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下柳氏「いいところに行ける」阪神矢野監督にエール

下柳剛氏(右)と矢野燿大(2015年6月28日撮影)

下柳剛氏が8日、沖縄・宜野座で春季キャンプ中の阪神矢野燿大監督にエールを送った。

「頑張ってほしいです。カネ(金本前監督)がやってきたことを継承すると言っているし、自主性や積極性などを大事にしたプレーを続けていけばいいところに行けるのではないかな」と語っていた。

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桧山進次郎氏、下柳剛氏ら阪神OBが大学生指導

大学生野手に指導する桧山進次郎氏(左から2人目)(撮影・堀まどか)

元プロ野球選手が大学生を指導する「冬季特別トレーニング西日本2019」が8日、兵庫・西宮市の甲子園球場で行われ、桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)や下柳剛氏(50)中田良弘氏(59)ら阪神OBが講師役を務めた。

打撃指導を行った桧山氏は「どう話せば相手に伝わりやすくなるかを考えて指導しました。参加したみんなから、野球が好き、という気持ちが伝わってきてうれしかった」と笑顔。京大・脇悠大外野手(1年=膳所)から質問も受け「最初に手を上げるのは勇気がいるけれど、しっかり考えた内容のある質問でした」と振り返った。脇も「緊張しましたが、今聞かなければあとで後悔する、と思ってお聞きしました」と、互いにとって有意義な時間だったことを明かした。

今秋ドラフト候補の近大・村西良太(3年=津名)や奈良学園大・菅田大介(3年=京都共栄学園)ら投手陣は、中田氏や下柳氏らの指導を受けた。187センチの長身を誇る菅田は「下柳さんから、その体をしっかり使って投げるように、と教えていただいた。1打席目から相手打者に圧を与えられる投球をしていきたい」と語った。今回は関西を中心に、西日本各地の33大学から84人の大学生が集まった。

元阪神下柳剛氏らから指導を受けた今秋ドラフト候補の近大・村西(左)奈良学園大・菅田(撮影・堀まどか)

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伝説シーンよみがえる!下柳またグラブたたきつけた

ザ・プレミアムモルツ球団対ドリーム・ヒーローズ 5回裏無死一塁、桧山進次郎氏の打球を関本賢太郎氏(後方)がトンネルをしてしまいグローブを投げつけ怒りをあらわにする下柳剛氏(撮影・横山健太)

<サントリードリームマッチ2018:ザ・プレミアム・モルツ球団-ドリーム・ヒーローズ>◇30日◇東京ドーム

 伝説のシーンがよみがえった。5回、ドリーム・ヒーローズは元阪神の下柳剛がマウンドに上がった。打者は、こちらも元阪神の桧山進次郎。桧山はホームランを予告した後、三塁へのゴロを打った。三塁手は、こちらも元阪神の関本賢太郎。関本は平凡なゴロをトンネルすると、下柳がマウンドを降りてグラブをたたきつけた。

 その後、打者走者の桧山が三塁に駆けつけ、両者を仲裁。仲良く抱き合った。

 2007年(平19)10月1日の横浜戦(横浜)で下柳が登板している際、遊撃に秀太、二塁に関本が守っており、秀太がミスを連発。下柳がグラブをたたきつけるシーンがあった。

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阪神飯田は下柳や V立役者に激似の逆襲切り札加入

阪神入団会見で木戸球団本部部長(左)から帽子をかぶせてもらう飯田(撮影・加藤哉)

 やんちゃ左腕が上位浮上を導くぞ。ソフトバンクから移籍した阪神飯田優也投手(27)が28日、西宮市の球団事務所で入団会見を行った。OB下柳剛氏(50=野球評論家)と投球スタイルなどが似ていると評判で、飯田も鉄腕左腕を目標に掲げる。金本知憲監督(50)は9月以降の過密日程を見据え、先発&中継ぎのダブルで期待をかけるが、下柳氏も現役時代は両輪で大奮闘。古巣首脳陣から「生意気」と評されるなど、マウンド度胸満点の150キロ左腕に、乞うご期待だ。

 飯田の緊急獲得は9月の過密日程を見据えた戦略だった。この日のヤクルト戦も雨天中止になり、連戦続きの9月以降がさらにハードになる。現時点ですでに10連戦。金本監督は「そう思って(球団に獲得を)お願いしたんですけどね」と明かした。飯田が勝負の秋の「ジョーカー」になる。指揮官は続けて言う。

 「両方できる。もともと素材はいいと思うからね。期待はしていますよ。球も速いし、そんなにコントロールで乱れるタイプではなさそうやしね」

 先発経験もあり、近年は救援で奮闘してきた。香田投手コーチも「先発が足らなくなっているのは確か。両方できるんでしょう。こちらの事情と合わせながら彼の体調も見ながら決めていく」と説明し、9月の連戦はチーム事情に合わせて先発、中継ぎの両にらみでスタンバイさせる。救援陣の勝ちパターンも崩れており「勝利の方程式」に入ってくる可能性もある。飯田も「やれといわれればどこでもやります。(過密日程も)体力とかケガに強い自信はあるので、普通に投げられさえすれば行けるかなと」と胸を張った。

 目標とするのは、ダイエー(現ソフトバンク)や日本ハム、阪神などで活躍し、通算129勝を挙げた同じ左腕の下柳氏だ。飯田はソフトバンク時代、達川ヘッドコーチや藤本打撃コーチらに、投球スタイルや生意気っぽく見えるところなどが下柳氏に似ているといわれていたという。

 下柳氏は、阪神移籍後の05年に15勝で最多勝を獲得するなど在籍9年で5度の2桁勝利を挙げた。救援として活躍した日本ハム時代などは年間60試合以上に登板したこともある“鉄腕”で知られた。若手のころは球速があるが制球に苦しみ、毎日のように打撃投手を務め試合にも投げるという練習で課題を克服したエピソードなども知っている。下柳氏と会ったことはないが「メンタルトレーニングとかもされていたそうですし、どんな感じなのか聞いてみたいです。44歳までプレーされたのはすごいことですし、下柳さんを目指していきたい」とタフネス左腕との対面を熱望した。

 西宮市生まれの神戸市育ち。子どものころには、甲子園に応援に足を運んだこともある。地元に戻り気合十分の27歳左腕が、逆襲の力になる。【高垣誠】

 ◆阪神移籍後の下柳 下柳は03年、トレードで日本ハムから阪神に移籍した。ローテに定着して10勝をマーク。優勝に大きく貢献した。05年は15勝を挙げ、史上最年長の満37歳で最多勝を獲得した。06~08年も10勝以上を挙げるなど、先発の一角を守り続けた。阪神に移籍した日本人投手では最多となる、在籍時80勝を挙げた。現役通算627試合中、先発258試合、救援369試合に登板した。

