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明大に“お伊勢さま”ドラ1候補森下に続く期待の男

ブルペン投球後も精力的にノックを受けた明大・森下(撮影・金子真仁)

5季ぶりのリーグ優勝を目指す明大(東京6大学リーグ)が11日、静岡・沼津市内で春季キャンプをスタートした。

今秋のドラフト1位候補に挙げられる最速151キロ右腕・森下暢仁投手(3年=大分商)は遊撃でノックを受けた後、ブルペンで58球を投げた。さらにブルペン後も「来い、ノッカー!」と叫びながら、ノックで左右に振られた。善波達也監督(56)も「マサト(暢仁)は主将になって本当に変わったね」と積極的な取り組みを喜んだ。

そこにもう1人のドラフト候補右腕・伊勢大夢投手(3年=九州学院)が姿を見せた。同監督は「大きいこと言って、責任感持てよ」と笑い、報道陣との輪を離れた。

伊勢は切り出す。「日によってムラはあるんですけど、監督には今までよりいい感じだなと言われています」。事実、この日のブルペンで投じた75球にも勢いがあった。スリークオーターとサイドスローの中間から投じる直球は、最速150キロに及ぶ。

力はありながら、昨秋の登板はわずか1試合。「85%の男なんです」(善波監督)と、練習も投球も結果も何かが足りないもどかしさを周囲に与えていたという。変化球にも課題がある。「もう少しアピールしてくれればな」と監督も常日頃口にしていた。

最後の1年、もう猶予はない。主将番号「10」を背負う森下に続く投手の出現が待たれる。善波監督はこの日、背番号11を伊勢に渡すことを明言した。明大の11番は、歴代の名投手が背負ってきた明大のエース番号だ。「11番つけさせろ、くらいの気持ちでいきます」という伊勢の願いが、さっそく現実になった。

「練習でどれだけアピールしても、やはり試合で結果がついてこないと」と期待への答えは、マウンドで出すつもり。森下の好投は絶対条件。さらに“お伊勢さま”が鎮座すれば、明大に、さらに流れが向いてくる。【金子真仁】

森下と並ぶ明大のドラフト候補右腕・伊勢(撮影・金子真仁)

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大学日本代表が優勝会見「うれしく思う」大久保監督

優勝会見で笑顔でポーズを決める、左から大学日本代表の明大・伊勢、慶大・大久保監督、慶大・河合、早大・加藤(撮影・久保賢吾)

 世界大学野球選手権(台湾)で初優勝した大学日本代表(東京6大学選抜)が16日、帰国し、羽田空港で優勝会見を行った。

 会見には慶大・大久保秀昭監督(49)、主将を務めた慶大・河合大樹外野手(4年=関西学院)、4番の早大・加藤雅樹外野手(3年=早実)、投手陣の柱だった明大・伊勢大夢投手(3年=九州学院)が出席した。

 大久保監督は「優勝でき、この場にいられることをうれしく思います。投手は伊勢君、4番として加藤君が頑張ってくれたので心強かったです。(立大の)松崎君、(法大の)中山君がムードメーカーでやってくれたし、チーム力がだんだん高まって、選手がやるべきことをやってくれた」とたたえた。

 優勝へのターニングポイントについては「初戦の入りが良かった。『伊勢、伊勢、台湾料理、伊勢』という感じで任せたが、さすが明治の投手という力を発揮してくれた」と、開幕戦、決勝戦で好投した伊勢の活躍を挙げた。

 7月3日の自身の誕生日には、サプライズでケーキと写真立てをプレゼントされ、大久保監督は「優勝の写真を入れたいです」と希望。見事に念願がかなった指揮官は「いい写真を入れたいと思います」と胴上げされた写真を入れることを明かした。

優勝会見で笑顔でポーズを決める、左から大学日本代表の明大・伊勢、慶大・大久保監督、慶大・河合、早大・加藤(撮影・久保賢吾)

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慶大・郡司ら世界大学選手権へ日本代表22人/一覧

明大・越智達矢(2018年5月14日撮影)

