、デーモン小暮閣下ら。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。岡田直哉校長

センバツ出場が決まり喜びを爆発させる桐蔭学園の選手たち(撮影・垰建太)

◆春日部共栄(埼玉=22年ぶり3度目)

1980年(昭55)に創立された男女共学の私立校。野球部も同年創部。甲子園出場は春3度目、夏5度。主なOBは元ロッテ小林宏之氏、日本ハム中村勝ら。所在地は春日部市上大増新田213。宇野禎弘校長

センバツ出場を決め、円陣を組んで雄たけびを上げる春日部共栄の選手たち(撮影・林敏行)

◆山梨学院(山梨=5年ぶり3度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は57年創部。甲子園出場は春3度目、夏8度。主なOBは巨人松本哲也コーチ、ソフトバンク明石健志ら。所在地は甲府市酒折3の3の1

センバツ出場が決まり気合の入る山梨学院ナイン(撮影・滝沢徹郎)

◆習志野(千葉=10年ぶり4度目)

1957年(昭32)創立の市立校。野球部も同年創部した。甲子園出場は春4度目、夏8度。67年、75年に全国制覇している。OBは元阪神掛布雅之氏、ヤクルト小川淳司監督、ロッテ福浦和也ら。所在地は習志野市東習志野1の2の1

10年ぶり4回目のセンバツを決め、OBのロッテ福浦和也のポーズを決める習志野の選手たち(撮影・狩俣裕三)

◆横浜(神奈川=5年ぶり16度目)

1942年(昭17)創立の私立男子校。野球部は45年創部。甲子園は春16度目、夏は18度の出場。98年に史上5校目の春夏連覇を達成。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長

センバツ切符を手に入れて気合が入る及川(中央左)ら横浜の選手たち(撮影・山崎安昭)

◆国士舘(東京=10年ぶり9度目)

1917年(大6)創立の私立校。野球部は46年創部。甲子園出場は春9度目、夏1度。他に柔道、剣道、サッカー部などが有名。主なOBに巨人笠井駿、アテネ五輪柔道金メダリストの鈴木桂治ら。所在地は世田谷区若林4の32の1

センバツ出場が決まり国士舘ナインから胴上げされる永田監督(撮影・江口和貴)

東海=2校 ※補欠校=中京学院大中京、中京大中京

◆東邦(愛知=2年連続30度目)

1923年(大12)東邦商業学校として創立した私立校。48年、現校名に。野球部は30年創部。甲子園は春が30度目。夏は17度出場。34、39、41、89年春に優勝。主なOBに中日藤嶋健人、DeNA関根大気ら。名古屋市名東区平和が丘3の11

選抜高校野球の出場が決まり石川主将(中央)を中心に喜ぶ東邦ナイン(撮影・前岡正明)

◆津田学園(三重=17年ぶり3度目)

1987年(昭62)に創立の私立校。野球部は91年創部。甲子園は春3度目、夏1度出場。主なOBは阪神桑原謙太朗、楽天出口匠。所在地は桑名市野田5の3の12。山川政美校長

北信越=2校 ※補欠校=上田西、東海大諏訪

◆星稜(石川=2年連続13度目)

1962年(昭37)「実践第二高等学校」として創立された私立校。63年から現校名。甲子園は春が13度目、夏は19度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏に準優勝。主なOBは元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜、サッカー本田圭佑ら。所在地は石川県金沢市小坂町南206

センバツ出場を決め喜ぶ星稜ナイン(撮影・奥田泰也)

◆啓新(福井=初)

1937年(昭2)創立の福井精華女子学園が母体。62年に福井女子高等学校として開校の私立校。98年に現校名となり、男女共学となった。普通科、情報商業科、調理科などを置く。野球部は12年創部。主なOBは牧丈一郎(阪神)。所在地は福井県福井市文京4の15の1。荻原昭人校長

近畿=6校 ※補欠校=大阪桐蔭、報徳学園

◆龍谷大平安(京都=3年ぶり41度目)

1876年(明9)に「金亀教校」として創立された私立校。08年から現校名。野球部は1908年(明41)創部。甲子園は春は41度目、夏は34度出場。夏は3度、春は1度優勝。主なOBは元広島衣笠祥雄氏、元阪神桧山進次郎氏ら。所在地は京都市下京区御器屋町30。関目六左衛門校長

センバツ出場が決まり、ガッツポーズで喜ぶ龍谷大平安ナイン(撮影・前田充)

◆明石商(兵庫=3年ぶり2度目)

1953年(昭28)に市立校として創立。野球部も創立と同時に創部された。甲子園出場は夏1度、春は2度目の出場。主な卒業生は車いすテニスの上地結衣。所在地は明石市魚住町長坂寺1250。楠田俊夫校長

2度目のセンバツ出場を喜び合う明石商ナイン(撮影・渦原淳)

◆履正社(大阪=2年ぶり8度目)

1922年(大11)に大阪福島商業学校として創立した私立校。83年から現校名。野球部は開校と同じ22年創部。甲子園出場は春8度目、夏3度。主なOBはオリックスT-岡田、ヤクルト山田哲人ら。所在地は大阪府豊中市長興寺南4の3の19。小森重喜校長。野球以外のOBに漫才師のおぼん・こぼんら

センバツ出場を決め岡田監督を胴上げして笑顔を見せる履正社ナイン(撮影・加藤哉)

◆智弁和歌山(和歌山=2年連続13度目)

1978年(昭53)創立の私立校。野球部は79年創部。甲子園出場は春が13度目、夏は23度出場。優勝は春1回、夏2回。主なOBに元ヤクルト武内晋一氏、日本ハム西川遥輝ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

春のセンバツ出場が決定し、中谷仁監督(前列左から6人目)を中心に歓喜のガッツポーズする智弁和歌山ナイン(撮影・白石智彦)

◆福知山成美(京都=5年ぶり3度目)

1871年(明4)創立の私立校。00年に福知山商から現校名に変更。普通科の3コースと商業科の1コースがある。野球部は23年創部。甲子園は春3度目、夏4度。主なOBは元オリックス横山徹也氏、元ヤクルト大原秉秀氏。所在地は福知山市字堀3471の1。足立透校長

センバツ出場の吉報を受け大喜びの福知山成美の選手たち

◆市和歌山(和歌山=3年ぶり6度目)

1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年普通科設置で現校名。総合ビジネス科、デザイン表現科、普通科の3学科。野球部は57年創部。甲子園は春6度目、夏5度。主なOBに阪神藤田平元監督ら。和歌山市六十谷45。勝本泰弘校長