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阪神能見、最年長100勝 家族に仲間に感謝の笑顔

通算100勝を達成した能見(右から2人目)は鳥谷(右)らの祝福に照れ笑い(撮影・宮崎幸一)

<DeNA2-3阪神>◇28日◇横浜

 来たで、来たで! 金本阪神がDeNAに逆転勝ちし、カード3連勝。巨人を抜いて3位に浮上した。9回の勝ち越し点は相手失策によるラッキーなもの。しかし、その直前に4番筒香を三振に切って流れを呼び込んだのは3番手能見篤史投手(39)だ。同投手はこれで通算100勝に到達。球団生え抜きでは山本和行以来、33年ぶりとなるメモリアル星となった。

 冷静に、落ち着いて。能見が筒香の内角低めに145キロを決めた。同点の8回2死一塁。外野手はフェンス手前までいっぱいに下がっていた。失点が限りなく敗戦を意味する終盤。それでも「逃げずに腕を振ることだけを心掛けました。気持ちはボールでもいいと思って」と攻めた。カウント1-2から2球連続の内角攻め。バットすら出させず、見逃し三振で仕留めた。

 うつむく敵軍の主砲と対照的に、能見は感情をまったく出さずに三塁ベンチへと歩を進めた。試合はまだ続いている。中継ぎになっても、登板を重ねても同じだ。「感情は必要。出してもいい。でも僕は出さないことを選んだ。敵にも味方にも見せたくないから」。クイックや投球間の間合いも工夫。熟練の技で勝ち越し点を呼び込んだ。

 歴史に名を刻んだ。9回に自軍が勝ち越し、プロ野球135人目の100勝が転がり込んできた。阪神生え抜きでは33年ぶり。守護神ドリスから受け取ったウイニングボールは「一生懸命支えてくれる家族に、持って帰りたいと思います」と照れずに言った。休日になれば「お出かけもしますよ。そこらへんのデパートとか」と言う。ファンに気付かれようと「気にしないです。それより家族との時間が貴重で大切だから」と家族への思いが次々にあふれ出る。

 大きくて、貴重な1ページが加わる。「もう、結構な数になったね」。登板翌日になると、リビングで千江子夫人がスクラップを始める。新聞から能見の記事を切り抜き、ぺたぺた。スクラップブックとなって本棚にしまわれていく。プロ野球選手としての軌跡が形として残されている。1軍に定着出来なかった時代から続く能見家の習慣。「今は子どもに追われているので」と笑うが、節目の勝利は家族にとってもうれしい作業に違いない。

 チームは能見の力投に引っ張られて3連勝。借金を3まで減らした。ベテラン左腕の大台到達は、チームの勢いを加速させるはず。「中継ぎにしても、野手にしても、いろんな方が支えてくれたおかげです」。移動のバスに乗り込む手前、感謝の言葉を並べ、能見は少しだけ笑った。【池本泰尚】

 ▼能見がDeNA10回戦(横浜)で今季2勝目を挙げ、プロ野球135人目となる通算100勝を達成した。初勝利は05年4月24日の横浜6回戦(横浜)。阪神で100勝以上は11人目で、左腕では江夏豊159勝、山本和行116勝に次いで3人目。球団生え抜きの到達は、85年山本以来33年ぶり。また、39歳1カ月での100勝到達は07年下柳剛(阪神)の39歳1カ月と並び球界最年長での到達となった。

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侍稲葉監督が巨人岡本に強い関心「可能性出てくる」

稲葉監督(2018年2月20日撮影)

<阪神1-10巨人>◇22日◇甲子園

 日本代表の稲葉篤紀監督(45)が巨人岡本に強い関心を示した。

 ABC(朝日放送)のテレビ中継にゲスト出演。5回に甲子園のバックスクリーン下に4号3ランを放り込むなど大暴れする姿に「素晴らしいとしか言いようがない」とうなった。解説者の下柳剛氏から「このオフに招集するんじゃないですか?」と振られ、「このまま順調に行けば、可能性は出てきます」と否定しなかった。

 20年東京五輪の主軸候補へ、21歳の若武者が鮮烈にアピールした。

阪神対巨人 5回表巨人無死二、三塁、バックスクリーン越えへ3点本塁打を放つ岡本(撮影・上田博志)

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阪神能見いざ18年シーズンへ、語った鉄仮面の秘密

ノックを受ける能見(撮影・宮崎幸一)

 鉄仮面の奥では…。阪神能見篤史投手(38)が日刊スポーツのインタビューに応じた。マウンドでは無表情を貫き、美しいフォームから右打者の内角を突く。鉄仮面の下では何を考え、腕を振っているのか。8日の中日戦(京セラドーム大阪)で今季初先発予定の左腕が明かした。

 -早くにローテーション入りを明言された

 能見 僕はそういう立場ではないかなと思って準備をしてきました。必要とされていると感じてありがたかったし、そこに応えないといけないと思っています。余裕はないですよ。毎年ですけど、出来ることは全部やっていかないといけないですから。

 -ここまでの調整は

 能見 長年やっているので、ある程度の自分の流れというか考え方というのはね。オープン戦の時期にしか出来ないこともたくさんある。それもローテが決まっていない状態だったら、出来ないことですから。

 -年齢を重ねて

 能見 若い子とは違うし怖さも知っている。試合の流れも必ずある。もう力で抑えるわけではないので、考えながらです。若い頃は少々甘めでもファウルをとれて、余裕もある。でも勢いで押せなくなった。だから共同作業。話し合いも重ねるようにしています。

 -年齢を重ねた財産は

 能見 全部試合を想定した行動になりました。あとは試合の流れというか、この回は嫌だなというのはたくさんある。悔やまれる1球もいっぱいあるから。

 -流れを察知する

 能見 これは経験しないと分からないですし、僕はすごく感性があったわけでもない。でも年々ですね。雰囲気、視野の広さ。それから試合の状況。バッターの特徴と、自分の相性。頭のなかに入っている情報、点となってるものをつなげることを考えています。

 -かなり考えている

 能見 この場面では(ヤマを)張ってこないだろうとか。ピンチになればなるほどそうです。スコアラーの方が持ってきてくれる状態のいい選手、悪い選手の情報もそう。自分の相性のいい打者、悪い打者もあるので、照らし合わせながら。本当にいっぱい要素があるので、取捨選択も大事になってくる。何を大事にするか。もう真っすぐで押せないので、緩急をつけたり、左右、前後、奥行きまで使ったりとか、確かにすごく考えるようになりましたね。

 -負の情報もある

 能見 投げるときは雑音は消したいんです。取捨選択したら、マイナス要素を持ちたくない。決めたこと以外は考えたくない。

 -表情を変えないのもマイナス要素を消すため

 能見 投げていく上で感情はもちろん必要だと思います。出してもいい。人それぞれで、でも僕は出さないようにしています。一喜一憂は出来ないから。それは僕らの仕事ではない。