 全日本大学野球連盟は25日、7月6日から始まる世界大学野球選手権大会(台湾)に出場する監督、コーチ、22人の選手、スタッフを発表した。

 チームは7月3日開幕の日米大学選手権大会(米国)と、ハーレムベースボールウイーク(同13日開幕、オランダ)に出場する大学日本代表に選出された選手以外の東京6大学リーグに所属する選手で編成される。主将は慶大・河合大樹外野手(4年=関西学院)が務める。

【投手】

 慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木)

 慶大・田中裕貴(4年=芝)

 明大・伊勢大夢(3年=九州学院)

 慶大・石井雄也(3年=慶応志木)

 東大・小林大雅(3年=横浜翠嵐)

 立大・中川颯(2年=桐光学園)

 法大・高田孝一(2年=平塚学園)

 明大・磯村峻平(1年=中京大中京)

【捕手】

 法大・中村浩人(4年=多良木)

 慶大・郡司裕也(3年=仙台育英)

【内野手】

 明大・吉田有輝(4年=履正社)

 明大・森下智之(4年=米子東)

 立大・飯迫恵士(4年=神戸国際大付)

 早大・檜村篤史(3年=木更津総合)

 法大・相馬優人(3年=高崎健康福祉大高崎)

 早大・福岡高輝(3年=川越東)

【外野手】

 慶大・河合大樹(4年=関西学院)

 立大・松崎健造(4年=横浜)

 明大・越智達矢(4年=丹原)

 法大・中山翔太(4年=履正社)

 慶大・柳町達(3年=慶応)

 早大・加藤雅樹(3年=早実)

【監督】

 慶大・大久保秀昭監督

【コーチ】

 立大・溝口智成監督

 明大・善波達也監督

 早大・高橋広監督

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立大・田中誠也が独走の6勝目/東京6大学投手編

立大・田中誠也

 東京6大学リーグは、27日に第7週が終了した。明大が法大1回戦に敗れ、慶大の2季連続36回目の優勝が決定。立大は東大に連勝し、2位に浮上した。第8週の早慶戦を残すのみで、個人成績もいよいよ決定する。

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 1・16

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 1・52

 (3)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 1・80

 (4)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 2・44

 (5)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2・64

 ◆勝利数(3勝以上)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 6勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 3勝

 (2)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 3勝

 (2)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 3勝

 立大・田中誠が、東大1回戦で9回1失点の完投でリーグ独走の6勝目を挙げた。明大勢は連敗で、数字を伸ばせなかった。

 ◆第6週終了時点

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 1・19

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 1・52

 (3)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 1・80

 (4)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 1・82

 (5)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 2・44

 ◆勝利数(3勝以上)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 5勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 3勝

 (2)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 3勝

 (2)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 3勝

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早大・小島 勝ち星2位に浮上/東京6大学投手編

早大・小島

 東京6大学リーグは、21日に第6週が終了した。慶大が明大との首位攻防戦に勝ち越し。明大の勝敗次第では、第7週の26日にも慶大の優勝が決まる。優勝争いとともに投手の個人成績も最終局面を迎える。

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 1・19

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 1・52

 (3)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 1・80

 (4)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 1・82

 (5)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 2・44

 ◆勝利数(3勝以上)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 5勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 3勝

 (2)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 3勝

 (2)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 3勝

 試合がなかった立大・田中誠が、勝ち星、防御率ともにトップをキープした。早大・小島が法大1回戦、3回戦を1失点完投で防御率は5位、勝ち星は2位に浮上した。

 ◆第5週終了時点

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 1・19

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 2・12

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2・50

 (4)明大・森下暢仁(3年=大分商) 2・91

 (5)東大・小林大雅(3年=横浜翠嵐) 3・09

 ◆勝利数(トップ3)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 5勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 3勝

 (3)慶大・高橋佑樹(3年=川越東) 2勝

 (3)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 2勝

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2勝

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明大・伊勢、大一番で初完封 優勝に望みつなぐ

慶大対明大 完封しガッツポーズする明大・伊勢(撮影・垰建太)