3年ぶりのセンバツ出場を決め、持ち上げられる市和歌山の米田航輝主将(撮影・松本航)

中国=3校 ※補欠校=創志学園、関西

◆広陵(広島=6年ぶり24度目)

1896年(明29)設立。野球部は1911年創部。甲子園出場は春は24度目、夏23度。夏は準優勝4度、春は優勝3度、準優勝3度。主なOBは阪神金本知憲元監督、広島野村祐輔ら。所在地は広島市安佐南区伴東3の14の1。国貞和彦校長

広陵ナインはセンバツ出場を決め帽子を高々飛ばして大喜び(撮影・上山淳一)

◆米子東(鳥取=23年ぶり9度目)

1899年(明32)に鳥取県第二中学校として創立した県立校。1949年(昭24)に現校名に変更。硬式野球部は1900年(明33)に誕生し、甲子園出場は春9度目、夏13度。60年春に準優勝している。主なOBは元西武野口裕美氏、元日テレアナの上田まりえら。所在地は米子市勝田町1番地。田中宏校長

◆呉(広島=2年ぶり2度目)

前身は1959年(昭34)に家庭科専門高等学校として呉市が設立した広島県呉豊栄高等学校。98年に共学化され現校名となった。野球部は07年創部。甲子園出場は春2度目、夏はなし。所在地は広島県呉市阿賀中央5の13の56。西山光人校長

四国=2校 ※補欠校=高知商、明徳義塾

◆高松商(香川=3年ぶり27度目)

1900年(明33)創立の市立校。野球部は1909年創部。甲子園出場は春27度目、夏19度。春夏合わせて4度の優勝を誇る古豪。前回出場の16年春は準優勝。主なOBは巨人水原茂元監督、元阪急島谷金二氏、ロッテ松永昂大ら。所在地は高松市松島町1の18の54

◆松山聖陵(愛媛=2年連続2度目)

1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。野球部は70年創部。甲子園は16年夏に初出場(初戦敗退)。主なOBに広島アドゥワ誠、俳優藤岡弘、、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。所在地は愛媛県松山市久万ノ台1112

九州=4校 ※補欠校=興南、小林西

◆筑陽学園(福岡=初)

1923年(大12)創立の私立校。甲子園出場は夏1度。主なOBは広島長野久義、阪神谷川昌希ら。福岡県太宰府市朱雀5の6の1。新田光之助校長

春のセンバツ初出場の連絡を受け、喜びを爆発させる筑陽学園ナイン(撮影・今浪浩三)

◆明豊(大分=10年ぶり3度目)

1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した男女共学の私立校。野球部創部は別府大付時の52年。甲子園は春は3度目、夏6度の出場。主なOBに元阪神城島健司、ソフトバンク今宮健太ら。所在地は大分県別府市野口原3088。小野二生(つぎお)校長

出場が決まり、ガッツポーズの明豊ナイン

◆大分(大分=初)

1952年(昭27)創立の私立校。普通科、自動車工業科、商業科がある。野球部も同年創部。甲子園出場は夏2度。主なOBはオリックス佐野皓大、女優財前直見ら。所在地は大分市明野高尾1の6の1。小山康直校長

吉報に駆けだした大分ナイン(撮影・梅根麻紀)

◆日章学園(宮崎=初)

1950年(昭25)に創立された男女共学の私立校。甲子園出場は夏1度、春は初。主なOBはボクシング元世界王者戸高秀樹、プロゴルファー香妻琴乃ら。所在地は宮崎県宮崎市広原836

出場を決め、喜ぶ日章学園ナイン(撮影・栗木一考)

★センバツ特別枠

◆21世紀枠 01年導入。推薦校は原則、秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟129校以上はベスト32以上)から選出。練習環境のハンディ克服、地域への貢献など野球の実力以外の要素も選考条件に加える。07年まで2校、08年から3校を選出(85回大会の13年は4校)。東日本、西日本から1校ずつ、残り1校は地域を限定せずに選ぶ。

◆神宮大会枠 03年導入。明治神宮大会優勝校が所属する地区に出場枠1を割り当てる。今回は札幌大谷が優勝し、北海道地区に1枠をもたらした。

関連するニュースを読む

大阪桐蔭落選!関東6枠に横浜/センバツ32校メモ

センバツ出場を決め帽子を投げて笑顔を見せる履正社ナイン(撮影・加藤哉)

第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が25日、大阪市内の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われ、出場32校が決定した。21世紀枠には、石岡一(関東・茨城)、富岡西(四国・徳島)、熊本西(九州・熊本)の3校。

激戦の「関東・東京」6枠目には最速153キロ左腕の及川雅貴投手(2年)を擁す横浜(神奈川)が入った。また史上初のセンバツ3連覇と春、夏、春の甲子園3連覇を目指した大阪桐蔭は無念の落選となった

出場32校の学校メモは以下のとおり。

21世紀枠=3校

◆石岡一(茨城=初)

東京から特急で約1時間、茨城・石岡市にある県立高校。1910年(明43)に「新治郡立農学校」として創立し、野球部も4年後に創部した。全日制3科に加えて、定時制も備え、全校で1000人近い生徒が学ぶ。野球部は49人(うち女子マネジャー3人)

◆富岡西(徳島=初)

1896年 徳島県尋常中学校第二分校として開校した県立校。校訓は「質実剛健」。校風は「文武両道」。野球部は1900年創部。今年で創部120年目を迎え徳島県内では2番目に古い野球部。部員数41人(うちマネジャー8人)。剣道部、新体操部も強豪。主なOBに内閣官房長官などを歴任した後藤田正晴氏(故人)ら。所在地は徳島県阿南市富岡町小山18の3

◆熊本西(熊本=初)

1974年創立の県立校。普通科、普通科体育コース、理数科があり全校生徒1038人(女子467人)。なぎなた部、ラグビー部も強豪。野球部は76年創部。甲子園は85年夏に1度出場し1勝を挙げた。部員数40人。所在地は熊本市西区城山大塘5の5の15

北海道=2校(神宮大会1枠含む)

◆札幌大谷(北海道=初)

1906年(明39)4月、私立北海女学校として創立。48年に中学校を開設し、現校名となった。野球部は女子校から男女共学になった09年に創部。ほかの運動部では男子サッカー、女子バレーボール、卓球、フェンシングなどが全国レベル。主な卒業生は里田まい(タレント)藤本那菜(女子アイスホッケー日本代表)ら。所在地は札幌市東区北16東9。種市政己校長