 -感情は動く

 能見 もちろん。でも基本は試合が終わるまで分からない。だから本塁打を打たれて、がっくりしますけど、でも試合は終わっていない。それを特に野手には見せたくない。野手からしたら「俺ら点取らないと思ってるの?」って。

 -100勝が迫る

 能見 出来たらいいし、そこで終わりではないという気持ちもある。ただ、ここまで出来ると正直思わなかった。1人で出来るものではないですから。点を取ってもらわないと勝てない、リリーフの方の力も当然ある。いろんなものが詰まってます。でも歴史的には、普通ですよ(笑い)。200勝の半分ですからね。

 -優勝への思いは

 能見 1年目に雰囲気は経験させてもらいましたけど、そこに素直に喜べる自分もいなかった。ずっとしたいと思ってやってきましたけど、なかなか縁がないので。どれだけ周りの人が幸せになれるかというのもある。僕はとにかく元気よく投げたいですね。【取材・構成=池本泰尚】

 ▼能見が100勝を達成すれば、阪神生え抜き投手では11人目(外国人バッキー含む)で、左腕では江夏豊、山本和行に続き3人目。生え抜き投手の到達は、85年の山本以来、実に33年ぶり。能見は現在38歳10カ月。通算100勝到達の球団生え抜き投手最高齢は山本の35歳11カ月で、大幅更新が既に確定している。なお、球界最年長到達は下柳剛(ダイエー-日本ハム-阪神)の39歳11カ月。

17年9月、広島戦の初回、松山に本塁打を浴び無表情でスコアボードを見つめる能見

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張本勲氏 ヤクルトの猛練習に「長くやれば…」

張本勲氏(2017年12月撮影)

 張本勲氏が4日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。昨季96敗を喫し最下位に終わったヤクルトについてコメントした。

 巻き返しを狙うヤクルトは小川淳司監督、宮本慎也ヘッドコーチのもと、10時間を超す猛練習をキャンプで行っている。

 「長くやればいいってもんじゃないからね、スポーツは。ゴルフでもダンプいっぱい打てばうまくなるとは限らんからね。自分の理にかなった技術を身に付けなきゃダメですよ」。

 ゲストの下柳剛氏が「宮本ヘッドコーチが入ったことによってヤクルトに厳しさが入ってきた」とコメントすると「しかし小川監督はやりにくいかも分からんね。次(の監督)は宮本だって、みんな知ってるからね。選手は宮本の方に向きがちになるんじゃないかという心配はあります。だから2人でよく相談しながら戦ってもらいたい」と張本氏。下柳氏は必死に笑いをこらえていた。

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張本勲氏「米国の良いところを見習ったのは初めて」

張本勲氏(2017年12月撮影)

 張本勲氏が4日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。今季から規則が緩和される投手の「2段モーション」についてコメントした。

 「初めてじゃないかな。アメリカの良いところを日本が見習ったのは。今まで9割方ね、悪いところばかり見習っている」。

 このルール改正は米国基準に合わせたもので、ゲスト出演した下柳剛氏は「これで投手有利になると思う。打率は下がり、防御率は良くなる」と解説していた。

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07年中村紀洋2月に中日テスト/オファー待ちメモ

バッティングセンターで打撃練習を行う元楽天の中村紀洋(10年11月21日撮影)

 巨人を自由契約になった村田修一内野手(37)が7日、神奈川・厚木市内のグラウンドで始動した。いまだ今季の所属が決まらない状況だが「声がかかったらいつでも行けるように」と例年通りに自主トレを開始した。今オフ中の現役引退は完全否定。プレーする場所はNPB球団を最優先した上で独立リーグを含めオファーを待つ姿勢を示した。

<最近のおもなオファー待ち>

 ◆大村直之 34歳の10年オフにオリックスを戦力外に。通算1865安打を記録していたが、獲得する球団はなかった。

 ◆中村紀洋 07年1月にオリックスとの契約が合意せず自由契約に。同2月に中日キャンプに呼ばれ、テストを経て育成枠で入団した。10年オフには楽天を戦力外となって自主練習を続け、11年5月23日に横浜入団が決まった。

 ◆今岡誠(現真訪) 09年に阪神を戦力外になり、12球団合同トライアウトを受けた。10年2月にロッテキャンプのテストで合格。

 ◆下柳剛 11年に阪神の戦力構想から外れ自由契約。12年2月、楽天キャンプのテストで合格。

 ◆松中信彦 04年3冠王。他球団での現役続行の道を探るため15年にソフトバンクを退団。16年2月に自ら入団テストを売り込むも応じる球団はなく引退。

 ◆川上憲伸 9月に右肩の手術を受けた15年、中日を自由契約に。現役続行を目指したが17年3月に引退表明。

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阪神松田、広島勢人気にメラメラ「来年盛り上げる」

プロ野球長崎県人会の野球教室に参加した後列左から西武水口、永江、阪神松田、江越、広島大瀬良、今村、阪神OB下柳氏(撮影・酒井俊作)

 阪神松田が同郷の広島勢に闘志メラメラだ。

 26日、プロ野球長崎県人会の野球教室で、ひときわ声援が大きかったのは広島大瀬良、今村だった。終了後も2人の周りに輪ができた。まだ人気の差は歴然。それだけに「子どもはすごく素直。来年は(江越と)阪神の2人が呼ばれたときに、盛り上がるような選手になって帰ってきたい」と気合だ。今季は26試合登板で防御率5・05だった。故郷長崎の大先輩、下柳剛氏(49)も「チャンスは減る。若いヤツがどんどん出る。しっかりやってほしい」とエールを送った。

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広島今村ら地元長崎で野球教室「野球好きになって」

プロ野球長崎県人会のレクリエーションで子どもたちに囲まれる広島今村(撮影・酒井俊作)

 プロ野球長崎県人会のイベントが26日、長崎・雲仙市内で行われた。広島大瀬良、今村、阪神江越、松田、西武水口、永江がユニホーム姿で参加。同県出身で阪神などで活躍した下柳剛氏(49)やロッテ堀幸一2軍打撃コーチ兼育成担当(48)のほか、元西武の貝塚政秀氏(43)も盛り上げた。

 午前中は、野球教室で触れ合い。小佐々町(現佐世保市)生まれの今村が「これから、もっと野球選手が増えるよう、毎年、こういう機会をもらって、やっていこうと思います。皆さん、もっともっと野球を好きになってください」と呼びかけた。島原市生まれの松田も「地元の子どもと野球で触れ合うのはオフしかない。大事な機会。すごく元気をもらいました」と笑顔を見せていた。

プロ野球長崎県人会の野球教室に参加し、キャッチボールを行う広島大瀬良(撮影・酒井俊作)

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福留さんダメ出し役になって…阪神新社長が異例要請

契約更改を終えて会見する福留(撮影・加藤哉)