<東京6大学野球:明大2-0慶大>◇第6週第2日◇20日◇神宮

 明大が土俵際で踏ん張り優勝へ望みをつないだ。負ければ慶大の優勝が決まる一戦で、3年生右腕の伊勢大夢投手(九州学院)が3安打完封。慶大を2-0で下し、優勝決定は次週に持ち越された。法大は高田孝一投手(2年=平塚学園)が2勝目を挙げ、早大に4-2で勝利。両カードとも1勝1敗の五分となった。

 負ければ優勝がなくなる中でも、明大先発の伊勢は熱く、冷静だった。「目の前で胴上げを見るのだけは絶対に嫌だった」。持ち前の制球力で、9回までストライク先行の投球。当たっている慶大の4番郡司を無安打に抑え、初完投を3安打完封でやってのけた。

 チームは何度も好捕でもり立てた。6回2死一塁では、中堅の逢沢が、3番柳町の大飛球をフェンスギリギリでジャンピングキャッチした。伊勢は「正直、本塁打かと思った。逢沢さんのあのプレーが今日の試合で一番大きかった。明日勝って自分たちの力で優勝したい」と力を込めた。

 善波達也監督(55)は、1月に70歳で亡くなったOBの星野仙一氏の名を出した。「今日はいい集中力があった。明治魂を持ち、星野さんにもいい報告ができるように頑張りたい」。明大の神髄、ここ一番での粘りを見せる。【和田美保】

 ◆優勝の行方 今日21日の3回戦で慶大が勝てば、勝ち点4(8勝2敗)、明大は勝ち点3(7勝4敗)となる。次週の明大-法大戦で明大が1敗すると、慶大は最終週の早慶戦に連敗でも勝率で上回り、優勝決定。明大が法大に連勝でも早大から勝ち点を挙げれば優勝となる。明大が勝てば勝ち点4(8勝3敗)、慶大は勝ち点3(7勝3敗)。明大が法大に勝ち点を挙げれば、早慶戦を待たず勝ち点5の優勝が決まる。

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明大・伊勢、初完封で慶大胴上げ阻止 優勝に望み

慶大に勝ち、完封した明大先発の伊勢はガッツポーズする(撮影・垰建太)

<東京6大学野球:明大2-0慶大>◇第7週第2日◇20日◇神宮

 明大・伊勢大夢投手(3年=九州学院)が慶大を3安打完封し、優勝へ望みをつないだ。

 負ければ慶大の胴上げを見ることになる一戦。「それだけは絶対に嫌だった」と先発の右腕が奮闘した。持ち前の制球力で慶大を3安打に抑え、味方も再三の好守で盛り立てた。初完投で完封し「明日は絶対勝って、自分たちの力で優勝したい」と頼もしかった。

 善波達也監督は「今日は伊勢に尽きる。みんながいい集中力を持ってやってくれた。明治魂を持って星野さんにもいい報告をできるよう頑張りたい」と、今年1月に亡くなったOBの星野仙一氏(享年70)に誓った。

慶大に勝ち、スタンドにあいさつした明大・伊勢(中央)は疲れた表情を見せる(撮影・垰建太)

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5勝の立大・田中誠也が2冠/東京6大学の投手成績

立大・田中誠

 東京6大学リーグは、14日に第5週が終了した。明大が立大から勝ち点を奪取。優勝争いは明大、慶大の2校に絞られた。優勝争いも注目を集めるが、投手の個人成績も変動がみられ、注目される。

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 1・19

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 2・12

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2・50

 (4)明大・森下暢仁(3年=大分商) 2・91

 (5)東大・小林大雅(3年=横浜翠嵐) 3・09

 ◆勝利数(トップ3)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 5勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 3勝

 (3)慶大・高橋佑樹(3年=川越東) 2勝

 (3)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 2勝

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2勝

 立大・田中誠が、明大1回戦で9回3失点で完投し、5勝目を挙げた。明大・森下暢は立大3回戦でリーグ戦初完投。3勝目を挙げ単独2位に立った。明大・伊勢も2勝目で3位タイに浮上した。