◆札幌第一(北海道=2年ぶり3度目)

1958年(昭33)創立。男女共学の私立校。創立と同時に創部された野球部は甲子園に春3度目、夏3度出場。進学率99%を誇り、バドミントンなどスポーツも盛ん。主な卒業生に16年リオ五輪で日本選手団旗手を務めた陸上男子10種競技代表の右代啓祐らがいる。所在地は札幌市豊平区月寒西1の9の10の15。浜館宏樹校長

東北=2校

◆八戸学院光星(青森=3年ぶり10度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部された。甲子園出場は春10度目、夏9度。11年夏から甲子園3季連続準優勝。主なOBは巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘、阪神北條史也ら。所在地は青森県八戸市湊高台6の14の5。小野崎龍一校長

◆盛岡大付(岩手=2年ぶり5度目)

1958年(昭33)生活学園高校として創立の私立校。63年に女子校から共学。90年から現校名。野球部は80年創部。甲子園出場は春5度目、夏は10度目。OBにソフトバンク松本裕樹ら。岩手県盛岡市厨川5の4の1。赤坂昌吉校長

関東・東京=6校

◆桐蔭学園(神奈川=16年ぶり6度目)

1964年(昭39)に男子校として創立し、81年女子部設立。甲子園出場は春6度目、夏6度。初出場の71年夏に全国制覇した。主なOBに元巨人高橋由伸氏、ロッテ鈴木大地、俳優織田裕二、タレント西川史子、デーモン小暮閣下ら。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。岡田直哉校長

◆春日部共栄(埼玉=22年ぶり3度目)

1980年(昭55)に創立された男女共学の私立校。野球部も同年創部。甲子園出場は春3度目、夏5度。主なOBは元ロッテ小林宏之氏、日本ハム中村勝ら。所在地は春日部市上大増新田213。宇野禎弘校長

◆山梨学院(山梨=5年ぶり3度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は57年創部。甲子園出場は春3度目、夏8度。主なOBは巨人松本哲也コーチ、ソフトバンク明石健志ら。所在地は甲府市酒折3の3の1

◆習志野(千葉=10年ぶり4度目)

1957年(昭32)創立の市立校。野球部も同年創部し。甲子園出場は春4度目、夏8度。67年、75年に全国制覇している。OBは元阪神掛布雅之氏、ヤクルト小川淳司監督、ロッテ福浦和也ら。所在地は習志野市東習志野1の2の1

◆横浜(神奈川=5年ぶり16度目)

1942年(昭17)創立の私立男子校。野球部は45年創部。甲子園は春16度目、夏は18度の出場。98年に史上5校目の春夏連覇を達成。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長

◆国士舘(東京=10年ぶり9度目)

1917年(大6)創立の私立校。野球部は46年創部。甲子園出場は春9度目、夏1度。他に柔道、剣道、サッカー部などが有名。主なOBに巨人笠井駿、アテネ五輪柔道金メダリストの鈴木桂治ら。所在地は世田谷区若林4の32の1

東海=2校

◆東邦(愛知=2年連続30度目)

1923年(大12)東邦商業学校として創立した私立校。48年、現校名に。野球部は30年創部。甲子園は春が30度目。夏は17度出場。34、39、41、89年春に優勝。主なOBに中日藤嶋健人、DeNA関根大気ら。名古屋市名東区平和が丘3の11

◆津田学園(三重=17年ぶり3度目)

1987年(昭62)に創立の私立校。野球部は91年創部。甲子園は春3度目、夏1度出場。主なOBは阪神桑原謙太朗、楽天出口匠。所在地は桑名市野田5の3の12。山川政美校長

北信越=2校

◆星稜(石川=2年連続13度目)

1962年(昭37)「実践第二高等学校」として創立された私立校。63年から現校名。甲子園は春が13度目、夏は19度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏に準優勝。主なOBは元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜、サッカー本田圭佑ら。所在地は石川県金沢市小坂町南206

◆啓新(福井=初)

1937年(昭2)創立の福井精華女子学園が母体。62年に福井女子高等学校として開校の私立校。98年に現校名となり、男女共学となった。普通科、情報商業科、調理科などを置く。野球部は12年創部。主なOBは牧丈一郎(阪神)。所在地は福井県福井市文京4の15の1。荻原昭人校長

近畿=6校

◆龍谷大平安(京都=3年ぶり41度目)

1876年(明9)に「金亀教校」として創立された私立校。08年から現校名。野球部は1908年(明41)創部。甲子園は春は41度目、夏は34度出場。夏は3度、春は1度優勝。主なOBは元広島衣笠祥雄氏、元阪神桧山進次郎氏ら。所在地は京都市下京区御器屋町30。関目六左衛門校長

◆明石商(兵庫=3年ぶり2度目)

1953年(昭28)に市立校として創立。野球部も創立と同時に創部された。甲子園出場は夏1度、春は2度目の出場。主な卒業生は車いすテニスの上地結衣。所在地は明石市魚住町長坂寺1250。楠田俊夫校長

◆履正社(大阪=2年ぶり8度目)

1922年(大11)に大阪福島商業学校として創立した私立校。83年から現校名。野球部は開校と同じ22年創部。甲子園出場は春8度目、夏3度。主なOBはオリックスT-岡田、ヤクルト山田哲人ら。所在地は大阪府豊中市長興寺南4の3の19。小森重喜校長。野球以外のOBに漫才師のおぼん・こぼんら

◆智弁和歌山(和歌山=2年連続13度目)

1978年(昭53)創立の私立校。野球部は79年創部。甲子園出場は春が13度目、夏は23度出場。優勝は春1回、夏2回。主なOBに元ヤクルト武内晋一氏、日本ハム西川遥輝ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

◆福知山成美(京都=5年ぶり3度目)

1871年(明4)創立の私立校。00年に福知山商から現校名に変更。普通科の3コースと商業科の1コースがある。野球部は23年創部。甲子園は春3度目、夏4度。主なOBは元オリックス横山徹也氏、元ヤクルト大原秉秀氏。所在地は福知山市字堀3471の1。足立透校長

◆市和歌山(和歌山=3年ぶり6度目)

1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年普通科設置で現校名。総合ビジネス科、デザイン表現科、普通科の3学科。野球部は57年創部。甲子園は春6度目、夏5度。主なOBに阪神藤田平元監督ら。和歌山市六十谷45。勝本泰弘校長

中国=3校

◆広陵(広島=6年ぶり24度目)