 キャプテンが新社長とタッグ!! 阪神福留孝介外野手(40)が11日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1000万円減の推定年俸2億2000万円でサインした。12月1日に就任したばかりの揚塩健治球団社長(57)が同席する異例の展開。来季もキャプテンを継続するが「社長にダメ出しOK」のお墨付きも与えられた。戦う現場とフロントが一体化し、来季は悲願の日本一を目指す。

 契約交渉の席に揚塩球団社長の姿があった。キャプテン2年目に入った福留と膝を突き合わせる。12月に就任したばかりの球団社長は、ナインを束ねるベテランと40分近く話した。

 同席が異例なら、席上の発言も異例だった。「私から発信することが現場としてそぐわなければ、キャプテンとして『違うんじゃないですか』と言ってください」。社長自ら、異論をいとわないと胸襟を開いた。「ダメ出し」をOKしたのには理由があった。

 揚塩社長 フロント、チームが一体となって優勝、日本一へ一緒に頑張りましょう。(社長にもの申すのも)キャプテンとしての責任と権限があるんです。

 福留はあくまでも自然体だ。こう返答したという。「全部、自分が引っ張るわけじゃないです。ベテランの人と一緒にチーム全体を引っ張ろうと思います」。昨オフ、鳥谷からバトンを託される形でキャプテンを引き受けた。今年11月には、金本監督から続投を伝えられた。この日も福留は「(目標は)優勝です。それしかない。鳥谷、能見、上の選手が口に出してくれている」と力を込めた。

 ベテランが率先して、若手にあるべき姿を示していく。その方針は揚塩社長の思いと重なる。「チームを引っ張る手法は、こちらの期待している形でした」。スタンスは一致していた。

 福留 社長に、どんどん言ってくださいと言葉を頂きました。阪神という組織の中で、全体で優勝、日本一という大きな目標に向かってやっていけたらいい。

 今季は93試合、4番に座り、打率2割6分3厘、18本塁打だった。クライマックスシリーズでは公式戦3位のDeNAに敗退。それだけに口調は熱を帯びる。

 福留 最後、勝てなかった。レギュラーシーズンもそうですけど、クライマックスに行って勝ちきれなかったことが悔しい。1つのボール、1つの勝ちに対して、そういう執念が、まだまだ足りないのかな。

 チームを前進させるため。新社長お墨付きのキャプテンシーを発揮し、果敢に頂点を狙う。【酒井俊作】

<過去の意外な球界契約更改交渉>

 ◆タコ漁師になります 92年のオリックス佐藤和弘は、起用法の不満から引退を決意。一時は兵庫・明石市で底引き網のタコ漁師となる決心を固めた。その後わびを入れ、200万円減の1000万円で更改。

 ◆大声料 オリックス下山真二は05年、ベンチでヤジを飛ばし過ぎ、喉のポリープを手術。ムードメーカーぶりが評価され300万円増の1880万円を勝ち取った。

 ◆犬手当 03年阪神Vの立役者となった下柳剛は、2年総額3億円の好条件に加え、愛犬「ラガー」君の面倒を見るという提示に納得。FA宣言した上で残留した。

 ◆エコ査定 阪神の関本賢太郎は08年7月25日中日戦で、甲子園のお立ち台から「ゴミは持ち帰ってください!」。これにより試合後のゴミは激減。異例の貢献が認められ3500万円増の8500万円でサインした。

<阪神の主な主将>

 プロ野球創成期にコーチはほとんどおらず、主将が監督の補佐役だった。初代主将の松木謙治郎は、37年春に首位打者と本塁打王の2冠。39年は助監督も兼ねた。元祖ミスタータイガース藤村富美男、後の日本一監督吉田義男も主将を経験。近年では06年に赤星が務め、12年には投手で藤川、野手で鳥谷の2人が就任している。

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広島投手陣ビックリ「下柳流」取り入れ飛躍/コラム

10年阪神春季キャンプ ブルペンでピッチングする下柳

<酒井俊作記者の旬なハナシ!>

 生え抜き中心の強いチームを作ってきた王者の秘密に迫るべく「阪神目線」から、セ・リーグを連覇した広島の日南キャンプと日本一に輝いたソフトバンクの宮崎キャンプに潜入してきました。第2回は広島の投手編です。昨季の優勝に導いた黒田博樹氏が引退し、今年は「黒田の穴」が不安視されましたが、薮田が15勝、岡田が12勝を挙げ、連覇に貢献しました。若い投手が続々と台頭した背景には、進取の精神に富むチームカラーがありました。

 ◆◆◆◆

 久しぶりに宮崎・日南の夜はご当地名物の「地鶏の炭火焼き」に舌鼓を打ち、さわやか風味の芋焼酎「飫肥杉(おびすぎ)」でノドを潤す。ほろ酔いしつつ、デスクの指令が脳裏から離れない。「なぜカープが強いのか。阪神との違いを投打で検証せよ」。なかなか難題だろう。今季、先発、救援ともに防御率は阪神の方が良く、層の厚さで阪神が広島を上回るからだ…。

 頭を抱えながら、2日目は広島キャンプのブルペンに潜入した。「カープらしさ」に迫るはずが、意外や意外、阪神でも見た光景があった。目の前で大瀬良大地が130球の熱投だ。だが、もっと目を引いたのは隣の若手投手たちだった。

 大瀬良も視界に入っていたのだろう。投げ終わったあと「アレ、(同郷の)下柳さんにも、やってみればと言われたんです。畝さんに話して春のキャンプでやれればと思っています」と興味を隠さない。奥では、今季、先発でプロ初勝利など5勝した中村祐太と5年目の辻空が交互に投げていた。20球投げた後、隣の屋内練習場で休憩のキャッチボールを挟むと、再びブルペンで20球ほど投球。それを3度、4度と繰り返す。

 懐かしい。阪神で05年に15勝を挙げるなど、黄金期を築いた下柳剛が行っていた「インターバルピッチ」を広島が秋季キャンプメニューに採り入れていた。数年前から取り組むという。畝龍実投手コーチは「実戦を想定したもので、イニングを重ねていくなかでね。(投球の)入り方とかも勉強になる」と言う。畝はコーチに就く前、21年間、スコアラー一筋だった異色な球歴だ。当時、下柳やヤクルト館山昌平が、この練習を行うのを見ていたという。「ずっといい練習だと思っていたんだよね」。下柳の場合、ブルペン投球の合間にダッシュを挟み、顔を引きつらせながら激走していた。ライバルのいいところを盗む、柔軟な思考がある。一流投手が個人で取り組む練習を広島はチームのメニューとして採用した。

 今季、先発で15勝を挙げた薮田和樹も飛躍につなげた1人だ。昨秋キャンプで15球を4セット、60球投げた。「去年、初めてやったのですが自分もその方がいい。ダメな時にそのまま投げてもいいけど『次の15球で』と思って投げるほうが試合のなかでの修正能力も高まる」。試合で一気に60球を投げることはない。休憩を挟みながら、球数を重ねていく。あえて投球しない「間隔」を作り、より実戦に近い練習に近づける。