 ◆第4週終了時点

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 0・99

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 2・12

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2・25

 (4)東大・小林大雅(3年=横浜翠嵐) 2・59

 (5)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 3・30

 ◆勝利数(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 4勝

 (2)慶大・高橋佑樹(3年=川越東) 2勝

 (2)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 2勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 2勝

 (5)早大・徳山壮磨(1年=大阪桐蔭)ら 1勝

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明大・伊勢が投打で活躍「びっくり」リーグ戦1号

明大対立大 明大先発の伊勢(撮影・垰建太)

<東京6大学野球:明大8-6法大>◇第5週第2日◇13日◇神宮

 明大・伊勢大夢投手(3年=九州学院)が、投打で勝利に貢献した。

 先発で6回2失点と好投し、打撃では右翼にリーグ戦初本塁打を放った。「ホームランはたまたまです。びっくりした」と目を丸くさせた。

 雨が降りしきる中、無走者でもセットポジションで投球。指先、ボールがぬれないように心掛け、丁寧にボールを投げた。

明大対立大 6回表明大2死、右越えソロ本塁打を放つ伊勢(撮影・垰建太)

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立大・田中誠也4勝&防御率0点台/東京6大学投手

立大・田中誠也(18年5月撮影)

 東京6大学リーグは、7日に第4週が終了した。慶大が立大から勝ち点を奪って、勝ち点3で単独首位に立った。優勝争いも注目を集めるが、投手の個人成績も注目される。

 ◆防御率(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 0・99

 (2)慶大・高橋亮吾(3年=慶応湘南藤沢) 2・12

 (3)明大・伊勢大夢(3年=九州学院) 2・25

 (4)東大・小林大雅(3年=横浜翠嵐) 2・59

 (5)早大・小島和哉(4年=浦和学院) 3・30

 ◆勝利数(トップ5)

 (1)立大・田中誠也(3年=大阪桐蔭) 4勝

 (2)慶大・高橋佑樹(3年=川越東) 2勝

 (2)慶大・菊地恭志郎(4年=慶応志木) 2勝

 (2)明大・森下暢仁(3年=大分商) 2勝

 (5)早大・徳山壮磨(1年=大阪桐蔭)ら 1勝

 防御率は、慶大3回戦の3回まで29イニング連続自責0を記録した立大・田中誠が、唯一の0点台でトップに立った。早大1回戦で8回まで無失点に抑えた東大・小林は2・59で4位にランクした。

 勝利数は、フル回転する立大のエース田中誠が4勝でトップに立った。単独首位に立つ慶大の2投手らが2勝で追いかける。ルーキー勢の活躍も目立ち、早大・徳山の他、立大・川端健斗(秀岳館)、明大・磯村峻平(中京大中京)もリーグ戦初勝利を挙げた。

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明大・越智が本塁打含む3打点 伊勢が初先発初勝利

明大対東大 6回表明大無死、越智は左越えソロ本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東京6大学野球:明大7-0東大>◇第2週第2日◇22日◇神宮

 明大・越智達矢外野手(4年=丹原)が、先制のソロを含む2安打3打点でチームの勝利に貢献した。両チーム無得点で迎えた6回無死、東大・小林のカーブを左翼席に運び、7回には中前へ2点適時打を放った。

 「1点を取った方に流れが来ると思ったので良かったです」と笑顔で話した。先発した伊勢大夢投手(3年=九州学院)がリーグ戦初先発で初勝利を挙げた。

明大対東大 先発で力投する明大・伊勢(撮影・滝沢徹郎)

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九州学院が敗退 エース伊勢5失点「悔いが残る」

敗退にベンチ前で涙を流す九州学院・伊勢。左は坂井監督(撮影・田崎高広)