1896年(明29)設立。野球部は1911年創部。甲子園出場は春は24度目、夏23度。夏は準優勝4度、春は優勝3度、準優勝3度。主なOBは阪神金本知憲元監督、広島野村祐輔ら。所在地は広島市安佐南区伴東3の14の1。国貞和彦校長

◆米子東(鳥取=23年ぶり9度目)

1899年(明32)に鳥取県第二中学校として創立した県立校。1949年(昭24)に現校名に変更。硬式野球部は1900年(明33)に誕生し、甲子園出場は春9度目、夏13度。60年春に準優勝している。主なOBは元西武野口裕美氏、元日テレアナの上田まりえら。所在地は米子市勝田町1番地。田中宏校長

◆呉(広島=2年ぶり2度目)

前身は1959年(昭34)に家庭科専門高等学校として呉市が設立した広島県呉豊栄高等学校。98年に共学化され現校名となった。野球部は07年創部。甲子園出場は春2度目、夏はなし。所在地は広島県呉市阿賀中央5の13の56。西山光人校長

四国=2校

◆高松商(香川=3年ぶり27度目)

1900年(明33)創立の市立校。野球部は1909年創部。甲子園出場は春27度目、夏19度。春夏合わせて4度の優勝を誇る古豪。前回出場の16年春は準優勝。主なOBは巨人水原茂元監督、元阪急島谷金二氏、ロッテ松永昂大ら。所在地は高松市松島町1の18の54

◆松山聖陵(愛媛=2年連続2度目)

1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。野球部は70年創部。甲子園は16年夏に初出場(初戦敗退)。主なOBに広島アドゥワ誠、俳優藤岡弘、、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。所在地は愛媛県松山市久万ノ台1112

九州=4校

◆筑陽学園(福岡=初)

1923年(大12)創立の私立校。甲子園出場は夏1度。主なOBは広島長野久義、阪神谷川昌希ら。福岡県太宰府市朱雀5の6の1。新田光之助校長

◆明豊(大分=10年ぶり3度目)

1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した男女共学の私立校。野球部創部は別府大付時の52年。甲子園は春は3度目、夏6度の出場。主なOBに元阪神城島健司、ソフトバンク今宮健太ら。所在地は大分県別府市野口原3088。小野二生(つぎお)校長

◆大分(大分=初)

1952年(昭27)創立の私立校。普通科、自動車工業科、商業科がある。野球部も同年創部。甲子園出場は夏2度。主なOBはオリックス佐野皓大、女優財前直見ら。所在地は大分市明野高尾1の6の1。小山康直校長

◆日章学園(宮崎=初)

1950年(昭25)に創立された男女共学の私立校。甲子園出場は夏1度、春は初。主なOBはボクシング元世界王者戸高秀樹、プロゴルファー香妻琴乃ら。所在地は宮崎県宮崎市広原836

関連するニュースを読む

守備の極意を!阪神近本が「牛若丸」に弟子入り志願

練習を終え、取材に応じる近本(撮影・前田充)

阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が19日、現役時代に「牛若丸」と称された85年の日本一監督、吉田義男氏(85=日刊スポーツ客員評論家)に弟子入りを志願した。

関西学院大時代にフランス語を学んだ際、代表監督を務めるなどフランス野球の発展に力を注いでいた吉田氏の功績に注目。ムッシュが沖縄・宜野座キャンプを視察した際には、すべてを貪欲に学ぶ意気込みだ。

ムッシュ。近本は学生時代にリポートを書いた名前を思い起こし、懐かしそうに言った。

「吉田義男さんは、大学時代の調べ物で(名前が)よく出てきた。フランスで(野球の)代表監督をされていましたので。(大学で自分が)勉強していたのがフランス語でした」

関西学院大の講義でフランス文化を学ぶうちに、西欧スポーツの現状に興味を持った。「フランスのスポーツを調べていくと、野球の文化がまだ発展していなかった。そこで、調べていくと吉田義男さんが野球を発展させておられた」。

吉田氏は現役時代、華麗なグラブさばきで「牛若丸」と称され、85年には監督として阪神を日本一に導いた。その後、89年から96年までは、フランスで代表監督を務めた。「そういう意味では僕の中で近い存在ですね、吉田義男さんは。一方的な、僕の思いですけど」。近本にとって吉田氏は書物の中のあこがれの偉人。縁あって阪神に入団し、対面のチャンスが訪れた。

近本はキャンプ1軍発進が内定。吉田氏も沖縄・宜野座キャンプの視察を予定している。ポジションは内外野で違うが、守備の極意を教わりつつ、フランスで取り組んだ野球振興の話題にも触れたい。ムッシュとの対面で貪欲に吸収する意気込みだ。

一時代を築いたOBへの敬意は大きい。球団寮の虎風荘には村山実、江夏豊、掛布雅之らの「レジェンド写真」が展示してある。その中でも、注視した1枚があるという。「(62年に)優勝した時に鎌田実さんの名前が入っていて…。淡路で有名なだけでなくて、優勝チームの一員になっていたんだなと」。バックトスの名手だった淡路島のヒーローは、虎のV戦士でもあった。新たな発見を刻み、プロの世界へ。レジェンドに学び、力をつけていく。【真柴健】

◆吉田氏とフランス 知人の紹介がきっかけとなり、89年から95年まで7シーズン野球のフランス代表監督を務め、91、93年の欧州選手権で同代表を4位に導いた。発展途上だった欧州での野球の普及に尽力した貢献が評価され、11年7月にフランス野球・ソフトボール連盟の名誉会員に選出された。同連盟の名誉会員は7人目だが日本人の名誉会員は初めて。14年に同連盟が主催の国際大会を創設した際は吉田の貢献度に敬意を込めて、「フランス国際野球大会 吉田チャレンジ」と命名された。また、吉田は11年に国際野球連盟の五輪復帰委員会の委員も任命され、夏季五輪での野球・ソフトボール競技の復活にも尽力している。

外野でダッシュを行う近本(撮影・前田充)
トレーニングで軽快な動きを見せる近本(撮影・前田充)

関連するニュースを読む

掛布SEA「再び輝かせて」新外国人マルテ背番31

阪神と契約を結んだマルテ。左はエステファニー夫人(阪神球団提供)

阪神は28日、エンゼルスからFAとなっていたジェフリー・マルテ内野手(27)と正式契約したと発表した。年俸は単年の推定1億1000万円。背番号は掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブアドバイザー(SEA)の代名詞である31番に決定した。