 16年限りで黒田博樹が引退し、開幕前、先発は「黒田の穴」が懸念された。埋めたのは薮田や12勝の岡田明丈だった。薮田はブレークの一因に「投げ込み」を挙げる。「意識して球数を増やして、納得がいくまで投げたのは去年の秋がプロに入って初めて」。肩や肘に不安を抱えてきたが、故障を恐れず負荷をかけた。

 「なるべく同じところに続けて投げろ。続けられたら、今度は(中に)入らないように意識しろ」

 黒田から聞いたブルペンでの注意点だ。投げ込んでテークバックの小さい投げ方を身につけ、四球で崩れる悪癖が消えた。野手の11カ所打撃、そして、この日のブルペン。前途有望な若手が育つ土壌があった。広島が重視するのは「実戦力」だ。そこにトコトン、フォーカスして猛練習する。(敬称略)

秋季キャンプ初日にブルペン投球する広島薮田

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市西宮・山本拓実完封、関西NO1の本領発揮/兵庫

5回を無失点に抑えた市西宮・山本(撮影・前田充)

<高校野球兵庫大会:市西宮7-0県伊丹>◇16日◇2回戦◇明石トーカロ球場

 最速147キロのプロ注目右腕、山本拓実投手(3年)を擁する市西宮が好スタートを切った。先発した山本は「今日は力まないことがテーマ。ランナーがいないときは7、8割の力」と打たせて取るピッチングで、4回まで無安打。8回無安打完投の昨夏に続く、ノーヒットノーランが期待されたが、5回2死で真ん中に入った直球を左前に運ばれた。

 「少し力んでしまった」。夏初めての被安打に唇をかんだが、後続を右飛に打ち取り、詰めかけた8球団のスカウトにアピールした。この日は140キロ台を連発し、最速は146キロ。「初戦が一番難しいけど、しっかり投げてくれた」と吉田俊介監督(32)。広島の鞘師(さやし)智也スカウトからも「完成度が高く、現時点では満点。関西NO・1」と絶賛された。

 筋金入りの野球好きだ。3歳から始め、テレビで見た阪神桟原将司や下柳剛のフォームをまね、幼稚園から帰ると毎日ボールを壁に当てて遊んだ。家族と公園に行けば、大教大時代に近畿1部リーグで首位打者にも輝いた父勝三さん相手に、何時間も野球ゲームで遊んだ。今も野球への気持ちは変わらず、「自分が好きな野球で負けたくない」とマウンドに立つ。

 同校の女子生徒は1949年(昭24)の夏の甲子園から「プラカード嬢」を務めている。野球部にとっては54年ぶりの聖地での“アベック出場”が最大の目標だ。3回戦は18日、長田と対戦する。山本は「今日は全てのボールが思ったコースに行ったわけじゃない。反省点もある」と引き締めた。近くて遠い甲子園。でも今年は、本気で狙えるだけのエースがいる。【中島万季】

 ◆山本拓実(やまもと・たくみ)2000年(平12)1月31日、兵庫・宝塚市生まれ。3歳から野球を始め、仁川小1年から仁川ユニオンズに加入。宝塚一中では兵庫タイガースに所属し、主に内野手。高校で投手に転向し、1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒5。167センチ、70キロ。

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阪神OBの桧山氏らがプロアマ交流で大学生指導

阪神OBによる冬季特別トレーニング2017が行われ、桧山氏(左)らが指導を行った(撮影・宮崎幸一)

 プロアマ交流の一環としてプロ野球OBが大学生を指導する「冬季特別トレーニング2017」が29日、甲子園球場の室内練習場で行われ、桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)、下柳剛氏、関本賢太郎氏ら阪神OBが関西地区を中心に西日本各地から集まった87人の大学生に指導を行った。

 桧山氏は「バットの芯に当てることだけが狙いではない。たとえ詰まっても外野の前に落とすなど安打になる方が重要」などとプロらしい考え方、テクニックなどを指導していた。

プロアマ交流の一環として大学生を指導する桧山氏(左)(撮影・磯綾乃)

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阪神福留主将、仕上がり順調!40歳アニキ超えだ

自主トレを公開した福留(撮影・宮崎幸一)

 新キャプテンの阪神福留孝介外野手(39)がアニキ超えに臨む。21日、甲子園球場の室内練習場で自主トレを公開。金本知憲監督(48)が08年の40歳シーズンに記録した打率3割7厘、27本塁打、108打点の打撃3部門を上回る活躍を誓った。また、今春キャンプでは若手を交えた「福留会」の開催も予告。虎の新アニキが、チームを12年ぶりのリーグVに導く。

 約50メートルのキャッチボール。受け手の今成に向けて冗談が飛び出す。「四十肩、調子いいやろ!」。福留の明るい表情が、順調な仕上がりを物語っていた。年末年始は米国ロサンゼルス、ハワイで例年通り、走り込みに特化。土台をしっかりと作り、これからバットを握る準備に入る。「自分がやってきたやり方を貫いて。信用してやる」。今季もぶれない調整法だ。

 不惑の道を歩みだす福留には身近なお手本がいる。「鉄人」と評された金本監督だ。金本監督は08年の40歳シーズンに打率3割7厘、27本塁打、108打点を記録。4番打者としてチームをけん引した。打者のタイプこそ違うが、チーム随一の勝負強さは2人が共通している点。絶大な存在という意味でも重なる。

 本塁打&打点はキャリアハイにも近い数字だが、選手である以上は高い目標に向かう。福留も「ユニホームを着ている以上は、常に上を目指すし、いいものを出したい。そこを目指してやります」と「鉄人記録」を意識。寄る年波をはね返すように、強烈な打球で虎ファンを沸かすつもりだ。

 ユニホームを脱いでも「アニキ」になる。新主将として臨むキャンプではグラウンド以外でも、来るもの拒まずの方針だ。投手、野手関係なく若手、中堅に声を掛けて食事に連れ出す。「キャンプ中のことなので技術的なこともそうだけど、頭も使ってほしい。書いといてよ! 断ったら…って!(笑い)」。悩める若手の相談役にもなる。

 「僕よりも上の方もいるし、みなさん元気ですから。そういう意味では僕自身も若い選手に負けないようにね。やれたらいいなと思う」。北條、高山ら若手が台頭する金本阪神のなかで「C」マークをつけた福留の存在がカギになる。12年ぶりのリーグ優勝へ。この男が中心になることは間違いない。【桝井聡】