<全国高校野球選手権:遊学館5-3九州学院>◇12日◇2回戦

 九州学院が春のセンバツに続き、夏も初戦で姿を消した。熊本大会を1人で投げ抜いてきたエース伊勢大夢投手(3年)が5失点。

 「ここで1勝するためにやってきたのに、結局負けてしまった。悔いが残るだけです。序盤の失点が最後まで響いてしまった」と涙を流した。

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九州学院5年ぶり甲子園 伊勢6試合連続完投/熊本

甲子園出場を決め、胴上げされる九州学院・伊勢(撮影・福岡吉央)

<高校野球熊本大会:九州学院6-2文徳>◇25日◇決勝◇藤崎台

 九州学院が5年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。

 エース伊勢大夢投手(3年)が初戦から決勝までの6試合を1人で投げ抜き、センバツに続く春夏連続の全国切符をつかんだ。伊勢は「春は甲子園で打たれて(初戦で敗退し)悔しかった。夏はまずは1勝して、1つでも多く勝てるように頑張りたい」と、春のリベンジを誓った。

 文徳は3年連続で決勝で涙をのんだ。

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九州学院が本命/熊本展望

<熊本大会展望>

 センバツ出場の九州学院が本命。伊勢大夢(ひろむ)投手(3年)、松下且興(かつき)内野手(2年)が投打の中心。熊本国府はエース西村雅暉(まさき)投手(3年)が投打でチームを引っ張る。秀岳館、東海大熊本星翔、熊本工、文徳にもチャンスあり。

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九州学院開幕戦敗退「この負けを忘れずに練習」

八戸学院光星対九州学院 投球する九州学院先発の伊勢(撮影・田崎高広)

<センバツ高校野球:八戸学院光星9-2九州学院>◇21日◇1回戦

 九州学院(熊本)は開幕戦で白星を飾ることはできなかった。

 初回に先制点を奪ったが、4回に2点を失い、逆転を許すと、8回には打者12人の猛攻を受け、7失点。試合を決められた。エース伊勢大夢投手(3年)は「試合に向かっていく気持ちがまったくない。精神面を鍛え直さないといけない。この負けを忘れずに練習していくしかない」と、夏でのリベンジを誓った。

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九州学院・伊勢リハで苦笑い「じっとしてるの嫌い」

リハーサルで行進する九州学院ナイン(撮影・梅根麻紀)

<センバツ高校野球:開会式リハーサル>◇20日◇甲子園

 第87回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが、甲子園球場で行われた。

 21日の開幕戦で八戸学院光星(青森)と対戦する九州学院(熊本)のエース伊勢大夢(ひろむ)投手(3年)は「じっとしているのが嫌いなので、開会式は苦手です」と苦笑い。

 試合当日はアップをした後に開会式に参加するため「寒くはないと思うが、体を冷やさないようにしたい」と話した。

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九州学院3年ぶり6度目 悲願初V目指す

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の選考委員会が23日、大阪市内で行われ出場32校が決定した。

 3年ぶり6度目出場の九州学院(熊本)は、悲願の初優勝を目指す。昨年秋は九州大会で優勝を果たし、明治神宮大会では4強と全国Vに手が届くところまでいった。中原力也主将(2年)は「目指すのは全国優勝。地味できつかったけど体幹トレーニングでパワーもつけたんで頑張りたい」と気を引き締めた。

 神宮大会準決勝で仙台育英にコールド負け。坂井宏安監督(57)も「この冬は筋力アップに努めた。体幹を鍛えてレベルアップしてきた」と手応えを感じている。これまでは使えなかった機動力についても、中原主将は「体幹トレーニングで足を生かせられると思う」と胸を張った。

 エース伊勢大夢(ひろむ)投手(2年)は、新チーム発足以来、公式戦12戦すべて完投してきたが、さらにスタミナを強化。「甲子園では緊張するかもしれないけど、仙台育英と対戦してリベンジしたい」とキッパリ。初の全国優勝へ、縦縞の「九学ナイン」が成長した姿を甲子園で見せる。