マルテ本人が、候補の中から31番を熱望。ミスタータイガースが付けた番号だと聞かされたマルテは「すごく光栄だ」と目を輝かせたという。メジャー通算30本塁打の長距離砲。背番号を託す掛布SEAも「31番をグラウンドで再び輝かせてもらいたい。4番打者として、チームを日本一に導く活躍を」と期待した。4番候補の獲得で今オフの補強は一段落した。

関連するニュースを読む

阪神がマルテ獲得「神が導いてくれた」背番号は31

阪神と来季の契約を結んだマルテ(右)。左はエステファニー夫人(阪神球団提供)

阪神は28日、新助っ人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルスFA)と契約締結したと発表した。単年契約で背番号は「31」に決まった。

阪神の背番号31と言えば「ミスタータイガース」掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブアドバイザー(SEA)が現役時代、さらに16、17年に2軍監督を務めた際に背負った伝統ある番号だ。

マルテは球団を通じて「日本でプレーする機会を与えてくれた阪神タイガースに感謝したいと思います。神様がタイガースに導いてくれたのだと思います。自分の持っているものをすべて出し、ベストを尽くしてタイガースに貢献したいと思います」とコメント。

谷本球団副社長兼球団本部長は「本人も非常に前向きに日本でプレーすることを捉えている。年々成長している選手で、年齢も若いので期待している」と来日を心待ちにした。

ジェフリー・マルテ内野手

関連するニュースを読む

王さん1位 テレ朝「プロ野球総選挙」は9・8%

巨人王貞治

24日夜放送されたテレビ朝日系「プロ野球総選挙~レジェンド選手編~」の視聴率が9・8%と健闘したことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。ちなみに同時刻帯に放送されたフィギュアスケート全日本選手権男子フリーなど(フジテレビ系)は15・4%だった。

今回はプロ野球から引退したレジェンド選手のみで一番すごい選手を決めるというもの。国民1万人の投票で決定したランキング上位30人をカウントダウン形式で発表した。1位には通算868本塁打の世界記録保持者、巨人王貞治が選ばれた。

投票結果は以下の通り。

1位 王貞治(巨人)

2位 長嶋茂雄(巨人)

3位 松井秀喜(巨人、ヤンキースなど)

4位 沢村栄治(巨人)

5位 野茂英雄(近鉄、ドジャースなど)

6位 金田正一(国鉄、巨人)

7位 野村克也(南海など)

8位 落合博満(ロッテなど)

9位 川上哲治(巨人)

10位 黒田博樹(広島、ヤンキースなど)

11位 衣笠祥雄(広島)

12位 星野仙一(中日)

13位 ランディ・バース(阪神)

14位 稲尾和久(西鉄)

15位 古田敦也(ヤクルト)

16位 江夏豊(阪神など)

17位 金本知憲(広島、阪神)

18位 アレックス・ラミレス(ヤクルト、巨人など)

19位 清原和博(西武、巨人など)

20位 桑田真澄(巨人、パイレーツ)

21位 江川卓(巨人)

22位 前田智徳(広島)

23位 新庄剛志(阪神、メッツ、日本ハムなど)

24位 原辰徳(巨人)

25位 山本昌(中日)

26位 掛布雅之(阪神)

27位 福本豊(阪急)

28位 津田恒実(広島)

29位 村田兆治(ロッテ)

30位 張本勲(東映、巨人など)

また名監督ランキングも以下のように発表された。

1位 野村克也(ヤクルトなど)

2位 川上哲治(巨人)

3位 星野仙一(中日、阪神、楽天)

4位 王貞治(巨人、ダイエー、WBC)

5位 長嶋茂雄(巨人)

6位 仰木彬(近鉄、オリックス)

7位 落合博満(中日)

8位 森祗晶(西武ほか)

9位 三原脩(巨人、西鉄ほか)

10位 吉田義男(阪神)

関連するニュースを読む

阪神掛布SEA、鳥谷は蘇る好物ワイン断ち見て確信

阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨む阪神掛布SEA(撮影・白石智彦)

阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)が22日、遊撃に再転向する鳥谷敬内野手(37)の復活を確信した。今オフに会食した際の節酒エピソードを披露。来季の「143試合フルイニング」への強い思いを感じ取った。この日は阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨んだ。

鳥谷の強い決意が、掛布SEAの言葉を通して、あらわになった。先日、鳥谷と会食した時のエピソードを披露。好きなワインを勧めたが、固辞したという。掛布氏によると、背番号1はその理由をこう説明した。

「契約も来年で切れる。143試合フルイニング出たいんです。そのための準備をしていますから」

競馬場に集まった阪神ファンから、ざわめきが起きた。

掛布SEAは以前から鳥谷の存在を特別視する。来季にかける姿に、復活を確信した。「鳥谷がどこまでやれるかがポイントと思っている。彼もそのつもりでやっている。彼がやる野球は若い選手にいい影響を与える。(若手を積極的に使った)金本前監督と逆行するようだが、勝たないといけない中で鳥谷というカードは絶対に必要。精神的なものでも」と語気を強めた。

来年38歳を迎えるベテラン内野手がフルイニング出場…。今季は連続試合出場が「1939」で途切れ、代打だけの出場も多かった。矢野監督に遊撃に再挑戦する意思を伝えた。内野陣には糸原、北條、大山と期待の若手がひしめき、世代交代の波が押し寄せている。その状況を理解しながらも、鳥谷は少しもあきらめていない。

掛布SEAはイベント終了後にもあらためて言った。「かなり強い気持ちで来季に向かっている。自分にも期待をしているんだろう。来年、いい形でシーズンを終えられれば、次の野球(人生のスタイル)というのも見えてくる。その意味でも来年の鳥谷は注目して見ていたい」。道は険しくても、鳥谷の本気のチャレンジが新生阪神の力になるのは間違いない。【柏原誠】

関連するニュースを読む

槙原氏、新庄敬遠打ちサヨナラに「申告敬遠あれば」

阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨む槙原氏(左)、阪神掛布SEA(中央)、亀山つとむ氏(撮影・白石智彦)

阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)が22日、阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨んだ。

掛布SEAは公開収録で、伝説の甲子園バックスクリーン3連発を浴びせた巨人OBの槙原寛己氏(55)と熱く語った。85年4月17日。槙原氏は3回にバースを公式戦で初めて投げたシュートで打ち取っていた。「うまいこと落ちて、うれしかったんでしょうね。7回の対戦でも同じようにシュートを投げたら、全く曲がらなかった。試合後に何をしたか何も覚えていない」と衝撃の大きさを明かした。