<40歳以上で活躍した主な選手>

 ◆阪神では 金本知憲は40歳の08年に144試合出場、打率3割7厘、27本塁打、108打点。このシーズンで通算2000安打も達成した。また、40代での出場675試合、544安打はプロ野球最高、シーズン全試合出場3度は唯一。他に40歳でプレーしたのは投手が若林忠志(48年)野村収(86年)下柳剛(08年)で、野手は藤村富美男(56年)真弓明信(93年)広沢克実(02年)矢野輝弘(09年)桧山進次郎(09年)がいる。

 ◆セ・リーグは 大野豊(広島)は97年に42歳で防御率1位(2・85)となり史上最高齢でのタイトル。山本昌(中日)の06年阪神戦での41歳ノーヒットノーランはプロ野球最高齢。

 ◆パ・リーグは 門田博光(南海)は40歳の88年に44本塁打、125打点で2冠を獲得。村田兆治(ロッテ)は右肘手術から復活。89年には40歳で防御率1位(2・50)。工藤公康(西武ほか)は47歳シーズンまで投げ続け、40歳以上での153試合登板はプロ野球最多。

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阪神松田に下柳氏から厳しい言葉 ケガは恥ずかしい

ストラックアウトで盛り上がる松田(撮影・梅根麻紀)

 長崎・島原市出身の阪神松田が長崎・長与町で行われた「プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」に参加し、阪神OBで同県人会会長の下柳剛氏から厳しい言葉をかけられた。

 今年は1軍でキャンプインしたが、2月5日に右肩痛を訴えて離脱。シーズンは22試合で防御率1.00と奮闘したが、春先の出遅れが響いた。下柳氏は「キャンプ中のケガはプロとして恥ずかしい」とズバリ。松田は「ケガをすると舞台に立てない。1年間やったことがないので、まずはそこを目指したい」と意気込んだ。

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阪神江越、30発打って糸井に勝て!下柳氏がハッパ

子どもたちに打撃フォームを指導する江越(撮影・梅根麻紀)

 阪神江越が26日、長崎・長与町で行われた「プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」に参加。阪神OBで同県人会会長の下柳剛氏から「糸井が来たから何なの? という気合を見せてほしい。足と飛距離はピカイチ。(本塁打を)30本クラスは打てる力は持っている」とハッパをかけられた。

 金本監督はセンター糸井を明言しており、右翼福留と外野のポジションはすでに2つが固まっている。「状況的には厳しいですけど、勝負しないと先がない」と言い聞かせるように話した。

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阪神江越&松田、地元長崎で野球教室 下柳氏も指導

子どもたちに優しく打撃フォームを教える江越大賀(撮影・梅根麻紀)

 長崎県出身の阪神江越大賀外野手(23)、松田遼馬投手(22)が26日、長崎・長与町で開かれた「プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」に参加した。野球教室には県内から22チーム、約200人の野球少年が参加。阪神OBで県人会会長を務める下柳剛氏(48)が中心でマイクを握り熱心に指導した。

 途中から雨脚が強くなり体育館に場所が移されたが、小学生は憧れのプロ野球選手との交流に大喜び。江越は「1年に1度ですけど、長崎の小学生と触れ合うことができるとてもいい機会です」と笑顔で話した。

野球指導を終え、ストラックアウトで子どもたちと盛り上がる松田遼馬(撮影・梅根麻紀)

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先発転向の広島大瀬良、下柳氏から極意学びたい

広島ハワイV旅行で、ダイヤモンドヘッドをバックにキャッチボールする大瀬良(5日、撮影・池本泰尚)

 下柳氏の鉄腕イズムを吸収するぞ。広島大瀬良大地投手(25)がマツダスタジアムで筋力トレーニングなどを行い、年内の広島自主トレを打ち上げた。今後は故郷長崎を拠点に自主トレを続け、26日は同県人会に参加。4度目の同会では大先輩の下柳剛氏(48)からヒントをもらう考えだ。

 4年前は、現役時代の下柳氏が試合中にグラブをたたきつけて怒ったイメージが強過ぎて、声をかけられなかった。「(でも今は)何度も話をさせてもらっているので、どんどん聞いて引き出しを増やしたい」。下柳氏は先発&中継ぎで大活躍。来季先発に再転向する右腕はその極意を学ぶ。

 今季は日米通算203勝の黒田博樹氏に助言をもらい、年明けはドジャース前田と3年連続合同自主トレを予定。「いろんな方に話を聞くことが大事」と貪欲で、今度は元虎の鉄腕を質問攻めにする。【前原淳】

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阪神能見サンタが誓う 2桁勝利で玩具100万円分

園児たちとふれあう能見(撮影・河南真一)

 能見サンタが子どもたちのためにレジェンド級の活躍を誓った。阪神能見篤史投手(37)が13日、兵庫・西宮市内の学文殿保育所を訪れて玩具をプレゼントした。14年から1勝につき10万円分の玩具を本拠地の兵庫・西宮市、出身の豊岡市にある児童福祉施設や保育園に贈る活動を継続。今季は8勝を挙げて80万円相当のおもちゃを各所にプレゼントした。

 勝ち星によって玩具の数が変動するだけに「(2桁勝利は)先発投手として1つの目安。同じ38歳よりは若いんで頑張るよ」。視界にあるのは、2年ぶり2桁勝利。38歳以上の2桁勝利となれば、阪神では若林、下柳に次いで3人目。引き締まった体を見れば、軽々とやってのけそうだ。

 子どもたちからはお礼にクリスマスソング「あわてんぼうのサンタクロース」を贈られて、優しい笑みを浮かべた。「こうやって触れ合う機会があって、阪神タイガースのこともみんな知っていてくれてうれしい。僕も子どもがいるけど、どこも一緒で元気。活力になります」。来季は100万円相当のおもちゃを贈ることが1つの目標だ。【桝井聡】

 ▼阪神で38歳となるシーズンに2桁勝利を挙げた投手は、06年下柳剛(12勝11敗)がいる。下柳は40歳まで2桁白星を続けた。若林忠志は38歳時は4勝止まりだったが、39歳から41歳まで2桁星を挙げた。

 ▼能見は6シーズン連続完封勝利中。阪神在籍中の記録では、村山実13、小山正明10、江夏豊9、梶岡忠義8、若林忠志6がある。

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金本監督快勝 下柳氏との3打席対決で右前安打

下柳臨時コーチとの3打席真剣勝負で右前安打を放った金本監督(撮影・加藤哉)

 阪神金本知憲監督(47)が下柳剛臨時投手コーチ(47)との3打席対決に快勝した。

 宜野座キャンプ初の紅白戦前、現役時代の懐かしいユニホーム姿で3打席の真剣勝負。初打席は初球を打って三飛に倒れたが、2打席目はカウント2-2からの5球目を引っ張り右前打。3打席目は右翼への痛烈なライナーに終わるも、3打数1安打で、事前の約束通り野手の個別練習が免除になった。

 対決前には2人とも宜野座ドームにこもって入念にウオーミングアップを行い、勝負に臨んだ。下柳コーチの球を受けたのは矢野バッテリーコーチ。対決を終えた下柳コーチは「完全な調整ミスです。バッティングピッチャーで投げすぎた」と苦笑いも「矢野コーチが受けてくれたのは懐かしかったし、監督とは(現役時代に)対決することはめったになかったけれど、楽しかった。楽しめました」と笑顔で振り返った。

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金本監督vs下柳臨時コーチ 3打席対決の行方は?