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投の高橋、打の平沢ら センバツ注目選手

県岐阜商のエース高橋純平

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場32校が決まった。注目選手は以下の通り。

 【投手】

 最大の目玉は早くもドラフト1位候補の声が挙がる県岐阜商・高橋純平投手(2年=右投げ)だ。ストレートの最速は152キロ。183センチ、76キロのスラリとした体型で癖のないフォームからしなやかに腕を振る。カーブ、スライダー、スプリットと変化球も多彩で、3試合連続完投勝ちした秋の東海大会では4試合33イニングで自責1の防御率0・27。奪三振も投球回を上回る35をマークした。今年最初の練習日となった1月7日には阪神、中日、オリックス、楽天、日本ハムの5球団スカウトが訪問。巨人もスカウト会議で1位候補にリストアップするなど、センバツでどんなピッチングを披露するのか楽しみだ。おまけにルックスも良し。

 仙台育英(宮城)の佐藤世那(2年=右投げ)は昨秋明治神宮大会の優勝投手。180センチ、76キロの体から140キロ台の直球、スライダー、フォークなど緩急自在の投球術が光る。アーム式の大きなテークバックが特徴で投げっぷりがいい。名前の「セナ」は、生まれた前年96年にヒットしたテレビドラマ「ロングバケーション」で木村拓哉が演じていた主人公・瀬名秀俊、F1レーサーのアイルトン・セナ(故人)から取って名付けられた。

 昨夏甲子園4強に貢献した敦賀気比(福井)の平沼翔太(右投げ)も好投手。178センチ、75キロ。最速144キロの直球と鋭い変化球が武器。同じく昨夏の甲子園を経験した近江(滋賀)の小川良憲(2年=右投げ)も負けていない。昨夏甲子園では初戦で鳴門(徳島)のうずしお打線を最速145キロ速球などで完封した。

 奈良大付の坂口大誠投手(2年=右投げ、180センチ、73キロ)は最速142キロの速球と抜群の制球力が売り。近畿NO・1右腕との評価も。

 21世紀枠で選出された豊橋工・森奎真投手(2年=右投げ)も評判がいい。182センチの長身。手足が長く、140キロ超の直球とキレのあるスライダーでプロも注目している。

 このほか、東海大菅生(東京)の勝俣翔貴投手(2年=右投げ)、九州学院・伊勢大夢投手(2年=右投げ)らも140キロ前後の力のあるボールを投げる。

 左腕では浦和学院(埼玉)の江口奨理投手(2年)、龍谷大平安(京都)の高橋奎二投手(2年)、英明(香川)の田中寛大投手(2年)に注目したい。江口は172センチ、68キロと大柄ではないがキレの良い直球と巧みな投球術で昨秋関東大会制覇に貢献した。一昨年センバツで優勝投手になった小島投手(早大進学予定)にタイプが似ている。高橋は昨年センバツ優勝に貢献した。柔らかなフォームから打ちづらいボールを投げ込む。140キロ超の快速球を連発するわけではないが打者に球速表示以上のスピードを感じさせる好投手だ。田中はガッチリとした体から最速140キロの速球を投げ込む。

 【打者】

 仙台育英(宮城)の平沢大河内野手(2年=右投げ左打ち、176センチ、71キロ)は昨秋神宮大会で大活躍。優勝の原動力となった。広角に打ち分ける強打者だが、難しい低めの変化球も巧みなバットコントロールでヒットにする。守備、走塁も素晴らしく甲子園でも大暴れが期待される。

 東海大菅生(東京)の勝俣翔貴投手(2年=右投げ左打ち)は投打二刀流。投げても140キロ台速球で好投手の1人だが、打撃の評価の方がやや高いか。昨秋神宮大会では右中間スタンドに一発。プロスカウトも注目している。

 長打力では大阪桐蔭・青柳昂樹外野手(2年=右打ち)、天理・坂口漠弥内野手(2年=右打ち)、神村学園(鹿児島)の主砲、山本卓弥外野手(2年=左打ち)に注目。

 青柳は昨夏甲子園優勝レギュラーメンバー。打撃では結果を出せなかったが新チームでは4番に座る。強肩も魅力のプロ注目の外野手だ。

 坂口は2年夏の県大会で4本塁打。近畿を代表するスラッガー。

 山本は昨春センバツ1回戦の岩国戦で豪快な3ランを放った。185センチ、85キロの大型打者で将来性も十分だ。

 高崎健康福祉大高崎(群馬)の柘植世那捕手(2年=右打ち)は強肩強打誇るチームの要。昨夏甲子園でも打ちまくった。木更津総合・桧村篤史内野手(2年=右打ち)は180センチ、75キロの大型遊撃手。豪快な高速スイング魅力だ。