また99年に新庄剛志に敬遠球をサヨナラ打にされたことにも「当時、申告敬遠があれば…(笑い)。あの試合の後、救援で出ると相手ファンから拍手が起きるようになった。引退勧告でした」。その後復活できず01年で引退。2つの出来事が野球人生を大きく変えた。槙原氏は「伝統の一戦の意識はかなりありました。王さんも甲子園3連戦の後は疲れると言っていた」と話し、掛布SEAとうなずき合っていた。

99年6月12日、巨人戦の12回1死一、三塁、槙原の敬遠の球を打ち左前サヨナラ打とする新庄

関連するニュースを読む

阪神掛布SEA「絶対に必要」キーマンは鳥谷と藤浪

阪神競馬場イベント広場でおこなわれた「亀山つとむのスポーツマンデー!」の公開収録に参加した槙原寛己氏(左)、掛布雅之(右)(撮影・白石智彦)

阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)が22日、阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨み、来年のキーマンに鳥谷と藤浪を挙げた。

「鳥谷がどこまでやれるかがポイントと思っている。(若手を積極的に使った)金本前監督と逆行するようだが、勝たないといけない中で鳥谷というカードは絶対に必要。精神的なものでも。藤浪にはお前に任せた、ローテは外さない、200イニング投げてほしいからそのための準備をしてくれ、でいいと思う」

また伝説の甲子園バックスクリーン3連発を浴びせた元巨人槙原寛己氏(55)とともに、当時を振り返った。85年4月17日。槙原氏は3回にバースを公式戦で初めて投げたシュートで打ち取っていた。

「うまいこと落ちて…。うれしかったんでしょうね。7回も同じように直球から少し握りを変えてシュートを投げたら、全く曲がらずに半速球になってしまった」。掛布SEAも「バースの調子が悪いのはみんな知っていた。早くきっかけを作ってほしかった」とシーズンの中でも節目の勝負になったことを明かした。

阪神競馬場イベント広場でおこなわれた「亀山つとむのスポーツマンデー!」の公開収録に参加した槙原寛己氏(左から2人目)、掛布雅之(中央)、亀山つとむ氏(右)(撮影・白石智彦)

関連するニュースを読む

楽天高梨2500万増 ワイン凝りソムリエナイフでも

契約更改を終えた楽天高梨は、来季の決意を起承転結の「起」と記し笑顔を見せる(撮影・野上伸悟)

「ルネッサ~ンス!」。髭男爵の山田ルイ53世ばりにあごひげを蓄えた楽天高梨雄平投手(26)が6日、仙台市内の球団事務所で2500万円増の5500万円で契約を更改した。年俸は入団時から約7倍。欲しいものを聞かれると「ワインに凝っているので、ソムリエナイフでも買おうかなと」。交渉の場では出来高払いを付ける提案を受けたが「3年やって一人前。出来高は一流選手に付くもの。僕は違う」と辛口ワインを飲み干すように、渋く断った。

知人に紹介され1月ごろから魅力に取りつかれた左腕。赤ワインには健康にいいとされるポリフェノールが多く含まれ、白ワインは豊富なミネラルバランスが骨を丈夫にするとされる。ワイン効果もあり、2年目の今季は球団記録の70試合登板を果たした。

赤、白にこだわらない鉄腕の自宅には、計32本のボトルがワインセラーにコレクションされている。松井が「部屋には低温調理器とか、包丁もお皿も調味料もいっぱい。ワインをおいしく飲むために、おいしい料理を作っている」と脱帽するほどで、足元の革靴も手入れされたワインレッドで決めた。先輩の則本からは、今季途中にシャンパンをプレゼントされた。「まだ開けていないんです。去年3位で、今年は最下位。来年、優勝した時に一緒に飲みたいなと思います」。熟成させ、勝利の美酒に酔いしれる。【栗田尚樹】(金額は推定)

◆野球選手とワイン 元巨人の桑田真澄氏はニュージーランドのプロヴィダンスのワイナリーに自ら収穫や醸造を手伝いにいくほどで、背番号18をあしらったオリジナルラベルのワインも発売した。また、日本ソムリエ協会の名誉ソムリエにもなっている。同職には球界から江川卓氏、掛布雅之氏も就任している。巨人の村田ファーム打撃コーチは現役時代に原辰徳監督から強制帰宅を命じられた際、自宅で高級ワインのオーパスワンを飲み、気を紛らわせた。その原監督もワイン好きで有名で、第1次政権時代には首脳陣や選手がイタリアンレストランに高級ワインを持ち寄り、決起集会を行っている。

契約更改を終え会見する楽天高梨(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

掛布氏が殿堂候補 バース氏らとエキスパート表彰

85年、本塁打を放つ掛布

野球博物館は5日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表し、指導者としての実績も加味するエキスパート表彰で、「ミスタータイガース」と称され、阪神で昨季まで2軍監督を務めた掛布雅之氏(63=阪神オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)ら3人が加わった。選手としての貢献を表彰するプレーヤー表彰では、「代打の神様」といわれた元阪神桧山進次郎氏(49)ら6人が新たに候補入り。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月15日に発表される。

ミスタータイガースといわれ、強打者だった掛布氏が、殿堂入り候補者に名を連ねた。プレーヤー表彰(94~04年)でノミネートされたことはあったが、初めてエキスパート表彰の候補者に加わった。

実働15年の掛布氏は、現役時代に本塁打王3回(79、82、84年)、打点王1回(82年)のタイトルを獲得した。勝負強いバッティングと、三塁のホットコーナーにつきながら堅い守備力を披露し、ファンを熱狂させた。

特に85年に「4番」で40本塁打を放ち、21年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献した。4月17日対巨人(甲子園)で、3番バース、4番掛布、5番岡田の「バックスクリーン3連発」は語り草。今回くしくも、その3人がエキスパート表彰でそろい踏みとなった。

現役時代の実績は申し分なく、16、17年には、古巣の阪神2軍監督として若手育成にも取り組んだ。わずか2シーズンのファームでの指導に終わったが、背番号31をつけての発信力はさすがだった。現在もアドバイザー的な立場で、若虎の成長を見守っている。【寺尾博和】

殿堂エキスパート候補

関連するニュースを読む

石井一久氏、宮本慎也氏ら 野球殿堂入り候補者発表

楽天石井GM(撮影・横山健太)