 阪神金本知憲監督(47)vs下柳剛臨時投手コーチ(47)の3打席対決が、今日11日に開催される。

 宜野座での紅白戦前の前座で、捕手は矢野作戦兼バッテリーコーチ。守備は現役選手が務めるが、遊撃は金本監督のリクエストで、07年横浜での“下柳グラブ投げ事件”の当事者、田中秀太スカウトだ。

 金本監督が勝てば当日の野手陣の個別練習が免除。下柳コーチが勝てば投手陣の個別練習が免除。キャンプ中のブルペン投球や打撃投手で肩を作った下柳コーチを、「オレもこっそりバットを振っている」金本監督がどう迎え撃つか。

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阪神下柳臨時コーチ、金本監督とガチ勝負へ実戦練習

特打で打撃投手を務めた下柳剛臨時コーチの球を打つ上本博紀(撮影・宮崎幸一)

 阪神下柳剛臨時投手コーチ(47)が11日の金本知憲監督(47)との対決に向け、実戦練習を開始した。

 8日、沖縄・宜野座のメーン球場で上本を相手に打撃投手を務め、89球を投げた。11日予定の紅白戦開始前、監督との3打席対決。金本監督の勝ちなら野手陣が、下柳臨時コーチが勝てば投手陣の同日の個別練習が免除になる。

 責任の重さをかみしめるように、上本に力のこもった球を投げ込み「あいつに投げていたんで、力が入ったわ」と苦笑い。上本も「すごい球でした」と感謝していた。

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金本監督VS下柳臨時コーチ練習免除かけ3打席対決

11日、紅白戦の前座で対決する金本監督(右)と下柳臨時コーチ

 阪神金本知憲監督(47)が沖縄・宜野座キャンプ初休日の5日、下柳剛臨時投手コーチ(47)と3打席対決すると明かした。11日予定の紅白戦開始前。金本監督が勝てば野手陣が、下柳コーチが勝てば投手陣が同日の個別練習が免除となる。捕手は矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(47)が務め03、05年優勝の同学年トリオが勢ぞろい。超変革なファンサービスになりそうだ。

 金本監督がサプライズで夢対決プランを明かした。キャンプ初休日の読谷村の宿舎。「催し物があるみたいだね。コーチと話しているうちに決まってしまったんだ。シモは真剣勝負だと言っているよ」と笑った。

 宜野座でキャンプ初の紅白戦が予定される祝日11日の試合前。下柳臨時投手コーチがマウンドに立ち、金本監督が打席で迎え撃つ3打席対決が実現する。しかも捕手は矢野作戦兼バッテリーコーチだ。03年&05年の優勝を導いた同学年トリオが勢ぞろいしての真剣勝負。もちろん入場無料でファン待望の超お宝イベントになることは間違いない。

 ルールも公式戦さながらだ。カウント0-0からのプレーボールでもちろん変化球も交える。ただし、打者は3割打てば一流と言われる状況も踏まえ、金本監督が3打席で1本でもヒットを打てば勝利となる。一方で下柳コーチも現役選手を守備に就かせてヒットゾーンを狭め、エラー出塁はアウトに数える。「田中秀太(スカウト)にショートをやらせようか?」。金本監督は07年の下柳グラブ投げ事件の当事者を出してジャブを放ったが、果たして下柳氏が受けるかどうか。

 金本監督が勝てば、同日の紅白戦後に組まれている野手陣の個別練習が免除になる。下柳コーチが勝てば、投手陣の個別練習が免除になる。まさに監督、コーチのメンツをかけた本気の戦いで、選手の応援合戦も含めたヒートアップは間違いない。4日の練習後にブルペン投球も行った下柳コーチに対して監督は、「キャンプで自分のキャンプを張っとるな」と苦笑い。「俺はやっても秘密練習だよ」とジャブを打ち続けた。

 金本監督が12年の引退後打席に立つのは、ザ・プレミアム・モルツ球団の2試合と今年1月に行われた名球会イベントの計3試合。「(名球会で)ヒット打ったと言うても125キロぐらいやからね。(引退して)4年目やで。(横田の)手本になるような打ち方はできないよ」とさすがにドキドキ感もあるようだ。「でもいいんじゃない? 小さなファンサービスで」。選手対抗の運動会リレーなど、あの手この手でキャンプを盛り上げるアイデアマン監督。あとは当日の晴天を祈るばかりだ。【松井清員】

<金本VS下柳>

 ▼「金本VS下柳」は、95年と99年のオープン戦までさかのぼる。95年は3月26、27日のダイエー-広島戦(福岡ドーム)で、ダイエー下柳は26日は6回に2番手で、27日は9回に5番手で登板。広島5番左翼でフル出場の金本は26日の対戦は四球、27日は左飛だった。99年は3月14日の広島-日本ハム戦(呉)で、移籍4年目の下柳が2番手として7、8回を投げ、6番左翼の金本は7回先頭で結果は遊失。対決は通算2打数無安打1四球。

 ▼2人がセとパに分かれていた02年までは、交流戦も行われていなかったため公式戦の対決はない。下柳が楽天に移籍した12年も、オープン戦、公式戦とも対戦なし。

 ▼オールスター戦で2人がセとパの代表として戦ったのは97、01年。下柳は各年1試合ずつ登板したが、金本との対戦はなし。

 ▼ともに阪神の9年間は春季キャンプの紅白戦に下柳が登板しても、金本が調整途上のケースが多く、対決は見られなかった。

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阪神下柳臨時コーチ「みんないい球」藤浪ら指導

藤浪(左)にアドバイスをする下柳剛臨時コーチ(撮影・宮崎幸一)

 阪神OBの下柳剛氏(47)が1日、沖縄・宜野座キャンプの臨時コーチを務めた。ブルペン投球する投手に積極的に声を掛けたほか、藤浪とはフィールディングに関して意見交換していた。

 なかでも、プロ6年目の榎田大樹投手(29)に技術指導。近年は不振が続いており「1年目の時を知っているので、よくなって欲しい」と親身になっていた。榎田も「僕のクセは前(一塁側)をのぞいて、突っ込んでしまう。球を上から見て投げられるように」と言い聞かせる。始動前に構えたとき、上体が一塁側に傾く悪癖を指摘されたようだ。

 下柳氏は「(臨時コーチとして)初めてのことが多いので。みんないい球を投げているよ」と振り返っていた。

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阪神福原は新伝説になる「40代タイトル」狙う

自主トレを公開し甲子園の階段を上る阪神福原(撮影・加藤哉)