 俊足巧打のタイプでは浦和学院(埼玉)の津田翔希内野手(2年=右投げ右打ち)、常総学院(茨城)の宇草孔基内野手(2年=右投げ左打ち)、天理(奈良)の船曳海外野手(2年=右投げ左打ち)らの名前が挙がる。津田は1年夏からレギュラーの遊撃手。巧打と堅守が光る。宇草は183センチの長身二塁手。1番を打ち一塁まで4秒前後の快足を飛ばし内野安打を稼ぐ。船曳も俊足が持ち味の好選手でチームを引っ張る。

 ほかに大阪桐蔭・福田光輝内野手(2年=右投げ左打ち)の打撃センスや堅守もキラリ。静岡の堀内謙伍捕手、安本竜二内野手は長打と巧打を兼ね備えた好打者だ。

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センバツ出場予定の注目投手/一覧

県岐阜商のエース高橋純平

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場32校が、23日の選考委員会で決定する。日刊スポーツでは「レリゴー!!甲子園」と題して、注目選手やチームにスポットを当てる3回連載を行います。第1回は「投手編」。

<センバツ出場予定の注目投手>

佐藤世那(仙台育英2年=右右)180センチ、76キロ 緩急自在の投球術が光る

江口奨理(浦和学院2年=左左)172センチ、68キロ 安定感が光る“小島2世”

勝俣翔貴(東海大菅生2年=右左)177センチ、77キロ 投打にわたるチームの柱

高橋純平(県岐阜商2年=右右)183センチ、76キロ 最速152キロの目玉右腕

平沼翔太(敦賀気比2年=右左)178センチ、75キロ 昨夏甲子園4勝の本格派

高橋奎二(龍谷大平安2年=左左)177センチ、70キロ 昨春センバツVの原動力

坂口大誠(奈良大付2年=右左)180センチ、73キロ 力ある速球と制球力売り

伊勢大夢(九州学院2年=右右)182センチ、78キロ 直球の切れとスタミナ◎

※左から選手名、学校名、学年、投打、身長、体重、短評

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九州学院コールド負け、初の決勝進出逃す

仙台育英対九州学院 力投する九州学院・伊勢(撮影・山崎哲司)

<明治神宮大会:仙台育英8-0九州学院>◇17日◇高校の部準決勝◇神宮

 九州学院(九州・熊本)が仙台育英(東北・宮城)に7回コールド負けし、初の決勝進出を逃した。

 初回に1点を失い、その裏に二死二、三塁の反撃機をつくるも、得点につなげられず。5回にエース伊勢大夢(ひろむ=2年)が先頭打者に死球を与え、そこから5安打で5点を奪われた。打線は、0-8の7回裏も2死二、三塁の好機を生かせなかった。7回8失点の伊勢は「死球で動揺し、自分を見失った。終盤は自分の球を投げられませんでした。走り込みの大事さを痛感しました」と悔しい経験を次に生かす。

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九州学院が4強 伊勢が4安打完封

<高校野球秋季九州大会:九州学院6-0中部商>◇27日◇準々決勝◇福岡・北九州市民球場

 九州学院(熊本)が6-0で中部商(沖縄)に圧勝し4強入りを決めた。

 打っては4番松下且興(1年)の左中間越えソロ本塁打など11安打の猛攻。投げては先発の2年生エース右腕、伊勢大夢(ひろむ)が130キロ台後半の直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ翻弄(ほんろう)し4安打完封した。それでも坂井宏安監督(57)は「また次、上を目指して頑張ります。次の試合が大事になる」と気を引き締めた。

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