野球殿堂博物館は5日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表し、選手としての貢献を表彰するプレーヤー表彰では日米通算182勝を挙げた元西武石井一久氏(45=現楽天GM)ら新たに6人の候補者が加わった。遊撃手、三塁手で計10度のゴールデングラブ賞を獲得し、通算2133安打の元ヤクルト宮本慎也氏(48=現ヤクルトヘッドコーチ)、外国人選手初の通算2000安打をマークしたアレックス・ラミレス氏(44=現DeNA監督)、中日、楽天で両リーグ本塁打王に輝いた元中日山崎武司氏(50)、通算2119安打の元広島前田智徳氏(47)、「代打の神様」と称され代打安打数(158)、打点(111)がともに歴代2位の元阪神桧山進次郎氏(49)。

昨年までの候補者12人と合わせて計18人が候補になった。

指導者の実績も加味するエキスパート表彰では前楽天監督の梨田昌孝氏(65)、昨季まで阪神2軍監督を務めた掛布雅之氏(63)、昨年まで巨人投手コーチを務めた元横浜監督の尾花高夫氏(61)の3人が新たに候補入り。昨年までの候補者12人と合わせて計15人が候補になった。

プレーヤー表彰は現役引退から5年以上経過した人が対象で、候補でいられるのは15年間。エキスパート表彰はユニホームを脱いで6カ月以上経過した監督やコーチの他、引退から21年以上経過した人が対象となる。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月15日に発表される。

候補者の昨年得票数順位は以下の通り(殿堂入りは得票率75%以上)

【プレーヤー表彰】

立浪和義 65・8%

高津臣吾 45・9%

川相昌弘 35・9%

野村謙二郎 28・5%

T・ローズ 22・8%

小久保裕紀 21・7%

桑田真澄 21・2%

石井琢朗 19・3%

城島健司 14・1%

佐々岡真司 9・5%

田口壮 7・9%

赤星憲広 5・4%

【エキスパート表彰】

権藤博 65・6%

R・バース 46・7%

田淵幸一 41・0%

柴田勲 24・6%

大沢啓二 23・8%

足立光宏 23・0%

加藤秀司 23・0%

土橋正幸 22・1%

長池徳士 19・7%

松岡弘 13・1%

岡田彰布 9・8%

中畑清 9・0%

関連するニュースを読む

タナキク、広島二遊間同時受賞は初/GGアラカルト

広島菊池涼介(左)と田中広輔

第47回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式が29日、都内のホテルで行われた。受賞にまつわる数字を紹介する。

◆日本ハム26年連続受賞 中田翔が一塁手で2年ぶり3回目、西川遥輝が外野手で2年連続2度目の受賞。日本ハムの選手は93年(田村藤夫捕手、広瀬哲朗遊撃手)から毎年必ず1人は受賞している。92年は佐々木誠(ダイエー、外野手)以外の8人が西武勢だった。今季はヤクルト、オリックスが受賞なし。

◆二塁手補殺パ新記録 ロッテは中村奨吾がチーム唯一の初受賞。パ・リーグの二塁手新記録となる486補殺を記録した。従来の記録は16年田中賢介(日本ハム)の476。

◆三塁手最多更新 ソフトバンク松田宣浩は6年連続7度目の受賞。並んでいた掛布雅之(阪神)と岩村明憲(ヤクルト)を抜いて、三塁手として単独最多受賞となった。

◆遊撃手補殺新記録 初受賞の西武源田壮亮は遊撃手としてプロ野球新記録の526補殺。従来の記録は48年杉浦清(中日)の502補殺。5年連続受賞だった今宮健太(ソフトバンク)を止めた。

◆ノーエラー DeNAロペスは3年連続4度目の受賞。871刺殺、75補殺、76併殺がありながら失策は0。一塁手の守備率10割は2リーグ制後で初。

◆セ二塁手最多受賞 広島菊池涼介は6年連続6度目の受賞。二塁手で6度は荒木雅博(中日)に並ぶ最多タイ。パは辻発彦(西武、現監督)の8度が最多。

◆久々 DeNA宮崎敏郎は三塁手で初受賞。DeNAの三塁手では99年進藤達哉以来19年ぶり。

◆広島の二遊間は初 広島は二塁で菊池、遊撃で田中広輔が受賞。広島の二遊間が同時受賞は球団史上初。広島の遊撃手は、95年野村謙二郎、10年梵英心に次いで3人目の受賞。

関連するニュースを読む

阪神横田へ掛布SEA激励「焦らずやっていけよ」

契約を更改し、来季復帰への思いを語った阪神横田

横田よ、焦るな! 脳腫瘍から再起を目指して鳴尾浜で汗を流す阪神横田を、掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(SEA=63)が激励した。掛布氏はジャージー姿で練習を視察。フリー打撃では横田のケージ裏に張り付き、平田2軍監督と身ぶり手ぶりを交えて会話した。「まだまだなんだろうけどね。1年がたつのは早いからね」とうなずいた。

春季キャンプ以来の再会となった横田は「うれしかった。次は試合に出ているところを見てもらえるように頑張っていきたいです」と感激。2軍監督時代から目をかけてくれた存在で「焦らずやっていけよ、と言ってもらえた。しっかりやりたい」と金言を授かったことも明かした。

その後は球団事務所で契約を更改。170万円ダウンとなる推定年俸700万円でサインし「1日でも早く24番を取り返すのが最初の目標。ファンの方にも恩返し出来るように自分に負けず戦っていきます」と意気込んだ。更改の報告を受けた矢野監督も「あいつは本当に頭が下がる。あいつの存在は2軍でも大きかった。応援したくなるよね、本当に」と目を細めた。多くの思いを背負い横田は走り続ける。【池本泰尚】

関連するニュースを読む

阪神大山に川藤氏ゲキ真の4番へ「わがままになれ」

練習を終えてファンにサインする植田(左)と大山(撮影・加藤哉)

大山よ、「我」を出していけ! 浪速の春団治こと川藤幸三阪神OB会長(69)が8日、高知県・安芸の秋季キャンプを視察した。注目したのは若き4番候補の大山悠輔内野手(23)だ。「イエスマンになるな! 『はい』という言葉は一切言うな」と注文。生え抜き和製大砲が不動の4番となる日を願い、川藤流のゲキを飛ばした。

川藤OB会長は、鋭い眼光で語りだした。

「大山は、まだおとなしい。タイガースの4番は『はい』という言葉は一切使うな、と。なにか言われたときに『僕はこう思います!』という風な言葉を出せるようになったら自分に責任が持てるようになる」