 石仏魂、継承だ! 今季プロ18年目を迎える阪神福原忍投手(39)が13日、甲子園球場で自主トレーニングを公開した。今年12月に40歳を迎える福原だが、まだまだ元気いっぱい。史上5人目となる40歳シーズン以降でのタイトル獲得へ、米大リーグ・カージナルス入りした元同僚・呉昇桓投手(33)のタフネスぶりを継承する構えだ。

 冬の陽光が差す甲子園でキャッチボール、ランニングで体を動かした福原は元気いっぱいだ。「40歳になるからといって特に何も変わっていませんね。食事の量とかも同じ。トレーニング自体はいつやってもしんどいですけどね」。笑顔で話した。

 そんな福原が“秘話”を明かしたのは2年間阪神に在籍し、カージナルス入りが決まったばかりの呉昇桓投手(33)についてだった。賭博を巡る問題が取り沙汰されていた昨年末に、呉昇桓とともに2年間在籍していた通訳を通じ、連絡を取ったという。

 「心配というか『大丈夫なのか』とかいう程度ですけどね。阪神にいてくれればよかったけど、メジャーで頑張ってほしい。そのうち(米国に)招待してもらおうかな」。元同僚の転身を歓迎した。

 呉昇桓については特別な思いがある。韓国のセーブ記録を持って14年に阪神入りした呉昇桓だったが、気取ったところはまったくなく、福原らに積極的に質問してきたという。

 「あれほどの存在でも少しでも野球がうまくなりたいという気持ちが伝わってきましたね。タフさというか動じない精神的な強さもすごかった」。韓国では「石仏」とも称されたタフぶりに福原自身、感じるところがあったようだ。

 カ軍のチーム事情でセットアッパーを務める方向の呉昇桓に対し、福原も負けてはいない。昨季まで2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝き、今季達成すれば3年連続の偉業に加えて、大きな意味がある。40歳シーズン以降でタイトルホルダーになったのは過去4人だけ。阪神ひと筋の右腕が仲間入りすれば新たなレジェンドの誕生となる。

 おまけに今季は新加入のマルコス・マテオ投手(31)の状態次第では抑えの仕事を要求される可能性すらある。だが福原はこれにも動じていない。

 「言われたところでしっかり投げられるようにしたい。先発以外はね(笑い)。1試合1試合、投げていって結果としていいものが出れば」。金本監督に投手キャプテンに指名されたベテランは、じっくりとシーズンを見据えている。【編集委員・高原寿夫】

 ◆タイトルホルダー年長記録 プロ野球最年長は、97年に42歳の大野豊(広島)が獲得した最優秀防御率(2・85)。42歳での規定投球回到達もプロ野球最年長。なお阪神で、44年に36歳の若林忠志が最優秀防御率(1・56)、05年に37歳の下柳剛が最多勝(15勝)を獲った例がある。ちなみに、97年大野は23試合登板すべてが先発。89年村田兆治(ロッテ)も22試合すべてが先発で、40歳シーズン以上で救援部門タイトルを獲得した選手はいない。

<福原が今季達成可能な年長記録>

 ◆セーブ 自身が持つ球団最年長記録「38歳4カ月」を更新(15年5月23日DeNA戦)。

 ◆HP(ホールドポイント) 自身が持つ球団最年長記録「38歳9カ月」を更新(15年10月2日ヤクルト戦)。

 ◆2桁HP 満40歳以上シーズンでは球団初。到達すれば14年に44歳の斎藤隆(楽天)が10HP挙げて以来、プロ野球6人目。

 ◆最優秀中継ぎ投手 自身が持つプロ最年長39歳シーズンを更新。また、3年連続ならプロ野球初。

 ◆50試合登板 満40歳以上シーズンではプロ野球初。なお、福原は昨年まで5年連続で50試合登板。今季も継続し6年連続となれば球団最長(5年連続はほかに小山正明56~60年、伊藤敦規97~01年)。

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阪神江越にOB下柳氏からノルマ、4倍増20発指令

野球教室に参加した子どもと握手する阪神江越(撮影・桝井聡)

 来季プロ2年目を迎える阪神江越大賀外野手(22)が、20発ノルマを課せられた。25日、長崎・波佐見町で開かれた「プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」に参加。阪神OBで県人会会長を務める下柳剛氏(47)から「(本塁打を)20本ぐらいは頑張れ」とハッパをかけられた。

 来春キャンプの阪神臨時コーチを務める下柳氏が、厳しい視線を向けたのは投手ではなく、今季5本塁打だった野手の江越だ。

 下柳氏 レギュラーを取ってほしい。ホームランも2桁じゃなく、20本ぐらいは頑張ってほしいよ。

 11月にプロで初めて契約を更改した江越は、来季目標を「2桁弾」と「打率2割5分以上」としていたが、親心から出た先輩のノルマに納得。すぐに目標を「20発以上」に上方修正だ。

 江越 僕も来年が勝負だと思っていますから、監督が変わって、いい印象を与えられるように、出来るだけたくさん打ちたい。頑張ります。

 子どもたちの輝く目にも刺激を受けた。この日は県内16チーム、192人の小学生が参加した。野球教室では、3球勝負の本塁打競争でフルスイングを披露。飛びにくい軟式球で推定100メートルの本塁打を放つなど、子どもたちの目線をくぎ付けにしていた。

 江越 僕たちプロ野球選手を目標にしてやってくれている。何かヒントになったならうれしいですね。

 20発以上放っての里帰りとなれば、さらに盛り上がることも間違いない。地元のスターが大きくなって帰ってくる。【桝井聡】

 ▼阪神の打者が来季20本塁打すれば、今季の福留20本に続いてとなる。生え抜き日本人選手では、09年鳥谷20本以来7年ぶり。プロ入り2年目以内に限ると、81年岡田(2年目)の20本以来、35年ぶり。

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達川、赤星氏ら111人参加 アマの資格回復研修会

広島県内の全高校の指導を目指し、資格回復の研修会に参加した達川光男氏(撮影・堀まどか)

 プロ野球経験者が学生野球指導者になるためのアマ側の資格回復研修会が19日、大阪府吹田市内で行われ、元広島の達川光男氏、元阪神の赤星憲広氏、下柳剛氏ら、プロ側の研修を受講した111人が参加した。

 1日目は体罰の禁止、安全対策など6講座、約6時間の講義が行われ、赤星氏は「指導者としてのスキル向上が試されますね」と感想を口にした。

 広島の黄金時代を支えた捕手の達川氏は「資格を取って互いに気持ち良く教えたり、教えられたりしたらいい。希望としてはキャッチャーの面白さを教えたい」と話した。

 研修会は20日まで行われ、来年2月の適性審査を経て資格回復が認められる。

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