来季4番候補の若武者に厳しい注文を飛ばす。さらに、お手本とすべき選手の名前を出して、続けた。ミスタータイガースこと掛布雅之SEA(63)だ。

「掛布も入ったころはイエスマンよ。そこから経験していくことでたくましくなっていく。自分に責任が出てきて、それを変えていくようにならないと。それがこの世界で生きるっちゅうことや!」

大山には高い期待を抱いているからこそ、言葉もヒートアップする。「アメリカや韓国でどんだけ成績を残したって、現実に今年のロサリオなんか見たらわかるやないか。日本の野球で外国人はあくまでも助っ人という立ち位置でおらんと」。日本一に輝いた85年には最強助っ人ランディ・バースがいたが、4番は掛布だった。理想の4番はやはり和製大砲。その有力候補である大山だけに、求めるものは高い。

そして「プロのチームというのは監督の色じゃない。色は選手が作っていくねん!」と虎ナイン全体にもゲキを飛ばした。一方で矢野監督には「弱いところから強くしようと思ったらハンパなもんじゃない! 相当な覚悟がいったと思う。最下位から立て直すのは。OB会は誰が監督になろうともサポートしていくのが務め。戦力になる選手を作って」とエール。新星矢野阪神を、全力でバックアップしていく。【真柴健】

関連するニュースを読む

阪神高木寮長が年内退団 35年の裏方生活に別れ

高木昇寮長

虎のブーちゃんこと、阪神タイガースで寮長を務めてきた高木昇さん(61=球団本部チーム運営)が、12月をもって退団する。虎風荘を守り続けた9年間、計35年間にわたって裏方に徹した。

「気も張りましたが、体も張ってきたつもりです」

シーズン中は、午前5時に起床、2軍選手の朝食から、1軍でプレーする選手がナイター後に摂る夕食の後片付けまで、プライベートとは無縁の生活を貫いた。

ほとんど寮に住み込みながら、門限が遅い休日前も最後の1人が帰るまで“門番”を続けた。門限破り、事件、事故に巻き込まれたケースは皆無、徹底した管理で選手をガードした。

その高木さんが「恩人」という人物が3人いる。出身校で当時の別府大付監督・糸永俊一郎からは「信用、信頼、高木に任せたら大丈夫と思われる人間になれ」と教わった。

プロ入り後は、同じ捕手の田淵幸一氏に「ブーちゃん」とニックネームをつけられてかわいがられた。当時の虎風荘の屋上で、掛布雅之氏がスターダムをのし上がっていく原点にも触れてきた。

「毎晩、山内(一弘)コーチが、掛布さんと、佐野(仙好)さんの2人だけをつきっきりで教えるんです。その迫力がすごくて、とてもついていけるレベルじゃないと思いました」

1年目は2軍、翌年はブルペン捕手で、わずか2シーズンで現役を終えた。その高木さんにとって、かけがえのない人が、新人時代の監督、吉田義男氏だ。

高木さんにとって、吉田氏は実父(弘氏=10年逝去)と同じ年で「あつかましいですが、親代わりのような方」といった。

サラリーマンとして、ゼットスポーツに勤務した際も、同社アドバイザーだった吉田氏と野球教室、指導者講習会など、毎年、全国約50カ所を回った。

吉田氏が85年に2度目の阪神監督に就くとフロント入り、吉田付きマネジャーで、21年ぶりのリーグ優勝、日本一を支えた。

「勝負に厳しい人。優勝した年も絶えず不安だったでしょうが、勝ちに徹した。監督とは孤独だと思いました。今でも吉田さんは月に1度は寮にきて若手を励ましてくれます。あれだけタイガースのことを思っている人はいません」

高木さんの忍耐力が培われたのは、比叡山の大阿闍梨(あじゃり)、恩人の酒井雄哉から「続けることの大切さ」を教え込まれた影響が大きい。

ほとんどが虎風荘から巣立っていくなかで「寮長1年目の秋山、原口も気になるし、退寮後に成績が下がった藤浪、高山も気になって仕方がないです」と後ろ髪を引かれる思いだ。

阪神を知り尽くした功労者は「虎の穴から生え抜きが育っていくのが理想的。常に優勝争いを演じる、強いタイガース、猛虎に生まれ変わってほしい」と願ってやまない。【寺尾博和】

○…高木寮長は脳腫瘍から復活をかける育成扱いの横田にも思いを寄せる。17年2月の沖縄・宜野座キャンプで異状が認められ、一緒に帰阪。その後も入院、加療に付き添った。リハビリを続ける若虎に「(16年)1軍で開幕スタメン出場したくらいの逸材。いつかまた甲子園でプレーする姿を見たい」とエールを送った。

◆高木昇(たかぎ・のぼる)1957年(昭32)4月17日生まれ、大分県出身、61歳。77年別府大付から、ドラフト外で阪神入りし2年で退団。79年ゼットスポーツ入社。85年阪神にフロントで復帰し、吉田義男監督付のマネジャーとして、21年ぶりのリーグ優勝、日本一を経験。94、95年中村勝広監督、96年藤田平監督、97、98年吉田監督のもとで1軍マネジャーを務める。99~02年査定担当、03年、05年総務・キャンプ担当で、優勝祝賀会、V旅行などを仕切った。07年はクラブハウスの企画・設計に携わり、07~10年はチーム担当として甲子園球場リニューアルにかかわった。10年から虎風荘寮長。

2013年12月、台湾から帰国した一二三(左)と歳内に笑顔で話す高木寮長

関連するニュースを読む

阪神掛布SEA、同役職で来季契約を更新

阪神掛布SEA(2018年2月26日撮影)

阪神掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(63、SEA)が同役職で来季契約を更新したことが22日、正式に発表された。

オーナー交代内定会見が行われた16日には、新オーナー就任が内定した阪神電鉄の藤原崇起会長(66)が「今のところは続けていただく格好でと思っています」と明かしていた。

阪神タイガース藤原崇起次期オーナー(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

阪神浜中2軍打撃コーチ、来季1軍打撃コーチに内定

アイビースタジアム入りする阪神浜中2軍打撃コーチ(撮影・菊川光一)

阪神浜中治2軍打撃コーチ(40)が来季1軍打撃コーチに内定していることが16日、分かった。当初来季1軍打撃コーチとして招へいする予定だった元中日の和田一浩氏(46=野球評論家)の入閣は、金本監督の電撃辞任を受けて白紙に戻り、球団側に断りの連絡が入ったもようだ。

また、掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(63)が来季も同等の職務で続投する方針であることが、分かった。

関連するニュースを読む